もくじ
遺品や生前整理などお片付け品の出張買取や、ご不用品の処分をする買取専門店『くらや札幌西店』店長の寒河江です。
今回は遺品整理をした際の〈遺品の買取〉に、ポイントを絞ってお話いたします
「遺品の買取をしています」と、ご来店くださったお客様や営業に来た業者の方にお話をすると3回に1度程度の割合で「エッ!」とビックリされてしまいます。
〈遺品整理〉〈生前整理〉〈終活〉が世間一般に広く認知されてきたとは言え、〈遺品の買取〉と耳にすると驚かれる方がいらっしゃっても不思議ではありません。
古来は「遺品を買取する」という文化や風土は無かったように思います。形見分けやお焚き上げ・処分といった方法が一般的で「故人の形見を売るなんて、けしからん!!」といった考えの方が多かったのではないでしょうか?
最近は、リサイクルショップや買取専門店(宝石・腕時計やブランド品・美術品・楽器・家具など)の店舗数が全国で爆発的に増え、お客様が不要と判断したお品物をフリーランスで売り買いをされている方もいらっしゃいます。
遺品整理でいう〈仕分け〉段階には、
【1】とっておく物
【2】処分する物
【3】不用品として再利用できる物は売却する
の3つの項目がありますが、そのうちの3つ目〈不用品として再利用できる物は売却する〉がまさしく〈遺品の買取(売却)〉となります。
基本的な考え方はリサイクルと同じで遺品整理を行う場合でも、不用品として処分する(ゴミとして捨てる)量を減らしましょう…と、いう事です。
ご遺族で遺品整理を行い、3つの仕分けを実行された後に『くらや札幌西店』をご利用されるお客様もいらっしゃいますし、遺品整理の初期段階でご依頼いただく場合もあります。
『くらや札幌西店』では遺品の買取の中で、値をつける事のできるお品を探す・買取をするという点が強みの買取専門店です。形見分けや遺産相続における査定見積書の作成も承っております。
遺品整理の初期段階でご依頼いただいた際は、当店の提携業者さんにお願いをしています。当店で値をお付けできなかったお品物の処分や廃棄も並行して対応する事が可能です。
「時間がないからやむを得ず全て処分してしまった」「価値があるとは到底思えなかったから捨ててしまった」というお話をよくお聞きします。これから遺品整理を始める方で「遺品って売る事ができるんだ」とお気付きになられた方がいらっしゃいましたら、是非気軽にご連絡・ご相談ください。
全ての査定・お見積りは無料で行っておりますので、札幌市内は元より札幌市外・遠方地の方でも気兼ねなくお問合せいただけましたら幸いです。
ここでは『くらや札幌西店』へご依頼いただいた実際の〈遺品の買取〉のお品物や〈遺品整理〉の際に、お客様へお伝えした事例をご紹介します。
まず、お買取が可能なお品物…又は、買取させていただくことが多いお品物です。〈装飾品類〉と〈金券類〉が挙げられます。
装飾品類と一言でお伝えしていますが、具体的には貴金属のアクセサリーや宝飾品類(ダイヤの指輪やネックレスなど)、腕時計や懐中時計、眼鏡やサングラス、身に着ける事のできるお品物全般です。
金や宝石のアクセサリーが売れる事をご存知の方でも、珊瑚や鼈甲のアクセサリーやイミテーションアクセサリーの買取が可能な事をご存知ないことがあります。「日本製の腕時計だから安いでしょう…」と諦めている方が時々いらっしゃいますが〈グランドセイコー〉〈キングセイコー〉〈国鉄の懐中時計〉は、高価買取が可能なお品物というのをご存知の方は少ないです。
どんなお品物にも時代時代の流行り廃りで影響はあるものの、アンティークとして付加価値がつくことで高値での買取査定額をご提示できる事があります。また、金券類では当然の如く商品券や図書券・ビール券のお買取ができる事をご存知でも、〈切手〉のお買取ができる事をご存知ない方は沢山いらっしゃるのです。
切手は額面を超す〈プレミア切手〉こそ少ないですが、1点1点の買取金額や買取率は思っているよりも高いお品物となります。ご高齢の方が故人の場合、切手収集が趣味だったりお付き合いの一環で大量の切手をお持ちの方が多かったという時代背景もあり〈遺品の買取〉において、切手は見逃すことのできないお品物といえそうです。
