- ダイヤモンド札幌西店2023/11/16
骨董品・美術品、遺品整理の高価買取
ご閲覧いただきありがとうございます。札幌市西区西町にある店舗にて〈ご不用な〉ダイヤモンドや宝石、貴金属などアクセサリーの査定・買取を行っている買取専門店『くらや札幌西店』です。
今回は、〈ダイヤモンド〉〈ダイヤが付いた指輪〉の評価・買取がどのように行われるのかについて、お話ししていきたいと思います。実際の目安となるような数値も挙げながら書き進めていきますので、ダイヤモンドのご売却を検討されている方は必見!
現在(2023年11月)より何年も後にこちらを御覧になった場合は、相場や基準が変わっているかもしれません。しかし、基本的な買取・査定方法や考え方は今と大幅には変わらないかと思います。
現代はインターネット社会です。スマホやパソコンのブラウザ上で〈ダイヤモンド 評価の仕方〉などと検索をかければ、僅か数秒で〈4C〉というキーワードが発見できるでしょう。この4Cについて丁寧に書かれている記事は沢山ありますが、「つまりいくらになるの?」というのがお客様目線の本音なのでは…?
鑑定士の私が見ても「分かりやすいけれど、目安になるような買取金額は想像できないだろうな」と感じます。そこで今回は〈目安〉となる部分に焦点を当て、『くらや札幌西店』ではどのようにダイヤモンドの査定・買取に取り組んでいるのかをお伝えしていきたいと思います。
冒頭にも登場したキーワード〈4C〉とは、ダイヤモンドの大きさ・色・カット・透明度を指します。この4つを表す英語の頭文字が全て〈C〉であるため、〈4C〉と呼ばれているのです。
ダイヤモンドにおけるカラット(CARAT WEIGHT)は、ダイヤモンドの重量(大きさ)を意味します。ダイヤモンドは一般的に非常に高価な宝石といわれており、大きければ大きいほど高価であると考えてよいでしょう。
つまり、大粒のダイヤモンドであるほど買う時も売る時も高値が付けられる傾向にあります。しかしその評価は単純に大きさだけで決められるのではなく、〈4C〉のバランスが肝となってくるのです。
さて、ここからはダイヤモンドのカラットに関する価値について解説していきたいと思います。昨今では1カラット以上か未満か、0.5カラット以上か未満か、0.25カラット以上か未満かなど、ダイヤモンドの大きさにより買取金額が大きく変わります。
例えば、カラット以外の3Cがまったく同等のダイヤモンドが2つあったとします。一方は1カラットで買取金額25万円、もう一方は0.99カラットで買取金額18万円(この金額はあくまで一例です)と、1カラット以上か未満かである程度の金額差が生じるのです。
ダイヤモンドのカラット数は直径から算出することができるのですが、お客様ご自身でも簡単に検索できることなので今回は省略します。〈以上か未満か〉で価格が変わることにおいて、1カラット・0.5カラットの基準はここ10年来変わっていません。
1カラット未満の婚約指輪に使われるようなダイヤモンドは、大きさ×10万円がひとつの目安となるでしょう。これをベースとし、更に色やカット、透明度などそのダイヤモンドが持つ個性が評価されます。
この簡易的な10万円の計算式の基準値は年々高くなってきています。0.25カラットを下回るとこの計算式を当てはめることができないため、買取価格が大きく減ってしまうことも…。
不況が続く昨今の日本では、婚約指輪のダイヤモンドとして0.1~0.2カラット前半のものがよく売れるそうです。販売側のニーズと買取側の実情が異なることから、お客様がいざダイヤモンドを売ろうと査定に出された際に、ギャップを感じてしまう可能性は否めません。
ダイヤモンドにおけるカラー(COLOR GRADE)は、その名の通り色味を指します。最近はD(最高)からZまで23段階にランク分けされますが、私個人としてはDからNまでの11段階で考えるのがベターかと考えています。
黄色・茶色味が見られるダイヤモンドは〈アンダーN〉とよばれ、買取査定の現場においてかなりお安くなってしまう傾向にあるため、アンダーNのダイヤモンドの正確なグレードを追う必要はないのです。
さて、ここまでダイヤモンドのカラーグレードの大枠を記載しましたが、ここからは買取査定に関わるストレートな内容を展開してまいりましょう。ダイヤモンドの買取において高価買取が見込めるカラーグレードは、〈D〉〈E〉〈F〉〈G〉〈H〉の5段階となります。
ブランドジュエリーなどは、この5つのカラーグレードをもつダイヤモンドが使用されることが多いです。DからGのダイヤモンドは肉眼では判断できないほど無色透明で、Hカラーも殆ど透明に見えます。よくよく見ると若干黄色味を帯びている…という程度です。
