「ジョージ・ジェンセン
(GEORG JENSEN)」はデンマークの
シルバーウェアメーカーです。
創業当初はシルバーウェアが中心でしたが、
現在ではジュエリーや時計など
様々なものを扱っています。
創業者であるジョージ・ジェンセンは、
1866年にデンマークのロヴェールの
ナイフ研ぎ師の家に生まれました。
小さいころから
彫刻家になることに憧れていた彼は
14歳から銀細工を学び始め、
18歳の時にはアンデルセン金細工ギルドの
見習い期間を終え、
デンマーク王立芸術アカデミーに入学すると
夢だった彫刻を学びました。
1892年にアカデミーを卒業すると、
多くを学んだ彼が制作した作品は
良い評価を得ましたが、
芸術家として活動していくには厳しく、
数年後には応用芸術に目標を切り替えます。
陶器制作にも挑戦しますが、
後に銀細工師兼デザイナーとして活動を始め、
ナイフやフォーク、皿、ポット、花瓶などの
テーブルウェアを制作するようになりました。
そして1904年には
コペンハーゲンに小さな工房を設立します。
これが現在の
「ジョージ・ジェンセン」の始まりです。
工房設立後には、当時流行していた
アールヌーヴォー風の作品を制作し、
それが人気を博し
「ジョージ・ジェンセン」の名が
広まっていきました。
店も成長を続けていき、
1920年代の終わりには
ロンドン・パリ・ベルリン・ニューヨークに
支店を開くほどになっていました。
成長した「ジョージ・ジェンセン」は
デンマークとスウェーデンの
王室御用達の名を授けられます。
1935年、ジョージが亡くなった後も
「ジョージ・ジェンセン」は
企業として発展していきます。
芸術的な表現と、
アールヌーヴォーの流れを基盤としながらも
柔軟に時代に合わせた表現を
取り入れたデザインは、
現在でも人気を博しています。
20世紀を代表する北欧の建築家兼デザイナー、
アルネ・ヤコブセンがデザインした
カトラリーシリーズです。
デンマークとコペンハーゲンの
ホテルの為にデザインされ、
前衛的でシンプルを極めた、
流線型のようなシルエットが特徴です。
「北欧デザインの父」といわれ、
長年マスターデザイナーとして活躍した
ヘニング・コッペルのデザインです。
ジュエリーやカトラリー、時計など
様々な作品を制作してきましたが、
最も代表的なのはシルバー製のピッチャーで、
持ち手が高く持ち上がり、
胴体の描く大胆な曲線が美しい作品です。
スウェーデン国王
グスタフアドルフ5世の息子、
シグヴァルド・ベルナドッテのシリーズです。
特に代表的なのは、
1938年にシルバーの水差しから着想を得た
ステンレス製サーモジャグで、
独特のフォルムは
美しさと機能性が組み合わさったものです。