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松山店
2020/08/04

愛媛県松山市 記念硬貨の買取|金貨 銀貨 貨幣 コイン|その価値を見過ごしていませんか?

7:55 am

 

こんにちは。

地方自治法施行60周年記念貨幣をはじめ、中部国際空港開港記念500円銀貨幣や東日本大震災復興事業記念貨幣はもちろん金貨や銀貨、貨幣などの買取専門店『くらや松山店』です。

 

世界中のさまざまな国が発行している記念硬貨。国レベルのお祝い事で発行されるケースが多く、普段使っている硬貨よりデザインや材質にこだわったものが大半です。

 

記念硬貨の歴史をたどると、なんとざっと2000年前の古代ローマ帝国にまでさかのぼります。時代や国を超えて発行し続けられる記念硬貨にはどのような意味があるのでしょうか。

なぜ記念硬貨は発行されることになったのか

記念硬貨は国民的な祝い事や行事で発行される

現在の日本の記念硬貨は、法律によって発行するルールが定められています。〈通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律〉の第5条第2項にしたがって、国家的記念事業の一環で発行されているのです。そのため、正式には記念貨幣と呼ばれる記念硬貨は、内閣の閣議決定によって初めて発行が実行されます。

 

記念硬貨を発行するのは、天皇や皇后をはじめ皇族の方々のご成婚やお子さまのご誕生、新元号の制定といった皇室のお慶びに関わることや、オリンピックや万国博覧会といった国際的なイベントの開催などが主な理由です。国家レベルで推進していた事業が完成したのを記念して発行される場合もあります。

 

最近では、平成から令和へと新元号が制定され、天皇陛下が即位されたのを機に記念硬貨が発行されました。日本の場合、普及している硬貨と同じく、記念硬貨は財務省が製造して発行します。見た目や材質、重さも日常的に使われる500円玉以下のコインとは異なりますが、すべてお金として使うことができます。ただし、あくまで硬貨に刻印された金額、額面での使用に限られます。もし、プレミアがついて購入価格の何倍になっていたとしても、お金の価値としては額面通りでしか使えません。

記念硬貨を最初に発行したのは古代ローマ帝国

「ローマの道は世界に通ず」といわれるほど繁栄を誇ったローマ帝国。世界で初めて記念硬貨を発行したのも巨大な国土を統治したローマ帝国でした。ローマ帝国は国土を広げるため、積極的に周辺地域と戦争を繰り返します。その戦勝を記念して、当時の皇帝や国王の肖像を記念硬貨にして国中に使わせていました。

 

戦勝記念と権力者の肖像がセットになった記念硬貨。つまり、「ローマはこれほど強い国なんだぞ」という権力を示して、国全体をうまくコントロールするために使われていたというわけです。

 

その後、時代が下ると、戦勝記念よりも新皇帝の即位を記念して発行されるケースが増えていきます。当時はテレビや新聞、インターネットがない時代。日常的に使用される硬貨そのものに国家規模の記念イベントを示すアイテムを作り出したのがローマ帝国でした。

 

現在も、王制や立憲君主制のヨーロッパの一部の国では、国王の即位や戴冠式、王族の婚姻、在位期間を記念して発行されています。

記念硬貨はなぜデザインや材質に凝っているのか

アメリカやヨーロッパで長い伝統として続く記念硬貨。記念硬貨の素材は、金や銀、プラチナやパラジウムといった貴重な貴金属を使っていることがほとんどです。また、硬貨に色を付けた《カラーコイン》と呼ばれるデザイン性のすぐれた記念硬貨も増えてきました。

 

もともと貨幣の歴史は金や銀からはじまりました。日本であれば金でできた小判、銀貨や銅銭など、素材の価値だけで高値で取引できることが多かったのです。しかし、世界恐慌の後、金の価値をベースにした金本位制から通貨の価値を政府が管理する管理通貨制度へと移行すると、金や銀を用いた貨幣は記念硬貨に限られるようになります。つまり、一般に流通しているお金は各国の政府がその価値を保証するのに対して、金貨や銀貨といった記念硬貨はコイン自体に価値が含まれるというわけです。

 

記念硬貨も、お金の価値としては額面価格どおりでしか使えません。しかし、記念硬貨の大半は額面価格以上に価値のある金や銀など貴金属を使用しているため、素材の相場が上がれば、自然に記念硬貨も高値で取引されます。コレクションアイテムとしてプレミアを狙ってコレクターに人気なのも、こうした収集型金貨に一般の貨幣にない魅力があるためです。

一時的なオリンピック記念硬貨人気

7:55 am

2020年に入って、東京2020東京オリンピック・パラリンピックの記念貨幣への注目が一気に高まりました。

 

毎回、オリンピック記念硬貨は世界的に人気が集まるため、コレクターが狙っています。しかも、開催国となれば普段記念硬貨にあまり興味のない一般の人たちも「買ってみようかな」となります。

 

日本で初めて発行された記念硬貨もオリンピックにまつわるものでした。1964年(昭和39年)の東京オリンピックです。

 

1964年の東京オリンピック記念硬貨は表に富士山と桜、ウラに五輪のオリンピックマークをあしらったもの。当時1,000円銀貨として発行されたものが、ネットオークションでは数倍のプレミア価格で取引されるケースも。

 

2020年の東京オリンピックでも、財務省は記念硬貨を発行します。37種類を4度に分けて発行される予定で、造幣局のオンラインショップでは一部の種類の購入を受け付けています。

 

