
もくじ
愛媛県松山市・イオンスタイル松山の3階にある 買取専門店 くらや 松山店 では、ここ数年、
「純銀メダル・銀貨」 のご相談が大幅に増えています。
理由はさまざまです。
・実家の整理で、たくさんの記念メダルが見つかった
・お父様やお祖父様が収集していた銀貨が押し入れから出てきた
・造幣局製のセットがあるが価値が分からない
・銀相場が高いと聞いたので売るタイミングを知りたい
以前は“金に比べると価値が安い”というイメージが強かった銀ですが、
近年は再評価が進み、地金としての価値+美術性+歴史性 を含めて、
「しっかり査定してほしい」とお持ち込みされる方が増えました。
今回のブログでは、純銀メダルの基礎知識から価値の決まり方、
そして写真にあるような多種多様なメダルの実例を交えながら、
銀の魅力と、くらや松山店が大切にしている査定ポイント を詳しくご紹介します。
純銀メダルの世界は、知れば知るほど奥深く、
価値の見極めには「金属の知識」と「美術工芸の知識」両方が必要です。
買取専門店として、そして骨董・美術品にも精通する “くらや松山店” ならではの視点でお届けします。
純銀メダルとは、銀純度99.9%(SV999) の銀を素材としたメダルのこと。
一方、銀貨は国が発行する法定通貨または記念貨幣です。
・デザイン性・芸術性が高い
・数量が限定されているものが多い
・テーマ(歴史・文化・スポーツ)が明確で人気が分かれやすい
特に日本では、昭和〜平成にかけて膨大な種類の純銀メダルが制作されました。
ご成婚記念・ご即位記念・御在位記念などは、
日本ならではの格式を感じさせる人気ジャンル。
造幣局製のものはとくに仕上げが美しく、保存状態が良ければ評価が安定します。
1964年東京五輪や1972年札幌五輪、各国際大会の記念銀貨は、
デザイン性の高さと歴史背景から今もコレクション需要があります。
競技者、聖火、競技場をモチーフにした作品は特に人気。
信頼性が高く、付属品(ケース・証明書)が揃っていると評価が上がりやすいジャンル。
昭和の重厚なケース(赤箱・青箱)はコレクターの心をくすぐります。
企業創業○周年、県政○周年、記念事業、博覧会、特別展など、
「贈答用」として配られたメダルも多数。
一見ありふれて見えるものの、
発行数が極端に少ない“役員限定品” や
地方の歴史資料として価値が高いメダル が混ざっていることもあります。
彫刻家や工芸家がデザインした純銀メダルは、美術的価値が加わります。
人物像や動植物、抽象表現など、作品性が極めて高いものは
地金価格を大きく上回るプレミア がつく場合も。
査定では以下の要素を総合的に判断します。
もっとも基本となる部分。
SV999・SV925・重量(g)によって地金価格が変わります。
写真のように、単体で大きく厚みのあるメダルは重量があり、
ベースの地金価値がしっかりしています。
造幣局品には「発行枚数○○枚」と明記されることがあります。
数百〜1,000枚程度の少量発行はコレクターに需要があります。
一般的な贈答メダルでも、
稀に発行数が極端に少ない “限定ロット” が存在します。
価値を大きく左右するポイントです。
・皇室関連
・オリンピック
・地方自治の歴史もの
・動物・自然モチーフ
・科学・産業・鉄道系
・著名彫刻家の作品
テーマが人気であれば、
重量以上の評価がつくことが珍しくありません。
銀は変色しやすい金属ですが、劣化ではなく自然反応(硫化) です。
多少黒くなっていても査定に大きく響かないことも多いですが、
・深い傷
・経年による腐食
・表面の白濁
・メダル面の指紋跡
・ケース破損
・セットの欠品
などは評価が変わります。
セットものは「全揃い」が高評価。
箱・証明書・解説書が揃っているかどうかも大切です。
特に昭和期の造幣局品は、
ケース・証明書だけでも価値があるほど人気が高い ものもあります。
むしろ「ちゃんと銀である証拠」です。
硫化による黒変は自然現象であり、軽度なら磨きで戻ることも。
「贈答用だから価値が低い」と思われがちですが、
発行数が極少数のものは逆に希少で、コレクター需要が強い場合があります。
特に昭和40〜60年代は、
日本の金属加工技術が突出していた時代。
厚み・浮き彫りの深さ・磨きの質が非常に高いものが多いです。
