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2025.03.22
松山店

愛媛県松山市 愛媛県ゆかりの俳人たち─掛軸の高価買取は「買取専門店 く ら や 松山店」にお任せください!出張買取受付中です。

愛媛県ゆかりの俳人たち──河東碧梧桐・高浜虛子・種田山頭火の魅力

こんにちは。愛媛県松山市で骨董品・美術品などの買取を行っている『買取専門店 くらや 松山店 』です。

 

愛媛県は、俳句の聖地ともいえる場所です。日本を代表する俳人・正岡子規の出身地であり、彼の影響を受けた俳人たちが活躍しました。その中でも特に重要な存在が、河東碧梧桐(かわひがし へきごとう)、高浜虛子(たかはま きょし)、種田山頭火(たねだ さんとうか)の三人です。

彼らは、それぞれ異なるスタイルで俳句の世界を切り開きました。碧梧桐は革新を目指し、「新傾向俳句」を提唱。虛子は「客観写生」と「花鳥諷詠(かちょうふうえい)」を重視し、伝統的俳句の礎を築きました。そして山頭火は、自由律俳句という形式をとりながら、放浪の人生そのものを詠み続けました。

今回は、私たちの地元でもある、愛媛にゆかりのあるこの三人の俳人の人生と買取エピソードも交えながらお話いたします。

 

買取エピソード ~俳人たちの掛軸との出会い~

今回は、愛媛県にゆかりのある俳人の掛軸を買取した際のエピソードをご紹介いたします。俳句文化が根付く愛媛県には、正岡子規をはじめとする多くの俳人がいます。その影響もあってか、古い俳句掛軸の査定依頼をいただくことが少なくありません。

出張買取のご依頼

先日、松山市内にお住まいのご高齢のご婦人から、「祖父が大切にしていた掛軸を査定してほしい」とのご依頼がありました。お話を伺うと、お祖父様は俳句を嗜んでおり、生前に俳句の世界で交流のあった人物から贈られた掛軸が数点あるとのこと。さっそく、ご自宅へお伺いすることになりました。

 

買取品の確認

到着後、掛軸を拝見すると、そこには愛媛県にゆかりのある俳人の句がしたためられていました。

掛軸の価値と査定

掛軸の価値は、作者の知名度や保存状態、表装の質によって変わります。今回の掛軸は、

  • ◊俳人の直筆であること
  • ◊書の完成度が高いこと
  • ◊表装も上質なものであること

という点から、非常に価値のある逸品と判断しました。ただし、若干のシミや経年劣化が見られたため、その点も考慮し査定額をお伝えしました。お客様は「こんなにしっかり見てくださるとは思わなかった」と驚かれると同時に、「祖父も喜んでいると思います」と大変満足されたご様子でした。

 

 

河東碧梧桐(1873-1937):自由律俳句の先駆者

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生い立ちと正岡子規との関係

河東碧梧桐は、愛媛県松山市に生まれました。本名は河東秉五郎(かわひがし へいごろう)。彼は幼い頃から文学に興味を持ち、正岡子規(まさおか しき)と親交を深め、子規の指導のもとで俳句を学びました。子規が創設した「根岸派」の俳句運動に積極的に関わり、新しい俳句の形式を模索していきます。

 

俳句の革新と自由律俳句

碧梧桐は、伝統的な「五・七・五」の定型俳句に疑問を持ち、より自由な表現を追求しました。彼は「新傾向俳句」と呼ばれる運動を推進し、季語や定型に縛られない俳句を提唱しました。

例えば、

遠山に日の当たりたる枯野かな

この句では、視覚的な描写を重視し、季語を含みつつも、写生に重点を置いた作風が見られます。

 

俳壇からの批判とその後の活動

碧梧桐の自由律俳句は、伝統的な俳人たちからの強い反発を受けました。しかし彼は自身の信念を貫き、日本全国を旅しながら俳句の可能性を探求しました。晩年はやや伝統的な俳句に回帰しましたが、彼の試みは後の俳句界に大きな影響を与えました。

高浜虚子(1874-1959):伝統俳句の守護者

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正岡子規との出会いと俳句への道

高浜虚子も愛媛県松山市の出身で、本名は高浜清(たかはま きよし)です。碧梧桐と同様に正岡子規の指導を受けました。彼は子規の「写生俳句」の理念を受け継ぎつつも、定型俳句の美しさを重視し、後に俳句の伝統を守る立場へと転じていきます。

 

伝統回帰とホトトギス派の確立

虚子は俳誌『ホトトギス』を主宰し、俳壇における影響力を強めました。彼は「客観写生」と「花鳥諷詠(かちょうふうえい)」を俳句の基本原則とし、美しい自然の情景を詠むことを重視しました。

代表作として、

去年今年貫く棒の如きもの

この句は、年が変わる瞬間の感覚を的確に捉えた作品として名高いです。

 

俳句界への貢献

虚子は、多くの門弟を育て、俳句の普及に尽力しました。彼の影響は今なお色濃く、日本の伝統俳句の継承に大きく貢献しました。

種田山頭火(1882-1940):漂泊の俳人

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生涯と経歴

種田山頭火は山口県生まれですが、愛媛県とも深い関わりがあります。彼は放浪の俳人として知られ、定型俳句にとらわれず、自由な形式の俳句を詠んだ「自由律俳句」の代表的な俳人です。

 

自由律俳句の特徴と作品

山頭火の俳句は、彼の放浪生活や孤独感が色濃く反映されています。

まっすぐな道でさみしい

この句は、彼の人生観を象徴する一句として知られています。

 

愛媛県との関わり

山頭火は、松山や道後温泉などを巡りながら句を詠みました。彼の作品には、旅の中で感じた喜びや哀愁が込められています。

また、愛媛・松山では、かつて彼が暮らした庵「一草庵」が残されており、彼の足跡を感じることができます。

俳句掛軸の買取ポイント

俳句掛軸を買取に出す際には、以下のポイントが重要になります。

  1. ♦俳人の知名度:有名俳人の直筆であれば価値が高まりやすい。
  2. ♦筆跡・書の美しさ:達筆でバランスの良い作品ほど評価が高い。
  3. ♦落款や印章:真正品である証拠として、俳人の署名や印があることが望ましい。
  4. ♦表装の状態:表具が劣化していると価値が下がることも。
  5. ♦保存状態:カビやシミが少なく、折れや破れがないものが高評価。

最後に──出張買取なら安心・便利な く ら や 松山店へ!

愛媛県は俳句文化が息づく土地柄のため、俳人の掛軸が大切に保管されているご家庭も多いのではないでしょうか?もし、ご自宅に気になる掛軸がございましたら、一度査定に出してみることをおすすめします。

「買取専門店 く ら や 松山店」の出張買取サービスは、多くのお客様にご利用いただいております。専門の鑑定士がご自宅まで伺い、大切な掛軸を丁寧に査定。適正価格での買取を心がけ、お客様にご満足いただけるサービスを提供しています。

安心してご利用いただける理由

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「古い掛軸だけど価値があるのかわからない…」「遺品整理で出てきた掛軸を売りたい」そんな方もぜひご相談ください。

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まずはお気軽にお問い合わせください。

 

皆様のご来店、お問合せスタッフ一同心よりお待ちしております。

 

骨董品・美術品、遺品整理の高価買取なら買取専門店の
【KURAYA】松山店へご相談ください。

買取専門店 くらや 松山店
電話089-950-4334
営業時間10:00~19:00
住所愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
アクセス 伊予鉄道横河原線 いよ立花駅より徒歩7分

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