店舗ブログ
上尾店
2022/02/16

埼玉県上尾市 骨董品の買取|人間国宝|人気と需要の高い陶芸作家とは

1:58 am

はじめに

こんにちは。埼玉県上尾市や桶川市、北本市、さいたま市で陶芸品や骨董品の高価買取をしている買取専門店『くらや上尾店』です。当店は、人間国宝をはじめとした著名な陶芸作家が手掛ける陶芸品の査定・買取を得意としております。

 

ご自宅に〈ちょっといい陶芸品〉がある、という方は意外と多いのではないでしょうか?一方、陶芸品を日常的に使うという方は少ないかと思います。「大事に取っておいたのに、いつのまにか埃が被っていた」ということも珍しくないでしょう。

 

ご自宅で眠る陶芸品の正しい価値をご存知ですか?陶芸品の買取なら、作品や作家に関する正しい知識を持った鑑定士に査定を依頼したいものです。「捨てるのも気が引ける…」と処分に困り、買取店に相談してみたら驚くような査定額が付けられた、という嬉しい誤算があるかもしれません。

陶芸のはじまり

世界の中で最も長い歴史を持つ、日本の焼き物文化。国内では約1万2000年前の土器が発見されており、これが世界最古の焼き物ではないかと言われています。古くから発展の最先端をいく日本の陶芸ですが、実は中国や朝鮮からの影響が大きかったようです。

 

朝鮮から轆轤の技術と窯が伝わった飛鳥時代。轆轤によって様々な形を作れるようになったこと、そして窯による1000度以上の高温焼成が可能となったことで、水濡れや衝撃に強い焼き物が誕生しました。

人間国宝について

人間国宝に認定されるには、高い技術を持っていることは絶対条件です。しかし技術さえあれば誰でもなれるかというと、そうではありません。

 

現在人間国宝に認定されているのは、能楽や歌舞伎、音楽、舞踊、演劇などといった芸能分野と、陶芸や染織、漆芸、金工、人形、木竹工などの工芸技術の分野です。立候補や推薦制度はなく、まず初めに文化庁内で候補が挙げられます。

 

その後文化審議会で検討され、文化財分科会の調査という段階を踏み、最終的に文部科学大臣が認定するというのが選定の流れです。人間国宝に認定されると、国から年間200万円の助成金がもらえるようになります。人間国宝は高い技術を維持するだけでなく、後継者を育てるという重要な役割も担っているのです。

人間国宝の陶芸作家

1:58 am

熟練された技術と、高い芸術が合わさり生み出される陶芸作品。中でも人間国宝作家には固定のファンがつくほどで、買取市場においても高評価とされる作品がたくさん存在します。

 

ここからは、高価買取が期待できる人気の陶芸作家をご紹介していきましょう。

加藤孝造

加藤孝造(かとうこうぞう)は岐阜県出身の陶芸家で、美濃窯で焼かれた茶碗〈瀬戸黒〉の人間国宝です。1935(昭和10)年に生まれ、現在も活躍しています。人間国宝に認定されたのは、2010(平成22)年のことでした。

 

瀬戸黒は安土桃山時代に繁栄を極めていましたが、一時衰退してしまいます。これを復活させた人間国宝・荒川豊蔵の後を継いだのが、加藤孝造でした。

 

瀬戸黒は渋みのある黒をベースとし、凹凸のあるザラっとした質感が特徴的。1200度の窯に入れ、その後常温で冷ますことによりこの独特な味わいが引き出されます。

 

加藤孝造が生み出す作品には、瀬戸黒以外にも志野、瀬戸黒、黄瀬戸などの技法を使ったものがありますが、一番人気を得ているのはやはり瀬戸黒でしょう。買取市場においても、瀬戸黒の作品は高額買取されるケースが多いです。

 

状態にもよりますが、茶碗や酒器は高価買取される傾向にあります。高台のあたりに〈こ〉と銘が入っているのが目印です。

金重陶陽

金重陶陽(かねしげとうよう)は、岡山県出身の陶芸家。備前焼を復興させたことで知られており、備前焼としては初めての人間国宝となりました。良質な土を使って焼かれ、釉薬や絵付けがないのが備前焼の特徴です。

 

