- 骨董品松山店2023/09/11
骨董品・美術品、遺品整理の高価買取
こんにちは。勲章や軍装品の買取を行っている買取専門店『くらや松山店』です。愛媛県で勲章やメダル、軍服、階級章などの買取を希望される方は、是非『くらや松山店』をご利用ください。
今回は〈勲章〉についてお話していきたいと思います。
勲章とは、国家や社会公共に対し優れた功績を挙げた人を表彰するための、国から与えられる名誉の標章です。毎年春と秋に、勲章を受けることになった人々が発表されますよね。ニュースや新聞で一度は見たことがある、という方も多いのではないでしょうか。
現在の勲章制度は1947(昭和22)年に日本国憲法によって定められたもので、それ以前の制度は今と内容が異なります。日本の勲章制度はどのように変遷を辿ってきたのか、次の章から紐解いていきましょう。
日本で最初に勲章が作られたのは、1867年にパリで開催された第5回万国博覧会がきっかけでした。日本初参加となったこの国際博覧会では、江戸幕府とは別に薩摩藩と加賀藩がそれぞれ独自に出展しました。
開会式当日、薩摩藩が皇帝ナポレオン3世などの分武官に贈ったのが〈薩摩琉球国勲章〉です。この勲章はフランスのレジオン・ドヌール勲章を見本として製作されたもので、日本における最初の勲章となりました。
薩摩琉球国勲章は赤い五稜星の中心に、丸と十を組み合わせた島津家の紋が印象的。五稜の間には金色で薩・摩・琉・球・国と文字が入っており、その裏面には〈贈文官 兼武官〉と記されています。これは薩摩藩の戦略の一環で、江戸幕府とは一線を画した独立国の政府であることを世界に訴えようとしたものでした。
江戸幕府も早急に〈葵勲章〉という独自の勲章を作ろうとしましたが、その後の大政奉還と王政復古の大号令により幕府は瓦解。この計画は幻となりました。薩摩琉球国勲章は日本国内で3点のみ確認されていますが、製作数は不明です。
1875(明治8)年4月10日、現在の旭日章の基になった〈勲章従軍記章制定ノ件〉が公布されます。これが日本における勲章制度の始まりです。以降、1876(明治9)年に菊花章、1888(明治21)年に瑞宝章と宝冠章、1937(昭和12)年には文化勲章が制定され、勲章制度は更に拡充していきました。
第二次世界大戦の終戦と、GHQの占領統治が始まった1945(昭和20)年8月。これまでの勲章制度の適用が困難になり、皇族や外国人に対する叙勲と文化勲章以外の生存者勲章は、一旦停止されることになりました。
その後暫くは、皇族や外国人に対する叙勲と文化勲章を除き、生存者に勲章が授与されることはありませんでした。そして時は1953(昭和28)年。西日本を中心に起こった風水害をきっかけに、救済や防災、復旧に全力を尽くした多数の功労者が現れます。栄典制度の必要性が痛感され、同年9月に叙勲が一部再開されることとなったのです。
1963(昭和38)年7月、閣議決定により生存者叙勲を再開。翌年には新しい叙勲基準が決められました。これにより既存の官公吏中心の制度が改められ、叙勲の対象は国民の各界各層の功労者へ。以後は毎年春と秋の2回、叙勲が発令されています。
ここからは、日本の勲章を幾つかご紹介していきましょう。遺品整理や片付けで以下の様な勲章を発見した方は、『くらや松山店』へ是非ご相談ください。
旭日章(きょくじつしょう)は、1875(明治8)年に制定された日本最初の勲章です。国家や公共、社会の様々な分野において、大きな功績を挙げた人へ授与されます。日章を中心に八方向へ伸びる旭光を配し、章と綬の間にある鈕には桐の花葉が用いられているのが特徴です。
当初は9等級で運用されていましたが、2003(平成15)年の栄典制度改正で勲七等と勲八等を廃止するなど大幅に整理されました。現在の旭日章は6等級です。
瑞宝章(ずいほうしょう)は、1888(明治21)年に制定された勲章です。長年に渡り国や地方公共団体の公務などに従事し、社会や公共のために功労を積み重ねた人へ授与されます。制定時は勲一等から勲八等までの8等級がありましたが、2003(平成15)年に改訂され現在は6等級です。
1888(明治21)年、瑞宝章と同時に制定された宝冠章(ほうかんしょう)。叙勲対象を女性に限定した唯一の日本の勲章です。現在も国家の正式な勲章として存続していますが、その運用は女性皇族や外国人女性賓客などを対象とした非常に限定的なものとなっています。
菊花賞(きっかしょう)は、明治時代に制定された最高位の日本の勲章です。現在は〈大勲位菊花章頸飾〉と〈大勲位菊花大綬章〉の2種類があります。
大勲位菊花章頸飾(だいくんいきっかしょうけいしょく)は、1888(明治21)年に制定された最高位の勲章です。天皇や皇族、首相経験者、外国元首などに対する授与が主ですが、軍人が生前受勲したケースもあります。大勲位菊花章頸飾が与えられるのは、大勲位菊花大綬章を受章した人のみです。
大勲位菊花章頸飾は、全ての構成部品に22金(22K)が用いられています。頸飾を佩用する場合は、純銀製の副章も一緒に左胸に佩用するようになっており、この二つを合わせると491.5gもの重さがあるのだとか。
大勲位菊花大綬章(だいくんいきっかだいじゅしょう)は、1876(明治9)年に制定された勲章です。最高位の大勲位菊花章頸飾に次ぐ勲章で、その多くは頸飾と同様に天皇や皇族、首相経験者などへ授与されます。
金鵄勲章は、1890(明治23)年に制定された日本唯一の武人勲章。受章対象者は陸海軍の軍人および軍属でしたが、大将、皇族軍人の如何を問わず相応の戦功がなければ授与されませんでした。
1940(昭和15)年以降、受章対象は戦功を挙げた戦死者のみに。1947(昭和22)年、日本国憲法と同時施行された〈内閣官制の廃止等に関する政令〉により、金鵄勲章は廃止されました。
文化勲章は1937(昭和12)年に制定された勲章です。科学技術や学問、芸術などの分野において、文化の発展にめざましい功績を挙げた人に授与されます。
桐花章は、1888(明治21)年に制定された勲章です。本来は、旭日章の最上位である勲一等旭日桐花大綬章として追加制定されたものでしたが、2003(平成15)年の栄典制度改革により、旭日章とは別の勲章として分類されました。
大勲位菊花章頸飾、大勲位菊花大綬章、桐花大綬章など、序列として上位に当たる勲章は授章者が少なく、希少性が高いことから高額査定が期待できるでしょう。
戦時中に授与されたものや等級が高いもの、保存状態の良いものは、買取市場において特に高評価となります。また、勲記などの付属品は査定額アップに繋がるポイントです。付属品もお持ちの場合は、勲章と一緒に査定へお出しください。
古いお品物は、少しでも綺麗な状態を保てるよう取扱いましょう。汚れや破損などが見つかっても、修繕はせずにそのままにしておいてください。無理にお手入れをすることで、価値が下がってしまう恐れがあるからです。
勲章は芸術的価値が高く、時代を超えて受け継がれてきた歴史の証人でもあります。大変貴重なものですが、遺品整理や生前整理などで発見した場合、その正しい価値が分からないという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
勲章や軍服、軍装品など、一見してその価値が分かりにくいお品物の査定は、『くらや松山店』にお任せください。在籍する買取経験が豊富なプロの鑑定士が、お客様の大切なお品物を1点1点丁寧に査定し、高価買取いたします。
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