変わり種、という訳ではありませんが〈骨董品〉〈茶道具〉〈書道具〉など、遺品の買取をお引き受けする事もあります。骨董品に関しては象牙の1本牙や麻雀牌、置物や絵画などの美術品が多く、茶道具や書道具は故人の方がお花やお茶の先生・教授、書道教室を開いていらっしゃった場合にご依頼が多いです。
一見、価値が判り難いお品物が多いのですが、その道の先生がご使用・収集されていたお品物は良い品が多い傾向にありますので、処分される前に一度査定に出される事をお勧めします。
続いて〈買取ができない遺品〉についてです。実際にお断りした例をご紹介いたします。
【1】登録証の無い刀
【2】登録証の無い象牙の牙
【3】種の保存に抵触する鳥類などの剥製
【4】取引禁止などの生体
【1】と【2】は、登録証の再発行・新規発行が出来るのであれば後に〈買取可能〉となります。
あくまでも遺品整理の際、その場でのお買取は不可という事です。刀は全てのお品物が登録可能という訳ではなく、時には警察に押収されてしまう場合もあります。ですが、押収されるケースは、非常に稀ですので頭の片隅に置いておく程度で問題ありません。
また、象牙は刀と比べると登録証の発行は、高額(8~10万円)になる場合が圧倒的に多いお品物です。不安な方は、登録証の取得をする前にご相談ください。
【3】と【4】は、遺品に限らず完全に買取できないお品物となります。まず、〈種の保存に抵触する鳥類などの剥製〉です。北海道に多い〈鷲(ワシ)〉〈雉(キジ)〉の剥製は、種の保存に関わるワシントン条約(レッドリスト)に該当しますので取引が禁止されています。各自治体のルールに乗っ取り、廃棄していただく流れです。剥製ではありませんが、茶道具における〈羽箒〉も買取不可となります。
最後に〈取引禁止などの生体〉です。ペットとして飼育していた〈サンショウウオ〉など、捕獲や取引が禁止されている生体は買取ができません。例え珍しい種類・昔は高値で取引されていた生体であっても買取・取引は禁止されていますのでご注意ください。
悲しいお話ではありますが、ペットとして飼育していた動物も法令上は〈物〉扱いとなるものの、当店で生体のお取扱いしていないため、金銭の授受に関わらずお力にはなれません。
買取専門店『くらや札幌西店』は、遺品の買取をメインに取引する買取店です。
ご来店くださった〈遺品の売却〉を検討されている、お客様の事情は多岐に渡ります。中でも多いのが「捨ててしまっては忍びないから」「故人の住居を引き払うので、整理をしている時間がないから」「遺品整理や不用品廃棄に費用がかかるため、少しでも足しになれば」と、いった事情のようです。
〈遺品整理〉という言葉に対し、〈生前整理〉という言葉があります。その名の通り〈生〉の事点であらかじめ不要な物と必要な物を整理・廃棄・譲渡し、〈死〉が訪れる前に整理整頓するという事です。
生前整理を既にしていただいていた場合、ご遺族が遺品のお買取を依頼されるケースは少なくなります。何故かというと、所有者(故人)の判断で事前に重要なお品物は譲渡されていたり、当然ながら所有品の価値が判っているので、ご自身であらかじめ売却されているケースが多いからです。
その場合、ご自身の手元に残っているのは必要最低限のお品物に限定されている事が多く、遺品の売却というよりは〈処分〉という事例に近くなります。
最近では遺品整理・遺品の買取、生前整理、終活が〈当たり前〉の事として取り扱われるようになってきました。
私が買取専門店を運営しているから…、という事に限らず非常に良い事だと思っています。日本では〈生〉〈死〉〈性〉に関わる事柄の情報公開はタブーとされる傾向が強いですが、誰にでも当然訪れるべき事柄であり「本来ならもっと活発に取り扱われてもよいでのではないか…」と、思っているくらいです。
買取専門店『くらや札幌西店』では、終活アドバイザーが在籍しております。遺品整理や生前整理・終活でお困りの方や遺品の買取・売却には気が進まないけど…。でも、お品物をどうにかしないとならない方は気軽にご相談ください。
特に「どんな物を持って行って査定してもらえばいいのだろうか?」「こんなものは持っていったら恥ずかしい」「量が多くて持って行けない」という方は、出張買取を行っております。