平安時代からあったとされる備前焼ですが、明治から昭和にかけて人気が低迷します。そんな備前焼が再注目される立役者となったのが、金重陶陽です。人気の作品としては、〈備前茶碗〉〈備前耳付花入〉〈備前徳利〉などが挙げられます。

 

特に高額査定が望めるのが、茶碗です。ざらっとした質感を持ち、一見茶碗には不向きとされる備前焼。金重陶陽は、備前焼において難しいとされる焼成を駆使することで、極上の茶碗を作ることに成功しています。

 

金重陶陽は明治から昭和にかけて活躍していた陶芸家です。ご自宅に眠っている茶碗が、実は金重陶陽の作品だったということもあるしれません。「家にある陶芸品が人間国宝の作品かもしれない」「人間国宝の作品かどうかだけでも知りたい」という方は、お気軽に『くらや上尾店』へご相談ください。

中島宏

中島宏(なかじまひろし)は2018(平成30)年に76歳で没した、佐賀県出身の陶芸家です。青磁で難しいとされる色鮮やかな青色を見事に表現し、その美しい作品は〈中島青磁〉〈中島ブルー〉と称されます。

 

父親が陶芸家だったことをきっかけに、10代の頃から陶芸の道に進んだ中島宏。20代後半で独立し、生まれ育った佐賀県武雄市に築窯しました。研究のために訪れた窯跡から見つけた美しい青磁に心を奪われ、青磁一本で勝負することを決心したのだそうです。

 

青磁において美しく幻想的な青色を出すことに成功し、天才陶芸家と評価の高い中島宏の作品は、買取市場において高額で取引されます。〈天青瓷茶碗〉〈粉青瓷線彫文壺〉などが代表作です。

 

釉薬を塗った部分にできるヒビ模様を生かした作品や、紅釉でピンクや紫を表現した作品もあります。どれも青磁の技術を鍛えたからこそ生み出された作品です。随所に高い技術が散りばめられている作品はコレクターからも絶大な支持を受けており、高価買取が期待できるでしょう。

中里無庵

中里無庵(なかざとむあん)は、佐賀県出身の陶芸家です。代々窯元を持つ家庭に生まれ、江戸時代から続く唐津焼の窯元〈中里太郎右衛門〉の12代目当主となりました。

 

一時期衰退を見せていた唐津焼でしたが、中里無庵は古唐津の復興に尽力したことでも有名です。木の板を用いた叩き技法をベースに、目新しい作品を次々と残しました。

 

中里無庵が生み出した壺や花瓶などには、叩き技法がふんだんに使われていることが特徴です。コレクターからの人気も高く、買取市場においても需要が高いとされています。

藤本能道

東京都出身の藤本能道(ふじもとよしみち)は、重要無形文化財〈色絵磁器〉保持者に認定された陶芸家です。色絵磁器の技法を学び、44歳のときに東京の青梅で築窯。本焼前に着彩する色絵技法が評価され、人間国宝に認定されました。

 

藤本能道は花や鳥などをモチーフにした繊細な絵柄を得意としており、今までになかった中間色を多く採用していることも特徴です。藤本能道がつくり出した柔らかい色調の作品は、絵画のような印象を与えます。

 

細やかなタッチで表現された色絵は、写実性に優れた作品ばかり。平面に描くのとは違い、立体的な陶器に色絵を足していくには大変な技術を必要とします。〈柿釉窓抜花鳥文八角面取壺〉〈赤絵ぐい呑み〉などは人気が高く、高額査定が望めるでしょう。

吉田美統

吉田美統(よしたみのり)は、現在も活躍している石川県出身の陶芸家です。独自の釉裏金彩を確立し、2001(平成13)年に人間国宝に認定されました。金箔の薄箔、厚箔を用いて遠近感を演出した作品は、国内外から高い評価を受ける逸品です。

 

生家は作陶を生業としており、吉田美統自身も高校生のときに陶芸を学び始めます。九谷焼絵付けの技術を習得し錦山窯の三代目を襲名したのは、吉田美統が19歳の時のことでした。

 

吉田美統の作品に大きな影響を与えたのは、人間国宝・加藤士師萌。釉裏金彩の名付け親である人間国宝・加藤士師萌の作品に強く感銘を受けた吉田美統は、自身の作品にも釉裏金彩技法を取り入れたものを作るようになりました。

