
こんにちは。マイセン(MEISSEN)の食器やフィギュリンの買取を行っている買取専門店『くらや今治店』です。愛媛県で洋食器の買取をご希望される方は、是非『くらや今治店』をご利用ください。
今回は、ヨーロッパ最古の名窯〈マイセン〉についてお話していきたいと思います。
マイセンは、約300年前にドイツのマイセン地方で生み出された磁器ブランドです。陶磁器が好きな方なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。マイセンといえば白磁に鮮やかな絵付けが印象的ですよね。その優美さとクオリティの高さから、世界中に多くのコレクターが存在します。
今でこそ白磁はよく見かけますが、300年前の17世紀ヨーロッパにおいては作り出すことのできないものでした。そんな中、マイセンはヨーロッパで初めて白磁の製造に成功します。これは、白磁の製造に対するマイセンの並々ならぬ努力と情熱があってこその成功でした。
マイセンはどのようにして白磁を生み出したのでしょうか。まずは、西洋磁器を代表する名窯へとなったマイセンの歴史を辿ってみたいと思います。
17世紀のヨーロッパで珍重されていたのは、日本の伊万里や中国の磁器などといった東洋磁器。〈白い黄金〉とも呼ばれた東洋磁器は、金銀宝石にも匹敵する価値があったようです。
列国の王侯貴族など当時の上流階級の人々はこぞって東洋磁器を収集していましたが、これに飽き足らず、磁器の製法を見つけようと躍起になっていました。その中でも殊更東洋磁器に執着を見せていたのが、ドイツのザクセン選帝候アウグスト強王です。
プロイセンの王が所有していた中国の壺151個を自らのアウグスト軍の兵士600人と交換したという逸話があるほど、アウグスト強王は強烈な東洋磁器マニアとして有名でした。強王の宮殿には膨大な数の日本の古伊万里や柿右衛門があったとも言われています。
遂には、「金を作ることができる」と自称していた錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを城に監禁し、白磁の製作を命じたのです。
錬金術師の仕事は、金属を金に変えること。プロシア王フリードリッヒから金を作りだすことを命じられたベドガーでしたが、成功することができず逃亡してしまいます。その後アウグスト強王のもとでも金の変性を求められましたが、またもや失敗し投獄されることに…。
1703年には国外逃亡を図るも結局送還されたベドガーは、学者エーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウス伯爵と共に白磁の開発に携わります。東洋磁器の現物だけを参考に研究を重ね、艱難辛苦の末1709年に白磁製法の解明に成功。
翌年1710年にはヨーロッパ初となる硬質磁器窯〈マイセン〉が誕生しました。ベトガーの血の滲むような努力が、西洋陶磁器の歴史を変えた瞬間でした。
1710年、ドレスデンに〈王立ザクセン磁器工場〉が設立されましたが、製造の厳重な機密保持を目的にドレスデンより約20km下流域にあるマイセン地方のアルブレヒト城に移されました。一方で白磁製造に成功したベトガーは、機密漏洩を危惧され軟禁状態が続いたようです。
膨大な磁器のコレクションを収蔵したツヴィンガー宮殿が建立された1719年、軟禁状態の度重なるストレスから酒浸りになり身体を壊したベトガーはこの世を去ります。ベドガーが37歳の時のことでした。
ベトガーの死後もマイセン窯の発展は続き、1960年にマイセン地区につくられた〈芸術の発展を目指すグループ〉のアトリエには、後に国内外で高い評価を得ることとなる有名アーティストが集結しました。東洋磁器への憧れ、権力者の野望、一人の錬金術師の苦難を経て、現代のマイセンは存在しているのです。
たくさんの人気シリーズを発表しているマイセンですが、ここからは買取市場において需要の高い3つのシリーズをご紹介していきましょう。
1739年に誕生した〈ブルーオニオン〉は、現代でも人気のシリーズです。その名の通り青い玉ネギの模様が印象的ですが、「それにしてもなぜ玉ネギ…?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
ブルーオニオンは中国の染付技法を活用したものです。描かれていたのは中国において縁起が良いとされているザクロだったのですが、ザクロを知らなかった当時のドイツの人々が玉ネギと間違えたという説があります。
この模様は大変人気を得ることとなるのですが、その結果勃発したのが贋作問題です。様々なメーカーから盛んに摸倣品が出回ると、マイセンの作品には贋作防止を目的とした目印が刻印されるようになります。それが青い双剣のマークです。
シノワズリはヨーロッパで流行した美術様式のことで、フランス語で〈東洋趣味〉を意味します。柿右衛門や竹虎、獅子など、東洋の影響が見られる絵柄が特徴です。そっくりそのまま模しているのではなく、マイセン独自のシノワズリの絵柄へと発展していきます。
同じく東洋の龍を基に誕生した〈ドラゴン〉や、日本の柿右衛門様式を意識した〈中国の蝶〉も人気が高いシリーズです。
