ご閲覧いただきありがとうございます。白い恋人パークからほど近い札幌市西区西町に店舗を構え、遺品整理や生前整理などに関わる貴金属・宝石・ブランド品・時計・骨董品など幅広く買取査定を行っております「買取専門店 くらや 札幌西店」と申します。今回のブログは切手買取に関する内容となっております。現代では使用頻度がめっきり減った【切手】ですが、ほんの何十年か前は年賀状を送ったり、手紙を書いたりなど切手や郵便は我々の生活の中の一部だったと思います。また、日本各地で切手ブームが発生したのも今や昔。切手の価値は無くなってしまったのだろうか？とお考えの方もいらっしゃるかと思います。その存在感がすっかり薄くなってしまった切手ではありますが、価値が無くなった訳では決してありません。令和の現在でも古物の世界では盛んに取引が行われておりますし、当店でも毎日のように買取査定を行っています。今回のブログでは切手の価値や査定の内容、買取の手段、こういった点について書き進めてまいります。

切手の査定方法は大きく分けて2パターン存在します。これは当店オリジナルという訳ではなく、大多数のお店で同様かと思います。まず1つ目ですが、それは【プレミア査定】です。プレミアム査定・付加価値査定、呼び方は様々あると思いますが、要は切手の額面を超す価値をつけて査定をする、という事になります。日本初の切手である竜文切手や世界発の切手「ペニー・ブラック」などが該当します、とは言えこれらでは現実感がない希少性ですので、「月に雁」「見返り美人」「ビードロを吹く娘」「市川海老蔵」などが代表的なプレミア切手と言えるかと思います。表記が円ではない日本の古い切手の多くも、少なくとも1円以上の価値が付く事を考えるとプレミア切手と言っても差支えはないでしょう。続いて2つ目の査定方法は【レート・計算査定】です。これは日本の記念切手・普通切手を対象とした、切手の額面に応じて決められたパーセンテージ（レート）にて査定額を算出し、最終的に全てを合算した価格が買取査定額となるというものです。余程本腰を入れてプレミア切手を収集されている方を除き、ほとんどの切手・ご依頼がこちらの計算にて査定額が導き出されます。その為、店頭にて切手の買取依頼が入った際、一度お預かりをして計算が終了してから改めてご来店頂いて商談をするというパターンが切手の買取査定では多いです。その為、お客様によってはそれを見越して買取・査定依頼をしたい切手を宅急便（着払い）にて当店を送って下さり、宅配買取を選択されるお客様も多いです。宅配買取の詳細に関してはお電話等でお問合せいただけましたら必要書類・対応方法など細かくお伝えする事が可能ですので、気軽に当店の宅配買取をご利用いただけましたら幸いです。

ここではシート切手の買取査定について記載します。シート切手の査定方法に関しては先に記載しました通り、レート・計算査定となります。結論としてはバラ切手の買取査定額よりも優遇、高額になる傾向にあります。これはプレミア切手に関しても同様で、同じプレミア切手でもバラよりもシートで存在している方が買取査定額が高くなります。続いてシート切手の定義ですが、プレミア切手ではない場合は【10枚以上で形成され、未使用（ちぎりが一切ない）の状態】である事を指します。逆にプレミア切手のシート定義は【形成枚数に関係なく、未使用（ちぎりが一切ない）の状態】となります。レート計算となるシート切手は切手単体の額面によってパーセンテージが変動し、往々にして約50～80％となります。単体額面が低いシートよりも、高いシートの方が比例して査定額も高くなります。また、レートに関しては時期によって変動があり、細かい周期で追うと1月単位で上がったり下がったりしますが、当店では1～2％程の上下の場合は特に買取査定には反映させていません。最後にシート切手の買取査定でよくある事例として、【切手同士が連なっている部分は未使用（ちぎりが無い）なものの、端側の余白部分が切り取られている】ケースが挙げられます。これは残念ながらバラ切手の取り扱いとなり、シート切手のレートには該当しないケースとなります。【シートが折られている】ケースも多いですが、こちらは綺麗に折られている場合は特に問題はありません。

