Burberry（バーバリー）は、1856年に英国ハンプシャー州ベイジングストークにて、トーマス・バーバリーにより創業されたラグジュアリーファッションブランドです。

同社は創業当初、アウトドア・ウェアを専門とする商店として出発しましたが、その後の技術革新および戦略的なブランディングにより、世界的な高級ブランドへと成長を遂げました。

【技術革新と軍用衣料からの発展】

Burberryの発展における重要な契機の一つが、1880年代に創業者が開発した高密度綿素材「ギャバジン（gabardine）」の登場です。この素材は、当時としては画期的な防水性と通気性を兼ね備え、悪天候下での着用に適していました。ギャバジンは単に新素材としての意義を持つのみならず、Burberryの製品に「機能性」という明確な価値基準を付与することとなりました。

第一次世界大戦期には、ギャバジンを用いた「トレンチコート」が英国陸軍将校に採用され、戦場での実用性を証明しました。この軍用衣料としての歴史は、Burberryが単なるファッションブランドにとどまらず、実用衣類メーカーとしての信頼性を確立する契機となりました。

【ブランドアイデンティティとバーバリーチェックの確立】

1920年代に導入された「バーバリーチェック（ノバチェック）」は、同社のブランドアイデンティティを象徴する重要なビジュアル資産です。ベージュ地に黒・赤・白の交差模様からなるこのチェック柄は、当初はコートの裏地に限定的に使用されていましたが、のちにスカーフ、バッグ、アクセサリー等、多岐にわたる商品に展開されるようになりました。

チェック柄の大量展開は、一方でブランドイメージの過剰消費を招く結果ともなり、1990年代後半から2000年代初頭にかけては、過度のブランド露出と模倣品の増加により「大衆化」および「ブランド価値の毀損」が問題視されるようになりました。

【経営改革と現代的ブランド再生】

この課題に対し、2001年にクリストファー・ベイリーがクリエイティブ・ディレクターとして就任すると、バーバリーは再構築期を迎えます。ベイリーはブランドのヘリテージ（遺産）を再解釈し、伝統と革新の融合を図りました。具体的には、トレンチコートやチェック柄といった既存資産を尊重しつつ、それらをモダンなフォルムやカラーパレットに再構成し、若年層や新興市場にも訴求するデザイン戦略を推進しました。

また、デジタル領域における先進的な取り組みも顕著でした。ベイリーはファッション業界に先駆け、SNSやライブ配信によるコレクション発表、オンラインプラットフォームの強化などを積極的に展開。これにより、Burberryは「デジタルラグジュアリー」の先駆的ブランドとしての地位を確立しました。

【現代的課題とサステナビリティへの対応】

近年、ファッション業界全体が直面する課題として、環境負荷の低減および社会的責任（CSR）が挙げられます。Burberryにおいても、再生素材の活用、生産工程におけるカーボンフットプリントの削減、製品寿命の延長を目的とした修繕・再販売プログラム等、サステナブル経営への転換が進行中です。

2023年には新たなクリエイティブ・ディレクターとしてダニエル・リーが就任し、さらなるブランド刷新が図られています。リーは、過去のアーカイブを再評価する一方で、自然素材や英国的意匠の再構築を通じて、現代的かつ実用的なコレクションを打ち出しています。

【日本市場における展開と意義】

Burberryは、日本においても長年にわたり高い支持を獲得してきました。かつては三陽商会とのライセンス契約により、ブラックレーベル、ブルーレーベルといった日本独自のブランド展開がなされていましたが、2015年にこの契約は終了し、現在では本国による直営体制が敷かれています。

日本市場におけるBurberry製品の人気の背景には、製品の高い品質と長期的使用に耐えうる堅牢性、さらには英国由来のクラシックな美意識があります。

当店では、Burberryのバッグや財布、スカーフなど幅広いアイテムを高価買取しております。

「古くなってしまった」「使わないままクローゼットに眠っている」そのようなお品物もぜひ一度ご相談くださいませ。

また、Burberry以外のブランド品も買取を強化しております！

皆様のご来店を心よりお待ちしております！

★★「買取専門店 くらや 札幌南店」の所在地と来店経路★★
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