- 新居浜店2022/02/08
骨董品・美術品、遺品整理の高価買取
こんにちは。真珠や珊瑚などの宝飾品や骨董品の買取を行っている買取専門店『くらや新居浜店』です。愛媛県で真珠製品の買取をご希望される方は、是非『くらや新居浜店』をご利用ください。
今回は〈真珠〉についてお話していきたいと思います。
真珠は、真珠層を持つ天然の貝から作られる宝石の一種です。宝石といってもダイヤモンドやエメラルドのような鉱物ではなく、琥珀や珊瑚と同じ有機物に属します。貝の中に侵入した異物に対し自ら分泌液を出すのですが、この分泌液が何層も重なりできたのが真珠です。
真珠は古くから〈月の雫〉〈人魚の涙〉とも呼ばれ、たくさんの人々を魅了してきました。世界最古の宝石として知られる真珠ですが、エジプトでは紀元前3200年頃、中国においては紀元前2300年頃、ローマでは紀元前3世紀頃から用いられていたようです。
まず初めに、真珠と人との関わりを辿っていきましょう。
真珠の歴史は古く、ペルシャ湾における真珠採取の歴史は4000年前に遡ると言われています。また、紀元前300年頃に作られた最古の真珠ネックレスが、イラン南西部のスーサ遺跡で発見されているのだとか。
エジプトでは紀元前3200年頃から真珠が用いられていました。エジプト女王クレオパトラが、自身が所有していた巨大な真珠のイヤリングの片方を、酢に溶かして飲んだという話は有名ですよね。
古代インドや中国の書物には、真珠が貢物や珍重品として扱われていたことが記されています。中国では、古くから不老長寿の妙薬としても使われていたようです。
スペインの探検家コロンブスやポルトガルの探検家バスコ・ダ・ガマの航海中に、ベネズエラ、インド、セイロン島で真珠が発見されました。イギリスがセイロン島の沿岸部を植民地にし、世界最大の真珠採集の漁場であったペルシャ湾の制海権を手に入れると、世界中の真珠がヨーロッパに集められるようになったのだそう。
古事記や日本書紀、風土記には〈シラタマ〉など真珠を表す記述が多く残されており、魏志倭人伝には〈シラタマ、5000個が魏の国に献上された〉という旨の記録があります。「一国の贈り物が真珠5000個だけ…?」と感じる方も多いと思いますが、当時の養殖技術では途方もない数の貝から真珠を見つけることは困難なことでした。
奈良時代頃の日本では、真珠は皇族や貴族にとって欠かせない装飾品に。特権階級の象徴、あるいは尊い美の象徴と評価されるようになりました。マルコ・ポーロの東方見聞録で〈日本は美しい真珠の産地である〉と紹介されると、日本産の真珠はたちまちヨーロッパから注目を浴びるようになったのです。
幕府より交易を許されていた中国とオランダに目を付けられ、日本産の真珠が多く輸出された江戸時代。鎖国下だった当時、多くの日本人が真珠に無関心でした。ところがアコヤ貝のケシ真珠が薬として用いられるようになると、日本全国で真珠の需要が高まっていきました。
明治時代に入り、新生明治政府が直面したのは極度の貿易赤字でした。そこで政府は、外貨を稼ぐために真珠に目を付けます。外貨を稼ぐことが急務となり、中国の貝付き半円真珠をヒントに編み出されたのが真珠の養殖です。
1893(明治26)年、実業家であった〈御木本幸吉〉が半円真珠の養殖に国内で初めて成功します。御木本幸吉は、日本が誇るジュエリーブランド・ミキモト(MIKIMOTO)の創業者です。
半円真珠はその名の通り丸い真珠ではありませんでしたが、約10年後の1905(明治38)年には真円真珠の生成に成功。1916(大正5)年には5mmを超える大粒真珠の養殖が実用化されました。
真珠のネックレスが空前絶後の人気を誇った時代。日本の養殖真珠の生産量が急増をみせる一方、真珠の価格は下落の一途をたどっていました。更に1930年代には日中戦争も重なり、真珠業界にとっては苦しい時代が続いたのでした。
日本が連合国に無条件降伏した1945(昭和20)年。日本の養殖真珠は、軍隊の売店でも販売されるようになりました。来日した進駐軍将校たちを相手に飛ぶように売れたのだそうです。
1954(昭和29)年には、TASAKI(タサキ)の前身である〈田崎真珠〉によって養殖真珠加工販売業が開始されました。自由貿易が広まり、輸出品として供給不足に陥った真珠産業を発展させた田崎真珠は、絶滅寸前だったマベ真珠の養殖に世界で初めて成功したことでも有名です。
1980年代、日本は世界最大の真珠消費国にとなったものの、1990年代に入ると海の環境悪化が原因でアコヤ貝の大量死が全国で相次ぐようになりました。2005(平成17)年頃を境に、真珠の輸入量が輸出量を恒常的に上回っているのが現実です。
しかし、日本には〈ミキモト〉や〈TASAKI〉など世界を代表するジュエリーブランドがあります。ティファニーやカルティエなども日本の養殖真珠を扱い始めた昨今。世界唯一の生きている宝石は、更なる発展を続けています。
