
もくじ
愛媛県松山市で金、貴金属、宝石などの査定を行っている買取専門店「くらや松山店」です。
本日ご紹介するのは松山市にご在住の80代女性からお売りいただいた金(インゴット)です。
来店からお客様はどこか落ち着かない様子で、見ると、ずっしりとした100gの金インゴット。「この金、売るかどうか迷ってるんです」と少し不安げにおっしゃいました。
お話を伺うと、その金インゴットは30年以上前に購入されたもので、長年ご自宅の金庫に眠っていたそうです。「まさかこんなに値上がりするとは思わなかった」と驚かれていました。実際、当時の購入価格と現在の相場を比較すると、驚くほどの価値上昇がありました。
当店の鑑定士が査定を進めると、信頼できるメーカーのインゴットであり、しっかりとホールマーク(刻印)も確認できました。その日の相場をもとに、適正な査定額をご提示すると、お客様は少し考え込んだ後、「やっぱり売ります!」と決断されました。
理由をお聞きすると、「子どもや孫に何か形として残したいと思ってね。金よりも、思い出に残るものをプレゼントしたい」とのこと。長年大切にしてきた金を手放すのは感慨深いものがあったようですが、「こんなに高く売れるなら、いい機会だった」と笑顔でお帰りになりました。
金の買取は、単なる売買ではなく、お客様の想いが詰まったストーリーがあるものです。「くらや松山店」ではプロの鑑定士がお客様に安心してお取引いただけるよう、丁寧な査定と対応を心がけています。
今回は金に関する歴史や金塊(インゴット)の種類、豆知識についてお伝えします。
是非、最後までお付き合いください。
金塊(インゴット)は、古代から現代に至るまで「富と権力の象徴」として扱われてきました。その輝きは、多くの人々を魅了し、文明の発展に大きく貢献してきたのです。今回は、金塊の歴史を振り返りながら、その価値と役割について探っていきます。
金は、紀元前3000年頃のエジプトやメソポタミア文明の時代から採掘され、財産として蓄えられていました。エジプトのファラオたちは、金を神聖な金属と考え、装飾品や神殿の装飾に使用しました。ツタンカーメン王の黄金のマスクは、今でも歴史的な価値を持つ金の芸術作品の代表例です。
また、古代ローマでは、金貨や金塊が帝国の財産として蓄えられ、軍事資金や交易の決済手段として利用されました。金は「永遠の価値を持つ金属」として、多くの国で貴族や王族に独占されていたのです。
中世ヨーロッパでは、金塊は国家の富を象徴するものでした。特に、大航海時代(15〜17世紀)には、スペインやポルトガルが南米で大量の金を発見し、ヨーロッパへと持ち帰りました。インカ帝国の財宝がスペインに略奪され、ヨーロッパ経済に大きな影響を与えたことは有名です。
また、中世の錬金術師たちは「卑金属を黄金に変える」ことを目指し、多くの研究を行いました。実際には成功しませんでしたが、錬金術の研究が科学の発展に寄与したことは確かです。
19世紀になると、金塊は貨幣制度の中心的な役割を果たすようになります。多くの国が「金本位制」を採用し、国家の通貨価値を金の保有量によって保証する仕組みが確立されました。この制度により、各国は金塊を備蓄し、安定した経済を維持しようとしました。
しかし、20世紀に入ると、第一次世界大戦や大恐慌の影響で金本位制は崩壊。第二次世界大戦後の「ブレトン・ウッズ体制」により、アメリカのドルが金と交換できる基軸通貨となりましたが、1971年にはニクソン・ショックにより金とドルの交換が停止され、金本位制は完全に終了しました。
現在、金塊は投資資産としての価値を持ち続けています。金の価格は世界経済の動向によって変動し、不安定な時期には「安全資産」としての需要が高まります。特に、リーマンショック(2008年)やコロナ禍(2020年)では、金価格が大きく上昇しました。
また、近年では、個人でも金塊を購入できるようになり、小型のインゴット(1g〜100g)も流通しています。これにより、一般の投資家も金を資産として保有することが容易になっています。
もし金塊をお持ちで売却を検討されているなら、最新の相場をチェックし、「くらや松山店」で買取価格を確認することをおすすめします。
金の延べ棒(インゴット)と聞くと、一般的に映画などで見る大きな金塊を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実際には金の延べ棒にはさまざまな種類があり、用途や市場によって異なる特徴を持っています。今回は、金の延べ棒の種類とその特徴について詳しく解説します。
鋳造バーは、溶かした金を型に流し込んで成形された延べ棒です。表面が自然な質感を持ち、一つ一つの形状に微妙な違いがあるのが特徴です。重量のバリエーションが豊富で、大型の金塊(1kg以上)はこの製法が一般的です。
圧延バーは、金を薄く延ばしてからカットし、刻印を施したタイプの延べ棒です。キャストバーと比べて表面が滑らかで、より洗練されたデザインを持つことが特徴です。主に100g以下の小型バーとして流通しており、個人投資家向けに人気があります。
グッド・デリバリー・バーは、ロンドン金市場(LBMA)やニューヨーク市場(COMEX)で取引される標準規格の金塊です。通常、重量は約400トロイオンス(約12.5kg)で、純度99.5%以上が求められます。中央銀行や大手金融機関が保有することが多く、一般の個人投資家にはあまり馴染みがありません。
世界にはさまざまな金精錬メーカーがあり、それぞれ独自のブランドバーを販売しています。例えば、スイスの「PAMP」、ドイツの「Heraeus」、日本の「徳力本店」などが有名です。ブランドバーは信頼性が高く、純度保証がしっかりしているため、売却時の評価が高くなりやすいです。
投資目的ではなく、デザインや希少性を楽しむための金塊もあります。限定デザインや刻印が施されたもの、アニバーサリーモデルなどがあり、コレクターの間で人気です。重量も1g~100g程度と小型のものが多く、ギフトとしても利用されます。
金は単なる貴金属ではなく、生活や科学、歴史の中で多様な役割を果たしています。
金は金属の中でも特に柔らかい素材です。1gの金をなんと3km以上の長さに伸ばすことができ、0.0001mmほどの薄さに延ばすことも可能です。そのため、美術品や工芸品の装飾に使われるほか、電子機器の精密部品としても活躍しています。
金価格が高騰している今、売却をご検討の方は是非、一度「くらや松山店」にてお見積りはされてはいかがでしょうか?
査定・鑑定料は無料です。
相続で譲り受けた品で価値が分からないお品も当店の鑑定士がしっかりお調べ致します。
「くらや松山店」は愛媛県松山市天山にあるイオンの3階に店舗がございます。
お買い物ついでにお立ち寄りください。
「貴金属の他にも査定してもらいたいものが沢山ある」「遺品整理中で価値があるのか見てほしい」というお客様には
出張買取をお勧めしております。
ご興味のある方はお気軽にお電話ください。
相談・査定・出張買取にかかる費用は無料です。
スタッフ一同、ご来店お待ちしております。