特に官公庁や企業が発行した記念メダルは、
その時代のロゴ・書体・紙質までも価値の一部になります。
純銀メダルをお持ちいただくお客様からは、次のような声が多いです。
実際、メダルは種類が膨大で、一般の方が仕分けるのは困難です。
くらや松山店では 一点ずつ丁寧に査定し、価値を説明 しております。
銀特有の自然変色なので、ほとんどの場合問題ありません。
むしろ “本物の銀らしい経年” として味わいがあります。
銀の世界は“重さだけではない価値”が多く存在します。
美術・骨董を扱う当店ならではの視点で、
地金+デザイン+歴史背景 を総合評価します。
ある日の午後、松山市内にお住まいのお客様が、
「コレクションしていた銀貨を少し見てほしくて…」
と、落ち着いた雰囲気でご来店されました。
手提げ袋から丁寧に取り出されたのは、
1976年 モントリオールオリンピック記念銀貨セット。
箱を開いた瞬間、
ずらりと並んだ 5ドル・10ドル銀貨がまぶしく輝き、
スタッフ一同思わず息をのみました。
写真のとおり、合計28枚が大きなケースに収められた豪華なセットで、
競技種目・シンボル・地図・施設など、
当時のオリンピックの世界観が細密に描かれています。
「こんなに立派なものだったんですね…」
と、お客様ご自身も驚かれるほどの迫力です。
実はモントリオール大会の銀貨セットは、
“世界初の公式長期記念銀貨プログラム” として歴史的にも重要なコレクションです。
・各競技の象徴的な瞬間
・カナダの自然風景
・聖火や五輪シンボル
・大会ロゴ
・世界地図のデザイン
など「銀なのに絵画のような美しさ」に仕上げられ、
セット全体で芸術性の高いシリーズとして知られています。
当店では、まず重量・銀純度を確認し、
その後、各コインの保存状態と発行背景を説明しながら査定を進めました。
幸いにもこのお品は 変色が非常に少なく、カプセルも割れなし。
お客様が長年ていねいに保管されてきたことが伝わってくる状態でした。
査定が進むにつれて、お客様は少しずつ笑顔に。
「価値が分からないまましまっていたけれど、
こうして丁寧に説明してもらえると、父の気持ちまで分かるような気がしますね。」
コレクションは価格だけではなく、
“その人がどんな思いで集めていたのか” を知るきっかけにもなります。
査定額にもご納得いただき、「これなら父も喜ぶと思います」と安心されたご様子でした。
銀貨の査定を通して、
ご家族の想いをつなぐお手伝いができる――
それが、私たち買取専門店のやりがいでもあります。
純銀メダルは、単に金属の価値だけでなく
「歴史」「美術」「テーマ性」を理解してこそ正しい査定ができます。
くらや松山店は、
・骨董・美術品の専門知識
・貴金属の確かな査定技術
・多様な分野を一点ずつ丁寧に見る姿勢
を大切にしています。
イオンスタイル松山の3階にあり、
駐車場も広く、ご来店しやすい点も多くのお客様に喜ばれています。
また、ご自宅に銀メダル以外の骨董品・美術品がある場合は
出張買取にも無料で対応 いたします。
この記事でお伝えしたように、
純銀メダルや記念銀貨の価値は**「重さ」だけでは決まりません。**
・発行背景
・デザイン・彫刻の質
・テーマ性
・保存状態
・付属品
・希少性
これら多くの要素が組み合わさって、
ひとつひとつの価値が決まります。
ご自宅で長年眠っている銀メダル・銀貨には、
思わぬ価値が潜んでいることも珍しくありません。
「価値が分からない」
「仕分けできない」
「量が多くて持ち運べない」
そんな場合でも、買取専門店 くらや 松山店にぜひご相談ください。
店頭での一点査定はもちろん、
骨董品や美術品もまとめてみてほしいという場合は
出張買取で丁寧に対応いたします。
銀メダルの奥深い魅力を知っている査定士として、
大切なコレクションを“正しく評価するお手伝い” をさせていただきます。
【店舗情報】
買取専門店 くらや 松山店
所在地:愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
営業時間:10:00~19:00(年中無休)
お問い合わせ:089-950-4334
駐車場 : あり/無料 1,140台
出張査定・相談無料|予約不要|初めての方も安心