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2025.08.22
松山店

骨董品の価値はどう決まる?初心者でもわかる査定のポイント|松山市で骨董品を売るなら「買取専門店 くらや 松山店」にお任せください

1. はじめに|実家の片付けで見つかった“古いもの”の価値とは?

3:19 pm

「おばあちゃんの家にあった大皿って価値あるのかな?」
「実家の片付けで見つけた茶道具、一応持って帰ってきたけど…」

こうしたご相談を、私たち《買取専門店 くらや 松山店》ではよくいただきます。
骨董品は、一見するとただの“古いもの”に見えても、その背景や技法、作家によっては驚くような価値を持っていることも少なくありません。

しかし、骨董品の価値はとても複雑で、専門知識がないと判断が難しいのも事実。今回は「骨董品の価値ってどう決まるの?」という疑問にお答えしながら、初心者の方でも分かりやすいよう、査定のポイントをご紹介していきます。

2. 骨董品とは何か?まずは定義を知ろう

骨董品(こっとうひん)とは、一般に「100年以上前に作られた美術品・工芸品・日用品」などを指します。ただし日本国内ではこの限りではなく、「明治・大正・昭和初期」などの比較的新しい時代の品物も、骨董として扱われることがあります。

例えば以下のようなジャンルがあります:

  • 陶磁器(有田焼、九谷焼、備前焼など)
  • 茶道具(茶碗、棗、茶釜、茶入など)
  • 書画・掛軸
  • 武具(刀剣、鍔、甲冑など)
  • 仏具・香炉・置物
  • 古家具・箪笥・長持

明治~昭和の玩具・雑貨・金属製品

これらの品物は、美術的価値だけでなく、時代背景や技術的価値、作家性など様々な要素によって価値が決まっていきます。

 

3. 骨董品の価値を決める7つの要素

では、骨董品の「価値」はどのように判断されるのでしょうか?
以下の7つのポイントを元に、私たちは査定を行っています。

① 時代(作られた年代)

一番わかりやすい要素が「時代」です。たとえば江戸時代初期の伊万里焼は、近代以降の伊万里焼よりも価値が高い傾向にあります。

また、古ければ良いというわけではなく、「その時代に特有の技術や流行が現れているか」が重要です。

② 作者(作家・職人)

著名な作家の作品であれば、それだけで評価は大きく上がります。たとえば:

  • ・十三代酒井田柿右衛門
  • ・富本憲吉
  • ・藤田喬平

・河井寛次郎

 

といった人気作家の作品は、状態やサイズに関わらず高額査定が期待できます。

無銘でも、技術的に優れた無名職人の作品は評価されることもあります。

③ 状態(保存状態)

傷やヒビ、欠けがあると大幅に価値が下がってしまいます。
特に磁器や漆器では「無傷であること」が大きな評価ポイントとなります。

一方で、刀剣や書画などは多少の経年劣化があっても、保管状態や修復歴が正確にわかっていれば評価されることもあります。

④ 技法(作り方・技術)

漆芸、金工、象嵌、螺鈿、青磁、赤絵など、特定の高度な技法が使われている品物は価値が高くなります。

また、その技法がその時代に珍しいものであれば、さらに希少価値が増します。

⑤ 希少性(現存数・市場の流通数)

同じような骨董品が多く出回っていれば価値は下がります。
逆に、「幻の作品」「現存数が少ない初期作品」「一品物」などはプレミアがつきやすくなります。

⑥ 需要(今の市場トレンド)

「現在の市場で求められているかどうか」も、非常に大きな査定要素です。たとえば、海外のコレクターが注目している作家や、国内の美術館で回顧展が開催されている場合などは、需要が高まり査定額が上がります。

⑦ 鑑定書や共箱の有無

特に茶道具や書画などは、共箱(作者本人や茶人が書いた箱書き)や鑑定書があることで、その真贋と来歴を保証でき、査定額が倍以上になることもあります。

4. 実際の査定現場|プロはここを見る!