〈I〉〈J〉〈K〉は、肉眼でも黄色味や暗色を感じます。カラーグレード以外の評価で特筆するものがあるダイヤモンドであるか、または相当に大きな粒でない限り高価買取は難しいでしょう。
〈L〉以下はかなり黄色いダイヤモンドで、鑑定書がある場合は〈イエローダイヤモンド〉〈ブラウンダイヤモンド〉などと評されるものも。カラット・カット・透明度などの評価に関わらず、なかなか高価買取には繋がりません。
ダイヤモンドの中には、〈ブラックダイヤモンド〉〈ブルーダイヤモンド〉〈ピンクダイヤモンド〉と呼ばれる有色のダイヤモンドが存在します。ブラックダイヤモンドなどは研磨される前の原石のような取り扱いになるため、価値が評価されにくいでしょう。
その他の有色ダイヤモンドについては、元々その色だったのか・後に染色されたものか(カラード)の違いで、天と地ほどの差が発生します。天然のブルーダイヤモンド・ピンクダイヤモンドなどは、大変高価な価値あるダイヤモンドです。購入時には必ず鑑定書や鑑別書が付くので、査定時には忘れずにお持ちください。
ダイヤモンドの付いた指輪のカラーの良し悪しは、実はお客様ご自身でも今すぐ判断することができます。ダイヤモンドが付いている指輪の土台が金(ゴールド)か白色(プラチナ)かを確認する、というだけの簡単な方法です。
先述の通り、カラーの評価が高いダイヤモンドは無色透明であるため、黄色味が映し出されてしまうゴールドの枠は殆どと言っていいほど使用されることはありません。優れたカラーを持つダイヤモンドには、高確率でプラチナの土台が使われます。
ゴールドが放つ黄色味は、カラーグレードの低いダイヤモンドを良い塩梅に綺麗に見せてくれるのです。中にはオーダーメイドなどの例外もありますが、傾向というよりは法則とも言える約束事なので、興味のある方はお持ちのダイヤリングを一度確認してみてください。
ダイヤモンドにおけるカット(CUT)は、ダイヤモンドの美しさを評価する上で唯一〈人間の技術介入〉の良し悪しを判断するものとなっています。評価基準の大枠は、エクセレント(Excellent)・ベリーグッド(Very Good)・グッド(Good)・フェアー(Fair)・プアー(Poor)の5段階です。
ダイヤモンドの評価は、人工処理が一切加えられていない〈無垢のまま〉であることが必須条件。それなのになぜ〈カット〉のみ人間の技術介入が許されているのでしょうか?
その答えを一言で言うならば、カットなしではダイヤモンドを〈ダイヤモンド〉と認識できないからです。ダイヤモンドの本来の姿は、不純物が付着した一見何だが分からない物体で、我々がイメージするダイヤモンドとはかなり異なります。
ダイヤモンドにおけるカット評価は、〈グッド(Good)以上〉であることが高価買取の条件と言えるでしょう。婚約指輪など、ひと粒で主役となるべくセッティングされているダイヤモンドは、殆どがグッド以上の評価となります。
グッドは加点減点無し、これを基点に1段階ずつ価値が増減すると言えば分かり易いでしょうか。仮にカット以外の評価が全く同じダイヤモンドがあったとして、グッド評価のものに5万円の査定額が付けられた場合、ベリーグッドはプラス1万円前後、フェアーはマイナス1万円前後といったイメージです。
カットとカラットは、切っても切れない関係にあります。カットにおける評価がグッド以上を得るためには、想像以上にダイヤモンドをそぎ落とし、お金がかかる贅沢な加工が施されるのです。
つまり、ダイヤモンドの評価を上げるカットをする程、カラットは小さくなってしまいます。費用もかかるため、エクセレントカットに見合うダイヤモンドを厳選し加工していく必要があるということです。
極稀なケースですが、大ぶりで透明なダイヤモンドであるのにカットのみ評価が低いダイヤモンドが存在します。こういったものはリカット(再度カットする)で価値が上がることも。カラットは小さくなってしまいますが、カットが高評価となることでプラスの価値が生み出されるのです。
ダイヤモンドの評価を決める上で、一番重要とも言えるクラリティ(透明度)についてお話ししていきましょう。誰かにダイヤモンドのクラリティを説明する際、私自身が必ず使うのが、窓ガラスにぶつかる鳥の例です。
可哀そうな話になってしまいますが、鳥は透き通ったガラスにぶつかってしまうことがありますよね。その理由は、ガラスに綺麗に反射した風景を鳥が錯覚し、障害物であることを認識できないからだそうです。
しかし、窓ガラスが汚れていたり割れてしまっていた場合はどうでしょう?きっと鳥はガラスを認識し回避できるはずです。この感覚がダイヤモンドにおけるクラリティ、透明度に通ずると私は考えています。
