
ご閲覧いただきありがとうございます。幹線道路の北5条・手稲通り沿いに店舗を構え、遺品整理や生前整理などに関わる貴金属・宝石・ブランド品・時計・骨董品など幅広く買取査定を行っております「買取専門店 くらや 札幌西店」と申します。今回のブログは札幌市内における【書道具の出張買取】に関する内容となっております。早速ではありますが書道具の買取、中々耳慣れない響きの方が多いではないでしょうか?本年で開店8年目に突入した当店ですが、開店当初から【書道具】【茶道具】【骨董品】といった普通の買取店では取り扱いが少ない品のお買取りに力を入れて営業しておりました。しかしながら、それでも書道具は特に買取のご依頼が少ないお品で、理由としては茶道具や骨董品であれば見た目の美しさや古美術品としての価値をご想像される方が一定数いらっしゃったのに対し、書道具は【道具】【使用済みは売れない】という固定概念が強く根付いていたのではないかと推測しております。書道具は使用済みの物、使いかけの物でも買取査定が可能な品が多々ございますし、価値ある多くの書道具が半ば【古美術品】として取り扱われる為、骨董品や茶道具などと同様の取り扱い、中古市場が存在しています。今回のブログではこういった点に触れつつ、書き進めていきます。
買取可能な書道具を一から数え出すときりがない程、本当に多種多様に存在します。それこそ書道を嗜む際に使用する机【書道机】だったり、文鎮など細かな道具、書家が描いた【書画】や【書道本】なども買取可能な書道具の中に入ってきます。ただし、専門性・価値ないし使用の用途が限定される物になればなる程、買取の可否の判断基準が厳しくなります。その為、コンスタントに買取が可能・高価買取の可能性が高い品は【硯】【書道紙(画仙紙)】【墨】の3点と押さえていただければ幸いです。本来であれば、ここに【筆】も加わり、いわゆる文房四宝(ぶんぼうしほう)と呼ばれる書道具の中でも価値の高い品々を指すのですが、あえて今回は外しました。筆を買取していない、筆は高価買取できない、という訳では決してないのですが、書道具における【筆】で高価買取となる逸品は先の3点より圧倒的に少ないからです。硯・紙・墨は少し古い1970年代から1980年代の品でもおっと驚くような買取査定となる物が多いですが、筆に関してはもっともっと古い品でない限りは中々お客様が感嘆するような価格とはならないのです。ただ、これら4つの書道具は共通して使いかけや使用済みの物でも買取可能という点が挙げられます。未使用である方が良いはよいですが、中古の物でもある程度は査定額が見込めるという点は性分整理・売却においては喜ばしい事かと思います。尚、書道具は日本製よりも中国製の品が高価買取となる確率が非常に高いです。これは日本の製品が劣っているというよりは歴史や需要の差と捉えていただくべきかと思います。
ここでは買取事例を何件かご紹介させていただだきます。書道具の買取や出張買取のイメージ作り、あるいは実際の事例を見て今後のご予定の参考にしていただけましたら幸いです。
①札幌市北区の出張案件
ご親族にあたる方の遺品整理の案件でした。故人が書道を本格的に取り組んでいたとの事で、細かな道具から紙類などマンションの一室に所狭しと残されていました。ご依頼者様は使用されている筆は値がつかないものとお考えだったようで、これらに値が付く事をお知らせすると喜んでいただけました。続いて硯もいくつかあり、お客様の期待値は硯が1番高いようでしたが、残念ながら硯に関しては纏まった量で買取金額1万円と少しがっかりされたご様子。最終的には大量の画仙紙によって査定額が伸び、トータルとしては円満にご成約となりました。
②札幌市郊外の出張買取案件
お客様のご意向により地域は伏せさせていただきます。書道教室の先生をやってらしたお母さまの書道具を出張買取にて買取いたしました。一軒家の半分程が教室で査定希望の品はかなりの量でした。古い一軒家で運び出すのも大変だからという事で当店の出張買取をご利用されたとの事。買取査定額も数十万円程で、出張ついでに書道具以外の万年筆や切手も買取いたしました。
③店頭買取にて預かり査定