 

この技法を用いて作られた作品は、品格のある金箔の輝きと落ち着いた雰囲気のバランスが絶妙です。吉田美統の作品は緑の下地が主流ですが、紫や赤のものもあります。絵柄の出来栄えや作品のサイズにもよりますが、釉裏金彩を用いた作品は高額査定が期待できるでしょう。

まとめ

人間国宝に認定された陶芸作家の作品は、どれも時代を彩った名品ばかりです。特に古い時代のものは入手困難であることから、買取市場においても高評価を得る場合が多々あります。「そんな名品うちにはないだろう…」と期待されない方も多いかもしれませんが、目利きの鑑定士が見れば実は価値のあるお宝だったというケースは、結構あるものなのです。

 

「祖母から受け継いだものが人間国宝の作品だった」「人間国宝の作品を贈り物でもらった」という方、ご不用になった陶芸品がご自宅に眠っているという方は、『くらや上尾店』で査定してみませんか?「古いし要らないから」と、作品の正しい価値を知らずに処分してしまうのは非常にもったいないことです。陶芸品の処分方法に迷われている方は、お気軽にご連絡ください。

 

色褪せがあるお品物や、共箱や栞などといった付属品が無い場合でも、『くらや上尾店』なら査定可能です。鑑定士が直接お客様のご自宅等へ伺う〈出張買取〉にも対応しておりますので、店舗へのご来店が難しいお客様はご相談ください。

 

査定・相談・出張費用は無料です。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。

 

 

↓↓ くらや 上尾店はこちらです ↓↓
埼玉県上尾市で人間国宝や陶芸作家など骨董品の高価買取

 

<対応エリア>
埼玉県
上尾市、さいたま市、桶川市、北本市、鴻巣市、加須市、久喜市、幸手市、蓮田市、春日部市、白岡市、越谷市、吉川市、戸田市、蕨市、川口市、草加市、三郷市、八潮市、ふじみ野市、富士見市、志木市、朝霞市、和光市、新座市、所沢市、狭山市、入間市、日高市、飯能市、川越市、鶴ヶ島市、坂戸市、東松山市、羽生市、行田市、熊谷市、深谷市、本庄市、伊奈町、宮代町、杉戸町、松伏町、三芳町、毛呂山町、越生町、鳩山町、川島町、吉見町、滑川町、嵐山町、小川町、ときがわ町、東秩父村、横瀬町、小鹿野町、皆野町、神川町、長瀞町、寄居町、美里町、上里町

 

周辺町村の方もどうぞ

 

店舗:くらや 上尾店
住所:埼玉県上尾市仲町1-7-25
電話:048-782-6611
営業時間:10:00~19:00
定休日:なし(年末年始を除く)

一覧に戻る

この店舗別買取ブログ

片づけ始める前にご相談ください

賢い遺品整理・蔵整理

眠っている品物に思わぬ価値がある場合があります。

遺品整理業者・リサイクル業者は、骨董美術品類に高額をつけることはできません。

さらに処分費もかかります。無料査定・買取で賢い遺品整理・蔵整理をお勧めいたします。

  • KURAYAにご相談ください

    • どのように物が売れるのか知りたい
    • 骨董品などの遺品整理に困っている

    買取専門店KURAYAは,骨董品,金・プラチナ、ブランド品、ブランド時計、ダイヤモンド、切手、古銭、勲章、日本刀・鎧兜、掛け軸・絵画、版画、おもちゃ・ノベルティ、 高級食器、珊瑚、翡翠・鼈甲・琥珀、カメラ、鉄道模型,、着物・小物、鉄瓶・茶道具 ,墨・書道具など確かな目で高額買取いたします。

    買取専門店くらやは、新しいもの・古いもの、どんなお品も対象に鑑定する買取専門店としてオープンいたしました。貴金属・ブランド品買取をはじめとし、 古物・切手の買取・骨董品の買取に力をいれております。 ご自宅に眠っている貴金属・ブランド品・骨董品などはございませんか?古物・貴金属・ブランド品などを整理したい方、 現金が必要な方、お引越しで荷物を整理したい方、遺品整理、古い蔵を取り壊して中身を処分したい方など、様々なお客様からご利用いただいております。

査定・買取依頼する
簡易WEB査定