買取市場においても良く目にする、代表的な真珠の種類をいくつかご紹介しましょう。
四季のある日本の豊かな海に生息している、アコヤ貝から採れる真珠です。真珠の中で最も透明感があり、キメが美しいとされています。別名は〈和珠〉(わだま)。日本のアコヤ真珠は現在も世界中に輸出されています。
オーストラリアやインドネシアなどの温暖な南洋に生息している、白蝶貝から採れる真珠です。主にオーストラリア産に多いシルバー系と、インドネシア産に多いゴールド系の二つに分けられます。
とりわけ高額で取引されるのは、美しい金色をした〈ゴールドリップ〉と呼ばれる白蝶真珠です。
タヒチの温暖な海に生息している黒蝶貝から採れる真珠で、〈タヒチアンパール〉とも呼ばれています。主な色は淡いグレーや漆黒ですが、中には黒をベースにグリーンやレッド、ブルー、ブラウンなど、様々な色味を帯びたものも。
特に〈ピーコックグリーン〉と呼ばれる、深いグリーンに赤系の反射のある色目をしたものは最高色とされており、高評価となります。
奄美大島に生息しているマベ貝から採れる、半球状の真珠。独特の美しい虹色の光沢が特徴です。ハート型やドロップ型など様々な形があります。
川や湖などの淡水に生息している、イケチョウガイから採れる真珠。かつては琵琶湖や霞ケ浦で養殖されていましたが、現在は中国で多く養殖されているため、国産淡水真珠は希少です。
淡水真珠は、主にカジュアルなジュエリーに用いられています。
〈フェイクパール〉〈イミテーションパール〉などと呼ばれる真珠を模造したアクセサリーがありますが、皆さまはそれらの見分け方をご存じでしょうか?〈貝パール〉〈コットンパール〉〈ガラスパール〉〈プラスティックパール〉などは、真珠に見せかけた人工物なのでご注意ください。
プロの鑑定士以外でも簡単に見分ける方法はないものか、気になるところですよね。ここからは、フェイクパールを見分ける幾つかのポイントをご紹介していきたいと思います。
本物の真珠は、最初に触った時にひんやりと冷たく感じるものです。偽物の場合は生暖かく手になじむ感じがします。
何度も触ると本物の真珠も温かくなってしまうので、あくまでも〈最初に触った瞬間〉の感じ方で判別すると良いです。また、ガラスパールにはひんやり感じるものもあるため、触った感覚だけで判断するのはやめましょう。
本物の真珠と真珠を擦りあわせると、軽いザラつきを感じます。偽物は真珠箔を綺麗に塗って作られているため、ツルツルとしているのです。強く擦りあわせると傷がついてしまうので、ごく軽く擦りあわせるように注意しましょう。
真珠のネックレスの場合は、〈粒の大きさ〉に注目してみてください。真珠は自然の産物であるため、全く同じ大きさのものは存在しません。偽物の場合、サイズがどれも均等で真ん丸な形をしているものが多いです。人工的な完璧さが出てしまうのだと思います。
他にもいくつか見分けるポイントはあるのですが、それでも自分で判断するのは不安ですよね。そんな時は、是非『くらや新居浜店』にご相談ください。真珠に関する専門の知識を持ったプロの鑑定士が、しっかりとその価値を見極めます。
最後に、先日お会いしたお客様との買取エピソードをひとつご紹介しましょう。生前整理をされたいとのことで、出張買取でご自宅へお伺いした時のお話しです。
『くらや新居浜店』の鑑定士が様々なお品物の査定をしていると、「ついでに見てもらおうかしら」と、お客様が箪笥の引き出しを開けられました。引出しの中を拝見すると、そこにはたくさんの真珠のネックレスやイヤリングが…。
使う機会がどんどん減っていき、「思い入れもあるし、どう処分すれば良いか分からなくて」と悩まれていたそうです。鑑定士が真珠のアクセサリーの査定額をお伝えしたところ、「こんなに高値で買取してもらえるなんて。そのまま捨ててしまわなくて良かった」と、快くご売却いただけました。
遺品整理や生前整理などの場合、「こんなに古いものは売れないのでは…」「価値が付くかなんて分からないし、捨ててしまおう」と、そのまま処分してしまったという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
『くらや新居浜店』には、真珠や珊瑚などといった宝飾品に関する買取経験が豊富なプロの鑑定士が在籍しています。お客様の大切なお品物を1点1点丁寧に査定しますので、処分してしまう前に一度『くらや新居浜店』にご相談ください。
「売却してしまうのはちょっと…」とお悩みのお客様は、査定だけでも大歓迎です。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。
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