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2025.06.10
松山店

押入れからお宝が!?昭和初期の氷コップを高価買取!愛媛県松山市で氷コップの買取は「買取専門店 くらや 松山店」にお任せください!

11:04 pm

レトロな魅力が再評価される「氷コップ」

こんにちは。「買取専門店 くらや 松山店」です。
私たちは、愛媛県松山市天山のイオン内にて、骨董品・美術品・昭和レトロ雑貨の買取を行っています。今回は、近年人気急上昇中の“氷コップ”について、実際の買取エピソードを交えてお話ししたいと思います。

 

氷コップとは、かつてかき氷を楽しむために使われていたガラス製の器。昭和の喫茶店文化や縁日の屋台などを思い起こさせる、どこか懐かしくて温かみのある存在です。今やその魅力は再評価され、骨董品として、インテリアとして、コレクションとして価値が見直されています。

氷コップとは?——ガラスの器に刻まれた日本の夏の風景

11:04 pm

「氷コップ」は、明治から昭和30年代にかけて使われた、かき氷専用のガラス器です。暑い夏の日、縁日や喫茶店で冷たい氷を山盛りに盛り付け、いちごシロップや宇治金時をかけて楽しむ。そのシーンに欠かせなかったのが、この涼しげなガラスの器でした。

 

大正・昭和の氷コップは、機械による大量生産が進む前の手吹き製法によるものが多く、厚手のガラスにほんのり色がついていたり、微細な気泡が入っていたりと、ひとつひとつ表情が異なるのが特徴です。中には気泡やゆらぎがしっかりと見える「手吹きならではの味」が強く残るものもあり、愛好家の間では高く評価されています。

氷コップの歴史と背景――日本のガラス文化と共に歩んだ軌跡

日本における本格的なガラス器の普及は、明治以降、西洋の技術が流入してからです。明治時代には既に手吹きガラス技術を使った器が生産され始め、庶民の生活の中でもガラス製品が浸透していきました。

 

昭和初期には、家庭でかき氷を楽しむことも一般的となり、氷削機(氷を削る道具)とセットで氷コップが普及しました。特に昭和20〜30年代の氷コップには、モダンデザインやグラデーションカラーの工夫が見られ、ガラス工芸としての質も高くなっていきます。

 

やがて時代が進み、プラスチック製やステンレス製の実用器が主流となると、氷コップは家庭から姿を消していきました。しかし近年、昭和レトロブームの到来とともに、ノスタルジックな魅力を持つ氷コップが再び脚光を浴びているのです。

氷コップの魅力とは?——なぜ今、氷コップが人気なのか

1. 手作りガラスの温もり

手吹きによって作られた氷コップは、現代の均一な製品とは違い、どれも微妙に形や厚みが異なります。この「個体差」こそが、手作りガラスの魅力。縁に見えるわずかなゆらぎ、底のぽってりとした丸み、どれも唯一無二の表情を持っています。

 

2. 色彩の美しさ

無色透明なもののほか、淡い水色やグリーン、ピンク、乳白色など、様々な色合いのガラスがあります。中には金彩や銀彩が施された装飾性の高いもの、さらにはウランガラス(ブラックライトで蛍光緑に光るもの)など希少性の高い種類も。

 

3. インテリアとしての価値

現在では氷を盛るためだけでなく、小物入れや花器、アクセサリートレイなど、インテリアとして活用されることも増えています。手軽に“昭和レトロ”を取り入れられるアイテムとして、若い世代にも注目されているのです。

氷コップの製法と種類

氷コップにはいくつかの製法やスタイルがあります。主な種類をご紹介します。

手吹きガラス(明治~大正)

ガラス工が一つ一つ息を吹き込んで形作る技法。厚みのムラや気泡、独特の揺らぎが魅力。

 

・型押しガラス(昭和初期~)

型にガラスを流し込んで成型する量産型。手吹きよりも均一ですが、古い型の模様が美しいものもあります。

 

・脚付きタイプ

高級感があり、喫茶店や洋館などで好まれて使用されたスタイル。状態が良ければ高価買取対象です。

 

・絵柄・模様入り

花模様や幾何学模様が浮き彫りになっているタイプ。手の込んだ装飾が評価されます。

【買取エピソード】愛媛県松山市天山のイオンで出会った、思い出の氷コップ

11:04 pm

松山市天山のイオン内にある当店に、70代の女性のお客様がご来店されました。ご実家の片付けをしていた際、押入れから出てきたという古いガラス器を数点お持ちいただきました。

 

その中に、目を引く薄緑色の氷コップが。丸みを帯びたフォルムに、繊細な脚付きの形状、そしてわずかに気泡の入った手吹きガラス。箱はなかったものの、ヒビや欠けもない極上の保存状態でした。

鑑定の結果、昭和初期に製造されたもので、当時高級喫茶店などで使用されていたタイプと判明。丁寧に使用されていたことが伝わる逸品でした。

 

お客様は「昔、母がかき氷をよく作ってくれてね。これはその時のもの」と懐かしそうにお話しくださいました。「手放すのは少し寂しいけれど、どなたか大切にしてくださる方の手に渡るなら」とご了承いただき、相場よりも高く評価してお買取りさせていただきました。

 

このように、ただの器ではなく、思い出の詰まった“物語”を持つ品に出会えるのも、骨董買取の仕事の醍醐味です。

ご自宅に眠っている氷コップはありませんか?

「昔のものだから価値はないだろう」と思っていても、思わぬ高値がつくこともあります。特に戦前のガラス器は現存数が少なく、保存状態の良いものは市場でも高く評価されます。

 

また、氷コップ以外にも、昭和のガラス製品(サラダボウル、ラムネ瓶、ガラスコップなど)にも価値があるものが少なくありません。

ご実家の整理、遺品整理、断捨離などの際に見つかった古い器や道具、ぜひ一度私たち「くらや 松山店」までご相談ください。

まとめ:氷コップに宿る記憶と価値

氷コップは、単なる器ではありません。昭和の暮らしの一風景を映す小さなタイムカプセル。そこには、家族団らんや夏の思い出が静かに息づいています。

当店では、そうした“記憶の器”を大切に扱い、次の持ち主へと橋渡しするお手伝いをしています。愛媛県松山市および周辺地域で、氷コップや昭和レトロなアイテムの整理をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

骨董品・美術品、遺品整理の高価買取なら買取専門店の
【KURAYA】松山店へご相談ください。

買取専門店 くらや 松山店
電話089-950-4334
営業時間10:00~19:00
住所愛媛県松山市天山1丁目13-5 イオンスタイル松山3階
アクセス 伊予鉄道横河原線 いよ立花駅より徒歩7分

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