現代マイセンを代表するシリーズ〈波の戯れ〉は、用の美を感じさせてくれます。モダンなフォームとさざ波のようなレリーフが特徴で、シンプルで飽きのこないデザインです。卓上文化をリードする存在として世界中で愛されています。
幾何学的で繊細なレリーフは、ひとつひとつ手作業で正確にカットされており、輝く白磁の上にさざ波がたっているかの様でとても美しいですよね。
先程から〈現代マイセン〉という言葉が何回か出てきました。皆さまはマイセンが〈オールドマイセン〉と〈現代マイセン〉の二つに大別されることをご存じでしょうか?違いはごくごく簡単です。
オールドマイセンは、1924年以前に制作された作品を指します。人によって認識は異なりますが、戦前に作られたものを言うことが多いです。主に人物や動物を題材にした飾り皿が多くあります。
現代マイセンの定義は具体的に明文化されていないのですが、〈芸術の発展を目指すグループ〉の設立が大きなターニングポイントです。〈芸術の発展を目指すグループ〉の代表的なアーティストで、マイセンの新しい時代を幕開けすることとなった5人の芸術家を紹介していきたいと思います。
現代マイセンの5人組のひとりで、最も人気のある絵付師です。メルヘンチックな表現様式が特徴で、絵付壁面装飾の分野に大きな影響を与えました。人気シリーズ〈アラビアンナイト〉〈ブルーオーキッド〉〈真夏の夜の夢〉などが代表作です。
フォームの巨匠と呼ばれている造形師。ツェプナーが完成させたシェープにヴェルナーが絵付けをし誕生したのが、〈アラビアンナイト〉や〈ブルーオーキッド〉などです。
造形塑像の巨匠と呼ばれています。手びねりで制作されたシュトラングの人形は、表情が豊かで生命力に溢れており人気が高いです。文学作品やサーカスをテーマとした作品を好み、様々な名作を生み出しています。
全く新しい花の絵のデザインが人気の絵付師です。伝統的な絵付け方法を超え、皿やプラークからはみ出さんばかりのエネルギー溢れる花や果実の絵を描きます。
5人のアーティストの中の長老として、リーダー的存在だった絵付師です。グラフィックデザインやリトグラフを学び、花の絵付けを勉強しました。数学と天文学が好きだったようで、線を多用した幾何学的な絵柄が特徴的です。
この5人はすでに引退していますが、マイセンは今も多くの職人によって手掛けられています。
現代マイセンのテーマである〈生きる喜びの表現〉。こうしてマイセンについて知ってみると、数々の苦難を乗り越えたマイセンの製品を手にできる喜びを感じることができるのではないでしょうか。300年以上の長い歴史と人々の想いを守り、受け継がれてきたマイセンのこれからにまだまだ目が離せません。
最後に、アンティーク陶磁器の保管方法についてのお話です。お品物の状態が良いと査定額アップにも繋がりますので、是非参考にしてみてください。
こだわりの陶磁器ですから、ディスプレイとして飾っている方も多いのではないでしょうか。カップ&ソーサーなどは、積み重ねて収納しないようにしましょう。傷がつく恐れがあるため、重ねる場合は器の間にフェルトやセーム皮のパッドなどを敷くと良いです。
ソーサーを立てるためにスタンドを使う場合は、木製やプラスチック製のものを使うことをお勧めします。金属製のものは傷をつけたり腐食する恐れがあるからです。
ひび割れや破損の原因となるので、洗う際は食洗機を使用しないでください。きめの細かいソフトなスポンジや柔らかい布を使い、中性洗剤や石鹸で優しく汚れを落としましょう。アンティーク陶磁器は柑橘系の酸性に弱いので、レモン系の洗剤の使用は避けた方が無難です。
先日出張買取で、お客様のご自宅へお伺いした際のエピソードをひとつご紹介したいと思います。お客様のご要望は、お母様が収集されていた洋食器の買取でした。
ご自宅へお伺いしてみると、扉付きのキャビネットに綺麗に並べられたたくさんの西洋アンティークが目に飛び込んできました。お客様ご自身は洋食器にあまり興味が無いらしく、どう片付けていいものか悩まれた結果、このキャビネットには手を付けずにいたのだとか。
キャビネットの中に入っていたのは、マイセンやウェッジウッド、リチャードジノリなどといった高級洋食器と、リヤドロのフィギュリンでした。査定の結果キャビネットの中のお品物は全てお買取可能で、お客様にも大変喜んでいただけました。
『くらや今治店』の出張買取の場合、食器やカトラリー、カップ&ソーサーなどがキャビネットに入ったままでも査定可能です。高級洋食器には繊細なものも多くあるので、お品物の出し入れなども当店にお任せください。
『くらや今治店』では、マイセンの他にも〈ロイヤルコペンハーゲン〉〈ウェッジウッド〉〈バカラ〉〈リヤドロ〉などといった高級洋食器やガラス製品、フィギュリンのお買取を行っています。査定だけのご依頼も大歓迎です。お客様の大切なお品物を、在籍する買取経験が豊富なプロの鑑定士がひとつひとつ丁寧に査定します。
査定を希望される洋食器がたくさんあり「お店に持っていくのが大変…」という方は、『くらや今治店』の出張買取をご利用ください。出張費や相談、査定は全て無料です。
お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。
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