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ご閲覧いただきありがとうございます。札幌市の中心部より少し逸れた札幌市西区に店舗を構え、遺品整理や生前整理などに関わる貴金属・宝石・ブランド品・時計・骨董品など幅広く買取査定を行っております「買取専門店 くらや 札幌西店」と申します。今回のブログは高級時計やヴィンテージ時の買取についてです。昨今はスマートフォンの普及やスマートウォッチの台頭で、少しその人気・需要に陰りを見せる腕時計。しかしながら、そんな逆風を受けても根強いコレクター・ファンがいるのも腕時計の世界。自身としては10代の頃から腕時計には愛着があった方ですが、まさか時計の買取を仕事にするとは夢にも思わなかったです。ちなみに私がはじめて腕時計に愛着を持ったのは兄から誕生日プレゼントで貰ったセイコーアルバ・スプーンでした。年の離れた兄でしたが、誕生日プレゼントをくれたのはその時がはじめて、後から聞いた話では万馬券を当てたからという、ちょっと何とも言えないサイドストーリーはさておき。当時の「何だこの時計は?!」という衝撃は今でも覚えています。腕時計という物は高級時計・日常使いの時計問わず人と共に【時を刻む】相棒と呼べる品、皆様がお持ちの時計もきっと様々なストーリーがあるかと思います。当店ではそういった【思い】もお聞かせ頂きながら大切にされていた、あるいは譲り受けた時計を買取しております。
〈形見のロレックス・デイトナを買取〉
形見であるロレックスを買取する事が当店では非常に多いです。デイトナと言えばご存じの方も多いとは思いますが【キング・オブ・ロレックス】と呼ばれています。ロレックスの中でも唯一、クロノグラフ機能を搭載しているからです。そんな格の高いデイトナ、形見であるロレックスを売却されたお客様のお心としては、「形見ですし、高価な時計だから売らずに身に着けようとは思ったのですが、日常的使いには立派過ぎて、、」との事。意外とこういった事情のご売却は多いものです。
当店では高級時計を積極的に高価買取しております。しかし、高級時計という定義も難しいものだなと書きながらふと感じています。私をはじめとした一般的な収入の会社員の方であれば、ロレックス・グランドセイコー・オメガ・パネライ・IWCあたりが高級時計と感じるかと思いますし、年収が4桁を超える方であればいわゆる雲上時計、パテックフィリップ・オーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタンやリシャールミルあたりが【高級時計】と定義されるのでしょうか。反面、個人的には定価が10万円を超すあたりの腕時計も高級時計と呼んでいいのではないだろうか?と思ったりもします。最近ではカシオの最高位ラインであるMRG、大谷翔平選手がアンバサダーのセイコーアストロンやプロスペックス、20代の方に人気のティソPRX、ボールウォッチ、、、ときりがありませんが、どれも定価だけで比べると先述の時計達に及ばないものの、素晴らしい時計ばかりです。ちなみにグーグルによると「20万円以上の定価の時計」、チャットGPT「100万円前後くらいの時計から」といったまとめが発見できました。当店「買取専門店 くらや 札幌西店」としては高級時計を買取しておりますというスタンスは開店当初から変わりませんが、金銭的価値で優劣を決めたり対応に差異が発生したりはいたしません。お客様にとっての高級時計、思い入れのある時計、自慢の時計、形見や思い出の整理として、、、どのようなご事情・時計であってもしっかりと買取査定させていただきますし、よければ時計にまつわる思い出なんかも一緒にお聞かせいただけましたら幸いです。
〈思い出の高級時計:カルティエ・タンク〉
当店の近所にお住まいのお客様から買取したカルティエ・タンクです。マストタンクのシリーズ自体がヴィンテージ言えますが、こちらは更に古いタイプです。故障の箇所もありましたが、お客様曰く「同じ型で新しい物を購入したから、これは思い出と一緒に整理します」との事。また、「当時はこれを買うのに随分苦労した」といったお話もされ、愛着を持って大事にされてきたお気持ちが少しの名残惜しさと共に伝わってきました。
当店ではヴィンテージ時計も積極買取中です。はじめ、アンティーク時計とタイトルに記載していたのですが、途中でヴィンテージ時計に差し替えました。A型の悪い所なのか(筆者はA型)と自己分析しているのですが、アンティークと書いてしまいますと、アールデコ様式やクッション・トノー型の時計しか該当しないのではないかと思ってしまったのです。言わんとするところは古い時計ですので、どちらも該当し得る無難な表記のヴィンテージ時計にした、という訳です。当店のヴィンテージ時計として買取実績が多いのは、いわゆる70~80年代に多かった手巻き・自動巻き、プラ風防の機械式時計、例えばロンジン・オメガ・GS・IWC・ユニバーサルジュネーブやユリスナルダンなどです。金無垢、ロウ付けの腕時計も時たまお持ち込みがあります。ピアジェ・オーデマピゲ・ロレックスなど。昨今はヴィンテージロレックス(赤サブやペプシGMTマスター)やノーチラスなど「ちょい古」廃盤モデルが高騰しております。お手元に古い腕時計、アンティーク時計・ヴィンテージ時計と思しき、ご不要な時計をお持ちの方はぜひ一度、当店へお持ち込みいただけましたら、思わぬ価値を発見できると思います。ぜひ気軽にご来店ください。
〈グランドセイコーは当店へお任せを!〉
世界一不遇な腕時計、それはグランドセイコーではないでしょうか。世界でもトップクラスの機能性を持ちながらも、中古品の売買では他のスイス時計と比べ、最新モデルでない限り相場が随分と低いです。当店ではこういった「相場取引」ではお安い時計も小売に回す事でギリギリまで高く買取するようにしております。国産びいきも多少ありますが、ちょっと古いグランドセイコーのご売却は当店にお任せください!
