
もくじ
先日、遺品整理でお父様が集めていた記念コインや古銭を売却したいとのことで札幌市中央区のお役様がご来店されました。
記念コインや古銭の他、金貨や小判、インゴットも混ざっておりました。
お父様は10~20年以上前から集めていたそうで、当時の金相場から比べると現在の金相場は倍以上になっているため買取り金額は高額になりました。
金やプラチナはアクセサリーに使われることが多いですが金貨や小判などアクセサリー以外の金製品も実は結構あります。
もしお家から金貨など金製品が出てきましたら売却すると良い金額になりますね(*^^*)
これから金製品のお話をさせていただきますが、〈金〉と表記しているものはプラチナやシルバーなどで作られているものも多数あります。
金で出来た製品は色々とあります。アクセサリー以外でいうと例えば金歯や金盃、金の仏像、仏具のおりん、金の置物など趣向を凝らしたものが数多くあります。その中で比較的目にすることが多いのは記念で作られた金貨や小判、資産や投資目的のインゴットではないでしょうか?
金貨は日本だけではなく各国で記念として金で作られたコインが多いです。様々な記念で作られているためかなりの種類があります。
小判も金製品がありますが、よく時代劇に出てくる小判は金は含まれていますが実は純金製ではありません。ですが昔の本物の小判であればものによっては数百万円の価値があります。金製品として販売されている小判は、昔の小判ではなく、小判を象った金製品です。
インゴットはバーともよばれ板状のものです。金、プラチナ、シルバー、パラジウムなどがあり主に資産や投資目的として保有している方が多い印象です。
当店でアクセサリー以外の金製品で買取りが多いのが〈金貨〉〈小判〉〈インゴット〉です。
先ほども少し触れましたが金貨は記念として作られることが多いです。金貨とは主に金を素材とした貨幣の一種で歴史的に価値があるものもあります。
金貨は古代から中世にかけて多くの文明で金貨が流通し、交易や財産の保存手段として利用されてきました。
金貨の特徴としては光沢があり美しく、腐食しにくいため長期間にわたってその状態を保つことができます。また、金貨に特定のデザインや模様が施されており、これがコレクターや投資家にとっての魅力となっています。例えばアメリカの「イーグル金貨」や、南アフリカの「クルーガーランド金貨」など、各国で独自の金貨が発行されています。
金貨には文化的な側面もあり、特定の金貨は歴史的な出来事や人物を記念するために発行されること多いです。例えば特定の国の建国記念や偉人の誕生日を祝うために発行される金貨なども多数あります。
このように、金貨はその物理的な価値だけでなく、歴史的、文化的な側面でも価値があり、多くの人々が収集しています。
〈天皇陛下御在位60年10万円金貨〉
30.0mm 20.0g
〈天皇陛下御即位10万円金貨〉
33.0mm 30.0g
〈皇太子殿下御成婚5万円金貨〉
27.0mm 18.0g
〈長野オリンピック冬季競技大会金貨〉
26.0mm 15.6g
〈2002FIFAワールドカップTM金貨〉
26.0mm 15.6g
〈ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念金貨〉
26.0mm 15.6g
〈東日本大震災復興事業記念金貨〉
26.0mm 15.6g
〈郵便制度150周年記念金貨〉
26.0mm 15.6g
〈2025年日本国際博覧会記念金貨〉
26.0mm 15.6g
上記は一部抜粋したものです。
こうして見ると天皇陛下の記念金貨以外は26.0mm、15.6gが多いのが分かりますね。
〈メイプルリーフ金貨〉カナダ
〈ウィーン金貨〉オーストリア
〈カンガルー金貨〉オーストラリア
〈イーグル金貨〉アメリカ合衆国
〈バッファロー金貨〉アメリカ合衆国
〈クルーガーランド金貨〉南アフリカ共和国
〈チャイニーズ・パンダ金貨〉中華人民共和国
上記も一部抜粋したものです。
海外の金貨は同じデザインでも大きさが数種類あり、1オンス(oz)、1/2オンス~など重さで分けられているものが多いです。オンスとは国際取引単価のトロイオンス(toz)の略称です。
1オンス金貨 : 31.1g
1/2オンス金貨 : 15.5g
1/4オンス金貨 : 7.7g
1/5オンス金貨 : 6.2g
1/10オンス金貨 : 3.1g
1/20オンス金貨 : 1.5g
1/25オンス金貨 : 1.2g
小判についてですが古銭としての小判と記念や資産目的で作られる金の小判の両方を買取りしております。
古銭としての小判も非常に種類が多く、皆様が想像する楕円形の小判〈慶長小判、元禄小判、享保小判、天保小判など〉の他、小判よりも小さくて四角い二分判金・一分半金・二朱判金・一朱判金などは小判ではありませんが金が含まれていますので価値のある古銭です。
記念や資産目的で作られる小判は純金製やプラチナ製などがあり地金としての価値があります。大きさや重さは様々です。
小判は昔の日本の貨幣ということもあり馴染み深く高価なものという印象がありますので記念小判など沢山作られています。