印材・墨など細かな書道具と書道の拓本を大量に預かって店頭買取いたしました。段ボールで10箱ほど。全体的に質の良い書道具が多かったのですが、1番値が張ったのは拓本で中国の古い拓本が1冊で5万円程の査定額となりました。かなりの量でしたので最終的な買取額は100万円に迫る買取となりました。
書道具のご売却は量とシチュエーションによっては出張買取がお勧めです。書道具は当店で買取できる品の中でも【一度の買取(売却)量が多い】事が挙げられ、マンションに品物がある場合や遠方から出てきて札幌市で売却しようとしますと、中々の労力と時間が必要となります。また、ブランド品や貴金属・高級時計等と違って【どこに持って行ってもある程度の査定額がつく】という事が書道具は極端に少ない事も出張買取がおすすめの理由の一つです。茶道具も同様の事が言えるのですが、書道具の場合は茶道具よりも更に買取可能なお店が少なく、ついついリサイクルショップや処分業者の【処分ついでの買取】に依頼してしまうお客様が非常に多いです。、処分と売却を一遍にこなす事で【時間の節約】というメリットは確かにありますので、一概に悪手とも言えないのですが、そういった専門外のお店が査定をすると買取している側も売却している側のお客様も双方、本当の価値に気づけないままという事がまま発生します。札幌市内であれば当日、札幌市外でもフットワーク軽く、当店では書道具の出張買取が可能です。例え、道東や道南など遠方地であってもお品の量とお客様のご売却に対する意欲をお聞きして、積極的に出張買取をお受けいたします。
基本的には当店で買取できるお品は全て一緒に買取可能です。強いて記載しますと書道具とよく一緒に買取するお品としては、万年筆・切手・腕時計・貴金属(金の眼鏡等)等になります。一見、書道具とは関係のないものばかりですが、書道教室の先生などをやってらした方や本格的に書道をされていた方にとって、書道をする空間はプライベート空間、まさにアトリエと言えます。そこで過ごす時間が長い事から、身の回りの装飾品やご自身の趣味の物を一緒に保管するというパターンが多いのだと思います。また、ご年齢・立場などが影響しまして、普段使いの物よりも少し良い物が書道を嗜んでいた空間から発見されるのではないかとも考えられます。切手だけは少しそういった観点からは逸れますが、年代的に切手を集める趣味をお持ちだったという結果論かもしれませんね。逆に万年筆に関しては書道具の買取とセットと言っても過言ではない頻度で買取しております。やはり、字に拘りがある方ですので洋式の筆記用具にも気を配った結果と言えるでしょう。セーラーやモンブランなどはヴィンテージ品ですと、書道具を上回る査定結果となる物も多く、導入としては書道具の買取だったのにも関わらず、終わってみれば万年筆の方が書道具よりも高価買取となった事例も多々ございます。少し散らばった記載となってしまったので、改めますと【基本的に書道具と一緒に買取できる物に制限はない】【書道具とよく買取する者は万年筆・装飾品・その年代の趣味のお品】となります。
ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。当店「買取専門店 くらや 札幌西店」では書道具を専門的に取り扱い、他社で一山数千円・数万円で終わってしまう買取のご依頼を細部まで目を通し、数万円・数十万円となる買取査定が可能な買取店です。もちろん、書道具の買取ご依頼全てで高額買取をお約束はできません。ご依頼内容によっては数百円・数千円となるケースもございますが、金額の大きい小さいに関わらず、根拠をもって買取査定を行っております。また、【くらや】本社が書道具の買取査定に力をいれておりますので、1点で100万円を超すような骨董的価値のある書道具も決して見逃さず、逆に使用済みで他社が買取を行わないような書道具でも可能な限り【廃棄】とならないよう当店で買取・引き取り可能です。書道具に関しては広く深く当店では買取可能です。札幌市市内にお住まいの方、札幌市外にお住まいの方問わず、北海道在住の方でご不要な書道具を整理処分、ご売却される際はぜひ当店「買取専門店 くらや 札幌西店」へご相談ください。お客様のご都合にあわせ店頭買取・出張買取を行い、大事にされていた書道具、遺品整理で引き継いだ書道具、自分はもう使わないけれど誰かにまた使って欲しい書道具を可能な限り高価買取させていただきます。