文面だけで判断すると「時計と他の物を一緒に売ってくださったら、通常よりも高く買取します」といった印象を受ける方が多いと思います。本懐としてはその通りなのですが、当店「買取専門店 くらや 札幌西店」の【時計+αの買取査定】はもう少しだけご期待いただける内容です。全容としては時計と一緒に他の物の買取をさせていただける場合は時計以外の物からは利益を頂かない高価買取をさせていただくというものです。当然ながら、時計自体の買取査定もしっかり頑張らせていただきます。時計の買取、というよりも、我々のような買取店が買い取った後の高級時計やブランド時計における中古取引相場は一般の方が思っている以上にカチカチです。上振れも下振れも少なく固い相場なのです。(為替や相場の急落を見越した上で)その為、赤字買取でもしない限りには一定程度の利益が発生します、これは貴金属や宝石・ブランド品と比べ安定した売買ができるという明確なアドバンテージです。当店ではそれを利用し、時計を買わせていただけるのであれば一緒に売っていただいた物からは利益をいただきません、といったサービスを行っているのです。いつか売ろう、整理処分しようと思っていた装飾品やバッグ、その他ご不用品を時計と一緒に売っていただければ、個別に売却するよりも確かなプラスが発生いたします。
〈禍を転じて福と為す、ミルガウスの買取エピソード〉
こちらのロレックス・ミルガウスをを買取した際の印象的なエピソードがあります。ご売却されたお客様は時計にあまり興味がなく、安価な腕時計をお召しになっていたところ、ご友人にそれを冷やかされ、衝動的にミルガウスを買ったはいいのですが、残念ながら以後も興味関心は育たず、後悔した後ずっとしまったままだったそうです。しかし、ロレックスの取引相場はその間みるみる高騰、結果的に意図せず得をしたという何とも羨ましいエピソードです。
今回のブログの中ではちょっとだけディープな内容です。高級時計、ブランド時計、価値ある時計を売ろうと思った際に、カスタムや正規OH以外の処置を行ってしまうと買取が出来ないケースがある、という事は時計愛好家の中では周知の事実かと思います。つまり、フルオリジナルかつ正規サービス以外は不可、という事ですね。何十年か前ですと、ここまで厳格ではなく一定のカスタムを行った時計も小売店などに並んでいたものですが、昨今は贋作対策、コンプライアンスの観点から不可となってしまっています。仕方ないのかなと思う反面、少しのカスタム、軽度な部品交換で売却不可では少し勿体ないものです。当店ではそういったお品も部品取りの時計として買取可能です。もちろん時計そのものではなく、あくまでも正規部品の【部品のみの買取】査定ですから通常の買取価格よりはお安くなります。ですが、実際に当店では「5件くらいお店巡りをしたけど、どこも買取できないと言われた」というロレックスなど高級時計をよく買取しております。大体がアフターダイヤモンドを付けてしまったり、リューズを他社の物と付け替え、あるいはシースルーバックの裏蓋にしたものなどです。こういった物でも契約している時計店で正規部品と他社部品に分けて買取査定が当店では可能ですので、本物なのに売るに売れない時計をお持ちの方は気軽に当店へお越しください。
〈よくある訳あり時計:ロウ付けの腕時計〉
ヴィンテージ時計によくあるロウ付け時計、ドレッシーな外観で時計とベルトが一体化している腕時計です。こういったロウ付け時計は痛みやすく切れやすく、本来とは別のベルトが再加工して付いている事が多いのですが、そういった際は買取が断らてしまうものです。また刻印上は18Kと書いてあるのに実際は費用を抑える為にシルバーや純度の低い金が使われている事が非常に多いのも買取を断られる原因の一つですが、当店では先の通り買取可能です。
当ブログをここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。筆者は時計の買取をする際、仕事の一環で自分が手にする事ができない時計を見たり触ったり出来て本当にラッキーだなといつも思います。時計という物は本当に一つ一つに個性があり、高い安いに限らず沢山の魅力が詰まっています。コレクション性良し、ご自身のご褒美に良し、ちょっと物入りの際に売却して良し。ご不要だなと判断された腕時計は次に大事にして下さる方へしっかりと橋渡しさせていただきます。店頭買取・出張買取・その他の物と併せてご売却、どのようなご依頼でも気軽に当店「買取専門店 くらや 札幌西店」へご相談ください。