インゴットは精錬前の板状のバーのことですが、資産や投資の手段として流通していることが多いです。インゴットはインフレーションに対するヘッジとして機能し、経済が不安定な時期にはその価値が上昇する傾向があります。現金や預金を金に換えておくということです。そのため多くの投資家が資産の一つとして金貨を保有しています。
ちなみにインゴットは金の塊のことを指しているのではなく、国際的に定められた規格のものをインゴットと称されています。
ロンドン貴金属市場協会(LBMA)は、貴金属の取引に関する国際的な基準を設定している組織です。特に金・銀・プラチナ・パラジウムのインゴットに関する規定が定められています。
【純度】
インゴットの金属の純度は、金の場合は通常99.5%以上、銀は99.9%以上である必要があります。
【重量】
インゴットの重量は、通常、特定の標準サイズ(例えば、金の場合は1オンスや400オンスなど)で製造されます。
【製造者の認証】
インゴットは、LBMAに認定された製造者によって製造されます。これにより、品質と信頼性が保証されます。
【刻印】
インゴットには、製造者のロゴ、純度、重量、製造年、シリアルナンバーなどの情報が刻印されます。
これらの規定をクリアしたものをインゴットとして取り扱うことが出来ます。
今回は当店で買取りが多い金貨・小判・インゴットについてお話をしました。金製品も色々なものがあるとお伝えしましたが、つまるところ金とはなんなのでしょうか?
金は、周期表で元素記号「Au」として知られる貴金属の一種で原子番号は79です。金は古代から現在まで重要な資源です。金はアクセサリーと認識されている方も多いと思いますが金は生活になくてはならない大事なものでもあります。
身近なものでいうと電子機械に金が使われているものが多いです。それは金は優れた伝導性を持つため電子部品の接続や配線に広く使用されています。特に金は酸化に強く、科学的な影響を受けにくく、過酷な環境下でもその性能を長期間にわたって維持します。
さらに金は加工が容易で、非常に薄い膜を形成することができるため、微細な電子部品の製造にも適しています。これによりスマートフォンやコンピュータの基板などコンパクトで高性能なデバイスの実現が可能となっています。
ちなにみ携帯電話1台あたり0.0295g、パソコンは1台あたり0.15gの金が含まれているといわれています。回収されていない携帯電話やパソコンが世界中にありますので全部集まったらとんでもない量になっちゃいますね(;^_^A
金は生体適合性が高く、アレルギー反応を引き起こしにくいため、インプラントや義歯などの医療器具に使用されることが多いです。これにより患者に対して安全で快適な治療が提供できます。
さらに、金は優れた導電性を持っているため電子機器やセンサーの部品としても利用されています。例えば心臓ペースメーカーや医療用モニターなどのデバイスにおいて金の接点が使用されることがあります。これにより信号の伝達がスムーズになり正確なデータ収集が可能となります。
また、金は抗菌性を持つため、外科手術用の器具や医療用のコーティング材としても利用されています。金の表面は細菌の付着を抑える効果があり感染症のリスクを低減することができます。
最近では、ナノテクノロジーの進展により、金を用いた新しい医療技術も開発されています。例えば、金ナノ粒子はがん治療において放射線治療の効果を高めるために使用されることがあります。
このように、金は医療器具において多岐にわたる利点があり、金の特性を活かした新しい技術や製品の開発が今後も進んでいきます。
他にも時計の部品や金箔など金を使用して作られているものが身の回りには沢山ありますね(^^
金は私たちの生活においてなくてはならないものです。それ故、市場が不安定なときは金が高騰するなど資産としての価値が上がります。
皆様ご存じの通り現在金は高騰しております。この金の高騰は長らく続いていますが、いつ下がり始めるかという問題もあります。今は数年前に比べ各段に価格が高くなっていますので「売り時ではない」ということはありません。
ちなみに当店は金相場が上がっているから高く買取りをしているわけではなく、いつも相場の上限近くで買取りをしておりますのでお客様からすると頑張っていると思っていただけると思います!
金貨、小判、インゴットだけではなくアクセサリーの買取りももちろん頑張っておりますので金やプラチナ、シルバー製品など是非当店で売却していただければと思います(*^^*)
皆様のご来店を心よりお待ちしております!
★★「買取専門店 くらや 札幌南店」の所在地と来店経路★★
住所:〒064-0919 札幌市中央区南19条西8丁目1-21 電話:011-211-5558
※車でお越しの際は環状線を真っ直ぐ来て頂くのが分かり易く、目印は「セイコーマート南19条店」です。
※お店外観の特徴は下に掲載させていただいた写真の懸垂幕です。
※公共機関でお越しの場合
・東西線、東豊線:「大通駅」で〈札幌市電〉に乗り換え、札幌市電「山鼻19条駅」より徒歩約4分です。
・南北線:「幌平橋」駅より徒歩約15分です。
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