私たち《買取専門店 くらや 松山店》では、実際の査定において以下のような流れで丁寧に見ていきます。

  1. 全体の形・作風のチェック(どの時代・地域のものかを目視で推定)
  2. 1. 裏や底面の銘や印の確認
  3. 2. 欠け・ヒビ・修復歴の有無
  4. 3. 共箱・添え状・鑑定書などの確認
  5. 4. 材質(陶器・磁器・漆器・金属など)の判断
  6. 5. 市場での流通価格との照合

加えて、地域の歴史や家系にゆかりのある品物なども含め、可能な限りストーリー性をもってご説明しています。

 

5. よくあるご質問|査定の疑問Q&A

Q1. 古く見えるけど偽物の可能性はありますか?

→ はい、あります。特に中国陶磁器や刀剣類では「時代物風の近代作」が多く、見た目では判断がつかない場合も。プロによる鑑定が不可欠です。

Q2. 箱や付属品がないと価値は下がりますか?

→ 状況によります。箱が作者直筆の箱書きであれば、大きく価値が変わります。一方で無名作家や民芸品なら、本体だけでも十分価値がつくケースも。

Q3. 祖父が集めていた骨董品がたくさんあります。全部見てもらえますか?

→ もちろん可能です!出張査定も無料で行っております。1点1点丁寧に拝見いたしますので、ぜひご相談ください。

6. 出張買取エピソード|出張買取で出会った、鈴木爽司作「色翡翠之図」花瓶 

3:19 pm

先日、愛媛県内のお客様から「実家の蔵整理をしているので、陶磁器を見てほしい」とのご依頼をいただき、出張買取に伺いました。
到着すると、座敷の床の間や押し入れ、納戸にまで、大小さまざまな陶磁器や置物が並んでおり、その数はざっと数えても数十点。茶器、壺、皿、飾り瓶…と、ひとつひとつ丁寧に拝見していく中で、ふと目を引く桐箱がありました。

蓋を開けると、中から現れたのは、柔らかな白磁の花瓶。片面には青と橙の羽色が鮮やかな翡翠(カワセミ)が、しなやかな葦の葉の間にとまる姿が描かれていました。箱書きには「色翡翠之図」、そして作者名は鈴木爽司。共箱・共布に加え、作家略歴の紙まで揃っており、保存状態も非常に良好です。

鈴木爽司は京都を拠点に活動し、鉄絵や金彩、繊細な写実表現を得意とした陶芸家。国内外の展覧会で受賞歴も多く、コレクターの間では人気の作家です。お客様は「父が京都旅行で買い求めたが、一度も飾らず箱のままだった」と話してくださいました。

陶磁器の中には、長年の保管で傷や汚れが出てしまったものもありましたが、この花瓶は色彩も鮮やかで傷みもなく、まるで作られたばかりのような美しさ。査定額をお伝えすると、お客様は驚きと同時に、「このまま眠らせておくより、大切にしてくれる方の手に渡る方がいい」と快くお譲りくださいました。

出張買取では、このように多数のお品の中から思わぬ価値ある一品が見つかることがあります。長年しまい込んでいる陶磁器や花瓶も、もしかすると高い美術的価値を秘めているかもしれません。

7. 骨董品の取り扱いで気をつけたいこと

骨董品は繊細であり、扱い方ひとつで価値を下げてしまうこともあります。以下の点にご注意ください。

  • ・むやみに洗わない・磨かない(特に金属や漆器)
  • ・テープなどで固定しない(表面にダメージ)
  • ・直射日光・湿気を避ける保管
  • ・箱や資料は絶対に捨てない!

また、価値がわからないからといって処分してしまう前に、まずはプロの目で確認してみてください。

 

8. おわりに|“わからない”からこそプロにご相談を

骨董品の世界は奥深く、調べれば調べるほど興味が尽きません。
しかし、価値の判断には専門知識と経験が不可欠です。

「これ、捨てる前に見てもらえばよかった…」と後悔される方も少なくありません。
ほんの一見“ガラクタ”に見えるものが、実は名品だったというケースも多々あります。

愛媛・松山で骨董品の買取・査定をご検討中の方は、ぜひ《買取専門店 くらや 松山店》にご相談ください。
1点からでも、蔵まるごとでも、出張費・査定費は無料で対応いたします。

 

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買取専門店 くらや 松山店
所在地:愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
営業時間:10:00~19:00(年中無休)
お問い合わせ:089-950-4334

駐車場 : あり/無料 1,140台
出張査定・相談無料|予約不要|初めての方も安心

  • 対応エリア:松山市全域・今治・東温市・伊予市など愛媛県内広域対応

 

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住所愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
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