
もくじ
愛媛県松山市イオンスタイル松山3階にございます、買取専門店 くらや 松山店の買取スタッフです。
今回は、茶道具の中でも少し珍しく、しかし非常に奥深い存在――**「提藍(ていらん)」**について、じっくりとご紹介いたします。
お家の片付けや遺品整理、茶道をなさっていたご家族の遺されたお道具の中に、見慣れない籠や箱がありましたら、それはもしかすると価値ある提藍かもしれません。
提藍とは、茶道具一式をまとめて持ち運ぶための籠や箱状の道具を指します。主に煎茶道や野点(のだて)など、屋外や出先でお茶を点てる際に使用されました。
「提(さ)げる」「藍(かご)」という字の通り、持ち手付きの籠型が一般的で、内部には急須・茶碗・茶托・茶筒・茶合などが整然と収められています。
特に煎茶道においては、文人趣味や雅な世界観が重視され、提藍自体も単なる収納具ではなく、工芸品としての美が追求されました。竹細工の名工による精緻な編み、唐木や紫檀を用いた重厚な作り、蒔絵や金具装飾が施された豪華な品まで、その世界は実に多彩です。
提藍が広く普及したのは江戸後期から明治期にかけて。中国文化への憧れから発展した煎茶道の流行と共に広まりました。
煎茶道は、抹茶の侘び寂びとは異なり、文人趣味・書画・詩文の世界観と結びついています。野山や庭園での茶会が好まれ、そこで活躍したのが提藍です。
持ち運びの利便性だけでなく、
・自然素材の美
・道具の配置美
・一式揃った統一感
これらが高く評価されました。
明治以降には実用性と観賞性を兼ねた道具として定着し、現在では骨董市場でも一定の需要がある茶道具の一つとなっています。
煎茶道では屋外や他家での茶会(野点)も行われました。その際、必要な道具を一式まとめて運ぶために提藍が使われました。
提藍は内部が仕切られており、茶碗や急須がぴったり収まる設計になっています。
収納性と保護性を兼ね備えた機能的な道具でもあります。
煎茶道では道具の取り合わせ(道具組)が重要視されます。提藍そのものが茶席の一部として鑑賞対象にもなりました。
・竹(真竹・煤竹など)
・唐木(紫檀・黒檀)
・桑
・漆塗り木製
・銅・真鍮金具
特に煤竹(すすだけ)を用いた古作は評価が上がりやすい傾向があります。
竹編みの場合、目の細かさ・均一性・歪みの少なさが重要です。
名工による作品は、数十年経っても形崩れが少ないのが特徴です。
急須・茶碗・茶托などが揃っているかどうかで評価が変わります。
共箱や仕覆があればさらに良い条件です。
「竹が割れている」
「持ち手が緩んでいる」
「中の道具が欠けている」
こうした状態でも、古作や作りの良い品であれば評価できる場合があります。
無理に水拭きしたり修理したりせず、そのままの状態でご相談いただくのが理想です。
実際のご相談では、提藍と一緒に
・煎茶器揃え
・茶托(木製・銀製)
・香炉
・掛軸
・硯箱
などが見つかるケースが多くあります。
茶道具はまとめて査定することで、全体としての評価が上がる場合もございます。
先日、松山市内にお住まいのお客様より「実家の整理で出てきた籠の箱を見てほしい」とご相談をいただきました。拝見したのが、二段式の提藍。しっかりとした唐木枠に、細やかな編み込みの籠面、そして中央の持ち手から前面にかけて施された立体的な彫刻意匠が印象的なお品でした。
長年押入れに保管されていたとのことで、多少の乾燥や小キズは見受けられましたが、編みは緻密で歪みが少なく、持ち手のぐらつきも最小限。何より、上下段の納まりが良く、作りの丁寧さが伝わる一作でした。内部には煎茶碗や急須が一部残っており、当時の道具組みを想像させる内容です。
お客様は「古いし、使わないから値段はつかないのでは」と仰っていましたが、素材・編みの精度・意匠性・保存状態を総合的に評価。特に前面の彫刻細工と、規則正しい幾何学文様の編み込みは市場でも評価対象となるポイントでした。査定額をご提示すると、「処分しなくてよかった」と安堵のご様子。大切にされてきたお品を、次の持ち主へ橋渡しできることが私たちの喜びです。
提藍は、見慣れない形状ゆえに“古い箱”と誤解されがちです。しかし、煎茶文化と竹工芸の技が凝縮された道具であり、作り次第ではしっかりと価値が見込めます。割れや緩みがあっても評価できる場合がございますので、無理に手入れをせずそのままご相談ください。
愛媛県松山市で提藍や煎茶道具のご売却をご検討の際は、イオンスタイル松山3階の買取専門店 くらや 松山店へ。店頭買取はもちろん、愛媛県内出張買取にも対応しております。「これが提藍か分からない」という段階でも大歓迎です。
近年特に増えているのが、遺品整理や空き家整理の際に見つかる提藍(ていらん)です。
「祖母が昔、茶道をしていた」
「父が煎茶を嗜んでいたと聞いている」
「床の間に掛軸と一緒に置いてあった」
そのようなお話とともにご相談をいただくことが多くなりました。
昭和の時代には、趣味として茶道や煎茶道を習われていた方も多く、道具一式をきちんと揃えて保管されているご家庭が少なくありません。提藍は一式まとめて収納できるため、押入れや天袋の奥にそのまま残されているケースが多いのも特徴です。
しかし、ご家族の代が変わると
「使い方が分からない」
「価値があるのか判断できない」
「ただの古い籠では?」
と感じられ、そのまま処分されてしまうこともあります。
実際には、煎茶文化や文人趣味を背景に持つ提藍は、作りや状態によって評価がつく茶道具です。特に、茶道を長く続けられていた方のお道具は、道具組みが整っている場合も多く、一式で価値が見込めることもございます。
遺品整理や空き家解体の前に、「これはどうだろう?」と思うお品がございましたら、処分を決める前にぜひ一度ご相談ください。
思い出の詰まったお道具を、次の世代へとつなぐお手伝いをさせていただきます。
提藍は、単なる古い籠ではありません。
そこには
・煎茶文化
・文人趣味
・竹工芸の技
・ご家族の歴史
が詰まっています。
愛媛県松山市で提藍や煎茶道具のご売却をご検討の際は、イオンスタイル松山3階の買取専門店 くらや 松山店へぜひご相談ください。
一点一点丁寧に拝見し、適正価格で査定いたします。
出張買取も愛媛県内対応しております。
「これが提藍か分からない」という段階でも大歓迎です。
眠っているお道具に、新たなご縁をつなぐお手伝いをさせていただきます。
【店舗情報】
買取専門店 くらや 松山店
所在地:愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
営業時間:10:00~19:00(年中無休)
お問い合わせ:089-950-4334
駐車場 : あり/無料 1,140台
出張査定・相談無料|予約不要|初めての方も安心