こちらではバラ切手の査定方法に関して記載します。基本的にはシート切手の考え方、査定方法と同じで切手単体の額面が高い方がより高い査定額となります。パーセンテージに関してはシート切手よりも辛く、10～50％前後で推移します。簡単にお話しますと50円以上か未満かで世界が変わります。バラの最高レートは50％ですが、50円以上は一律に50％、50円未満は【その切手の額面がバラ査定のレート】と思って頂くと分かりやすいかもしれません。つまり20円バラ切手の買取レートは20％、一枚4円のお買取りという訳です。これが基本線です。随分と安いではないかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、残念ながらこれがバラ切手のレートとしては世に出回っている市場平均です。バラ切手はシート切手とは違い、買取以後の作業が倍以上かかる事、査定自体にも時間がかかる事などが影響している為、シート切手よりも買取レートが低いのです。また、50円以上が同一レートという点も気になる方がいらっしゃるかと思いますが、記念切手の場合、100円を超す高額切手は全体量に対して少なく、50～80円くらいの切手が多い事が関係しております。ただ、当店のバラ切手の買取査定においては商談にも寄るのですが、一律に50％前後で買取する事が多いです。額面毎にレートは存在しているのですが、それを個別に分けて計算し買取するよりも一律に50％前後で電卓計算した方が時間をぐっと短縮できますし、あまりに細かく計算してお客様のご売却意欲を下げてしまっても本末転倒だからです。

ここでは特殊切手、ではありませんが少し変わった切手の買取査定に関して記載していきます。

【消印のついた切手】

→こちらはお値段は基本的にお安いですが買取自体は可能です。レート計算やプレミア査定のように1枚いくらとはならず総量・内容によって数百円～お値段が付きます。中には古い切手で消印が付いている方が高い切手という物の存在しますが、かなり限られているのでご依頼品の中に紛れていればラッキー、というくらいの認識がよろしいかと思います。

【グリーディングシール】

→切手シールに該当します。こちらは通常の切手とお考えいただいて差し支えありません。多少のレート差はありますが、わざわざご説明する程でもない程度になります。通常のレート計算に該当する切手と同じく、バラ・シートの概念がグリーディングシールにも存在します。

【小型シート（年賀切手など】

→お年玉切手や1枚で形成されている記念切手のシートです。こちらはシート切手の章で記載させていただいた通り、バラ切手としての査定となります。

【海外切手】

→買取可能です、感覚的にはプレミア切手と同様です。大まかにご説明しますと余程珍しい切手でない限り、中国切手以外の海外切手はお安い印象で、まとめて数百円～千円を超すか越さないかといったところです。中国切手は年代や種類によって数十万円程になったケースも珍しくありませんが状態や真贋も重要です。

ここでは切手とよく一緒に買取する物をご紹介いたします。

【はがき】

→未使用のはがき、書き損じはがき、値段付き絵葉書、エコーはがき（企業の広告付きのはがき）全て買取可能です。お客様によっては、はがきを郵便局で切手に交換してからご売却される方もいらっしゃいますが、その際は交換手数料が発生しますので、お手間とはがきの量・手数料を鑑みてお持ち込みください。

【テレホンカード（テレカ）】

→こちらも切手と併せて買取する事が多いです。切手と同様にプレミア査定・レート査定が存在します。テレカは50度数で250～350円、105度で500円～700円程で買取する事が多いです。切手と比べてレート変動が激しく時々で変わるのですが、量が多い程、買取査定は有利に働く事が多いです。

【貼り付け済みの未使用切手】

→買取可能です。完全に貼ってある切手も買取可能ですが、買取査定額は通常のレートの半額程になるケースが多いです。

当ブログを最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。今回は普段よくお問合せいただく内容や切手査定の内訳に関して可能な限り細かく記載したつもりです。切手収集は現在60歳～80歳前後の年代の方が積極的に行われていた趣味の一つです。譲り受けた方・収集されたご本人問わず、昨今の時世から売却される方が多いのですが、正直に申し上げると「思っていたより安いね」とお話される方が多いです。ですが、見方を変えると貴金属・宝石・高級時計・高価な骨董品などよりも【購入時の金額－売却金額】で残る手取りが1番多いも切手です。趣味の区切り、遺品や形見の処分として切手売却を検討されている方はぜひ気軽に当店「買取専門店 くらや 札幌西店」へお越しください。切手以外にも処分を検討されているお品が多い場合は出張買取も可能ですし、切手を当店で売りたいが遠い、、、という方は宅配買取も可能です。どのようなご相談でもまずは一度お電話でご相談下さい。