東京2020オリンピックやパラリンピックの記念硬貨は1,000円銀貨。〈柔道〉や〈体操〉、〈卓球〉、〈車いすテニス〉など、スポーツの種別ごとに発行されていて、販売価格は9,676円(税込)です。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となった幻の東京2020東京オリンピック・パラリンピック。記念硬貨は予定通り発行されるため、これまでのオリンピック記念硬貨よりもさらなるプレミアが期待できるといつも以上に人気が高まっています。

 

1万円近くする記念硬貨はちょっと手が出せないという人には、金融機関の窓口で五百円バイカラー・クラッド貨幣と百円クラッド貨幣を額面価格で引き換えもできます。ただし、コロナの感染拡大防止の観点から、財務省はクラッド貨幣の引き換えの見合わせと37種類の記念硬貨の申込み受付の延期を発表しました。

 

つまり、コロナの状況次第で、このまま現在受付済の記念硬貨のみ順次発送されるだけで、新しい申込みやクラッド貨幣の窓口引き換えが出来ない状態が続いて、プレミア感がさらに増す見通しです。

記念硬貨はなぜ高額なのか

今回の東京オリンピック・パラリンピックの記念硬貨の額面価格は1,000円。にもかかわらず、なぜ9倍以上の9,676円(税込)で販売されるのでしょうか。

 

記念硬貨が一般に流通するお金より割高なのは、使われている素材の価値が高いこと、そして高度な技術が使われていること、この2点が挙げられます。

高額な素材

記念硬貨で使われる素材は金や銀など高値で取引される貴金属が中心。東京2020オリンピック・パラリンピック記念硬貨は純銀製の銀貨で約31gです。世界的な需要の高まりで、銀価格は年々高くなっています。ここのところ、170円前後で取引されていますが、単純に銀の材料費だけで2,000円を軽く超してしまうのです。

高度な技術

お金で重要なのは偽造されないこと。記念硬貨はプレミアがついて高額取引されることもあり、発行される度に最先端の偽造防止技術が使われます。ホログラムのような虹色発色技術が使われたり、硬貨の表面を微細な凹凸加工にしたり、偽造を防ぐためのさまざまな技術を使うと、その分製造コストが高くなります。

販売価格と市場価格の差

造幣局の販売価格も約1万円と高額な2020東京五輪の記念硬貨。しかし、実際に市場で取引される価格はプレミアがついて、さらに高値になると予想されます。

 

記念硬貨を専門に取り扱う貨幣商は、その記念硬貨の人気やデザイン性、使用されている貴金属の取引価格、発行枚数などを総合的に判断して値段を付けます。

 

1964年の東京オリンピックはアジア初の開催で日本の復興の象徴ともなり、記念硬貨も大人気。額面価格1,000円の銀貨ですが、ピーク時は20倍もの高値で取引されていました。しかし、発行枚数が1,500万枚と大量だったこと、国民的な関心が薄くなったことなどから、現在それほど価値はありません。

 

このように、たとえ国家的な記念行事に合わせて発行された記念硬貨であっても、市場価格の決まり方は単純ではないのが、記念硬貨の面白いところでもあります。

日本の代表的な記念硬貨

7:55 am

地方自治法施行60周年記念貨幣

地方自治法施行60周年を記念して、2008年から北海道をかわきりに47都道府県の図柄をあしらった日本貨幣史上初となる500円バイカラー・クラッド貨幣と1,000円銀貨が順次発行されました。1,000円銀貨は、額面以上の価格で販売されたプレミアム型貨幣です。艶消しのプルーフ仕上げに加え、彩色されたカラーコインはコレクターにも人気の記念硬貨です。

中部国際空港開港記念500円銀貨幣

2005年の中部国際空港の開港を記念して、表面には機内から見える中部国際空港が、裏面には旅客機と中部地方をあしらったデザインで直径28.0mm、重さ15.6gで発行されました。額面は500円の1種類ですが素材は純銀が使用され、全てがプルーフ加工の貨幣セット。発行枚数は5万枚と少数ながら、額面以上の価値を持つ記念硬貨です。希少性が高いため、コレクターが大切に保管している事が多いといわれています。

東日本大震災復興事業記念貨幣

東日本大震災の復興事業を国民的事業と位置付け、2017年に発行されました。1万円金貨と1,000円銀貨(カラーコイン)の2種類が第一次~第四次で計8種類発行され、それぞれ一部は贈呈用という特殊な発行となっています。全てがプルーフ貨幣で額面以上の価格で販売されるプレミアム型貨幣です。第一次のデザインは造幣局が手懸けましたが、第二次~第四次は公募のデザインを採用。東日本大震災復興事業記念貨幣は、造幣局からの販売の他、個人向け復興応援国債を一定額以上保有している人へ贈呈されました。因みに、造幣局が販売した通常版のケースは、外箱が白、内箱が赤です。贈呈分の特製ケースは、外箱が青、内箱が黒で感謝状も同封されていました。贈呈分の記念硬貨は希少性が高いため、取引価格も高額が期待できます。

まとめ

世界各国で発行されている記念硬貨はプレミアを狙ってコレクターも多いジャンルです。日本でも2020年の東京オリンピック・パラリンピックが幻となったため、いつものオリンピック記念硬貨以上に関心が高まっています。

 

記念硬貨の市場価格は、額面価格ではなく、素材の価値やコレクターの人気度など、さまざまな要素で決まるので思わぬ高値が付くことも。手元に記念硬貨の眠っている人は、現在の相場がどのくらいなのか、一度調べてみてはいかがでしょうか。

 

記念硬貨はどこへ売却しても同じというわけではありません。価値が見過ごされないよう、実績と専門知識のある買取専門店『くらや松山店』へご相談ください。

 

皆様からのお電話・ご来店を、心よりお待ちしております。

 

 

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