出張買取では買取品以外のご相談も実際に現場を拝見しながら、話をお伺いする事ができるので、アドバイスさせていただきやすいという利点があります。お買取以外で、少しでもお力になれれば幸いです。
日本人は謙虚な方が多いと思いませんか?私は主観ながらそう思っています。遺品の買取をさせていただく80%くらいの方が「大した物じゃないと思うけど…」とお話され、スタートする事が多いです。
遺品の買取のメリットは、買取金額・売却金額だけに留まりません。〈お金〉以外にも、メリットはあるのです。遺品の買取の場合、本当に多種多様なお品物を買取します。
貴金属・アクセサリー・腕時計や懐中時計・骨董品・先祖代々の刀・一見なんだか分からないお品物など…。
そういったお品物の価値を故人の方・ご遺族の方が、ご存知ではないケースが非常に多いのです。遺品の買取では「何故この品が引き継がれてきたのか」「どうしてこの品を残したのか?」といったルーツや故人の方の生き様・ご遺族へのメッセージが紐解かれる事があります。
普段は寡黙な方でも「自分に何かあった時のために…」と、生涯大事にしていたお品物が発見されたり、歴史上の人物と大きな関わりがあった事実が判明したり、なんとなく残していたお品物が、実はとても価値の高い物だった…など「あっ!」と、驚くような逸話に行きつく事もあるのが遺品の買取の大きなメリットといえます。
亡くなった方が残された遺品から読み解ける、教えてくれる…という事実は、意外と多かったりするものなのです。勿論、買取金額が発生する遺品の買取であった場合、〈思い〉以外の部分でもご遺族にとって大きなプラスになるのは明らかです。そういった現実的な部分だけではなく、秘められた背景を紐解く…知るというのも遺品の買取を依頼していただく良さだと言えると思います。
買取専門店と耳にすると〈お高い〉〈敷居が高い〉〈安物は断られるのだろうか〉と、お考えの方もいらっしゃるかもしれませんが全くそんな事はありません。
遺品の買取・遺品整理・生前整理の場合、買取できるお品物・できないお品物を含め、数が多いことが特徴です。
そういった場合は出張買取で対応させていただく事が多いのですが、下は百円から上は数十万円、数百万円と1つ1つしっかり見極めて査定・買取しております。
1つ1つのお品物は安価であっても、お品物をまとめて査定させていただいた場合、ある程度の金額になる事が多いですし、量の多い少ないで査定料が発生したりすることはありません。買取・査定でお伺いするのは無料となっています。
また、店頭まで大量にお品物をお持ちいただいた場合でも、一旦お預かりし査定が完了してから改めてご連絡する事も可能ですので、店頭へ直接ご来店いただきコロナ禍で心配される〈3密〉になる様な事もありません。気軽にご来店・お問合せください。
出張買取のご依頼は、北海道内であれば基本的に何処でもお伺いいたします。札幌市外の場合、お品物の量や内容で若干の調整をさせていただく事もございますが、お客様のご要望を最優先に対応しております。
札幌市内は西区・東区・北区・中央区からのご依頼が多く、市街近郊の小樽市・石狩市や北広島市や恵庭、南幌、夕張もご依頼を頻繁にいただきます。
また、お客様ご自身が東京など本州にお住まいでご実家の遺品整理や不用品処分を行いたくても、このご時世で北海道を訪れるのは難しい方向けの〈遺品整理代行〉を行う事が可能です。
空き家の場合は、鍵をお借りしたり委任状をいただく必要がありますが、最近のコロナ禍の影響により北海道への渡航が困難なお客様からご好評いただいています。
最近も何件かご依頼いただきましたが、一切のトラブルなく対応完了しておりますので気軽にご相談ください。どのような案件でも誠意を持って対応させていただいております。不安な方も気楽にご相談いただけましたら幸いです。
お客様のお電話・ご来店を心よりお待ちしております。
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店舗:くらや 札幌西店
住所:北海道札幌市西区西町南19丁目1-18
電話:011-215-8866
営業時間:10:00~19:00
定休日:木曜日