クラリティは拡大鏡などを用いて判断するのですが、高評価となるのは、いくら目を凝らしても内包物や外傷が見当たらないダイヤモンドです。クラリティは11段階で評価されますが、〈VS〉以上であれば高額査定が期待できるでしょう。
クラリティは最高評価の〈FL〉から始まり、IF、VVS1、VVS2、VS1、VS2…と続いていきます。VS評価は上から6番目程の評価です。これを聞くと、11段階中の6番目なら「そこまで難しくないのでは?」と思う方も多いでしょう。
ところがVS以上の評価を得るには、かなり高いハードルを越えなければならないのです。まずFL、IFについては殆ど存在しない評価とお考えください。あるにはありますが、希少性・価格ともに想像の何十倍も高いダイヤモンドとなります。
次いでVVS1、VVS2、これらが現実的な最高評価と言えるでしょう。質が良いと評されるダイヤモンドの約70%はVS未満であるため、VS以上の評価が得られたダイヤモンドは如何に希少かお分かりいただけると思います。
また、クラリティがVS以上のダイヤモンドは小粒のものが多いです。ダイヤモンドの原石から不純物の少ない透明な部分をくり抜き、そこから沢山採れるように計算しながら削り出し、さらにそこからカットを行うからです。
カラットなどダイヤモンドの質(4Cのバランス)を考慮しなければ、VS以上のダイヤモンドはきっと山ほどあるでしょう。しかし、ダイヤモンドの評価はクラリティのみでは決まりません。透明度が低くとも、その他の部分が軒並み高評価である場合などは十分に高価買取が期待できます。
内放物を除去し、クラリティ評価を上げる加工が施されているLDH(レーザードリルホール)というダイヤモンドは、仮に4Cのバランスが良くても価値が大幅に下がってしまうため、注意が必要です。
ダイヤモンドの評価対象〈4C〉とは別枠になりますが、蛍光性(フローレッセンス)は侮れない価格変動を起こす要素です。蛍光性はダイヤモンドが紫外線をどれ程吸収するかで評価され、買取査定の現場ではブラックライトを当てて判断します。
蛍光性は査定額にどれくらい影響があるのでしょうか?蛍光性が〈ほとんど無い/紫外線の吸収が僅かにある程度〉は減点無し、〈ある程度の紫外線の吸収を認める〉は約一割程度の減点、〈紫外線の著しい吸収を認める〉は更に減点とったイメージです。
4Cの評価が高いダイヤモンドで、蛍光性だけが悪いダイヤモンドは少ないものです。ダイヤモンドは選別・処理・加工に至るまで膨大なコストが掛かっており、蛍光性が悪いダイヤモンドなどは初期の段階からはじかれてしまうのです。
蛍光性が注目される前に取引されていたダイヤモンドは、4Cのバランスが良いにも関わらず、蛍光性のみ評価が低いものも…。こういった事情を念頭に入れていただくと、ご売却の際の心構えとしてお役に立つかと思います。
100円ショップで売っているようなブラックライトでも、ダイヤモンドの蛍光性は判断できます。お試しになる際は、手で囲うなどして暗所をつくり、その中にダイヤモンドを入れブラックライトを当ててみてください。青くならなければ、蛍光性が評価されるダイヤモンドと言えるでしょう。
本日は実際の査定額の目安をはじめ、お客様目線に置き換えたダイヤモンドの判断基準などについてお話ししました。ダイヤモンドに限ったことではありませんが、定価のない物の価値をご自身で判断するのは難しいものです。
ダイヤモンドをご売却される際は、シンプルですが〈信用のできるお店〉〈利用客の評判が良いお店〉〈経験豊富な鑑定士がいるお店〉を選択することが望ましいでしょう。『くらや札幌西店』は様々なお品の査定を行っている買取専門店ですが、とりわけダイヤモンドに関しては、北海道内、札幌市内のどのお店にも引けを取らない自信があります。
当店は〈誠実に買取している〉〈他所のお店より高価買取してくれた〉とお客様に評価していただけるよう、日々研鑽し営業しております。「自宅から少し遠い…」という方へは、〈出張買取〉がお勧めです。どなた様もお気軽にお問合せください。
遺品整理、生前整理、片付け、離婚、形見の処分など、年齢性別問わず様々なご事情を抱えたお客様が『くらや札幌西店』へお越しになります。こういった状況も踏まえ、当店では明るく人間味のある、お客様に寄り添った接客・対応に努めております。
北海道にお住まいのお客様、「札幌でダイヤモンドの買取をしているお店を探している」という方は、目利きの鑑定士が在籍している『くらや札幌西店』へ是非ご相談ください。査定・相談・出張費用は全て無料です。お客様のご来店・お電話を、心よりお待ちしております。
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