
もくじ
こんにちは。愛媛県松山市で骨董品・美術品などの買取りを行っている買取専門店「くらや 松山店」です。
今回は陶芸家 葉山有樹について、買取エピソードを交えながらお話ししていきたいと思います。
最後までお付き合いよろしくお願いします。
先日、愛媛県松山市のお客様から一本のご連絡をいただきました。「父が大切にしていた大皿があるのですが、買取してもらえますか?」とのご相談。詳細は分からないものの、陶磁器が好きだったお父様が長年飾っていたものだということで、興味を持ちつつ出張買取に伺いました。
お客様のご自宅に着き、リビングに案内されると、そこには圧倒的な存在感を放つ一枚の大皿が飾られていました。
一目見た瞬間、「これは葉山有樹さんの作品では?」と心が躍りました。深みのある青と金彩が織りなす幻想的な模様。光の当たり方によって表情が変わる釉薬の美しさが、まるで宇宙のような神秘的な雰囲気を醸し出しています。
お客様にお話を伺うと、「亡くなった父が陶磁器を集めるのが趣味で、この大皿も長年大切にしていたんです」とのこと。購入当時の証明書や専用の木箱もきちんと残されており、作品への愛情が伝わってきました。
お客様は、他にも数点の陶磁器を査定されましたが、この葉山有樹の大皿が最も高額での買取りとなり、「まさかこんな高い価値があると思わなかった!」と驚きながらも、満足された様子でご売却を決断されました。
「愛媛県で葉山有樹の作品を売りたい」という方は、ぜひ「くらや松山店」にご相談ください
葉山有樹(はやま ゆうき)は、有田焼の伝統技術を受け継ぎながらも、現代的な感性を取り入れた作品で知られる陶芸家です。彼は、従来の有田焼の枠を超えた斬新なデザインや、独自の釉薬技術を駆使し、新しい表現を追求しています。
葉山有樹は、磁器の透明感を活かしながら、光を透過する繊細な作品を生み出しており、その美しさは「磁器の彫刻」とも称されます。彼の作品は、単なる工芸品ではなく、まるで美術館に展示される芸術作品のような洗練された仕上がりを誇ります。そのため、多くの美術館やギャラリーで展示され、国内外のコレクターからも高い評価を受けています。
葉山有樹は、有田焼の産地として知られる佐賀県有田町で生まれました。幼少期から陶磁器の世界に触れ、その繊細な技術と芸術性に魅了されて育ちました。
彼は、有田焼の伝統技術を学びながらも、単なる継承にとどまらず、独自の作風を確立することに情熱を注ぎました。有田焼の伝統的な技法に基づきながらも、西洋美術や日本画の影響を受けた独創的な絵付けを取り入れることで、他の作家とは一線を画す作品を生み出しています。
また、葉山有樹は国内外の展覧会に出品し、多くの賞を受賞するなど、その実力が広く認められています。彼の作品は美術館やコレクターに収蔵されることも多く、陶芸の枠を超えた「アート作品」として評価されており、彼の思想やメッセージは書籍だけでなく、多くの形で社会に発信されています。
① 精密な絵付けと幻想的な世界観
葉山有樹の作品の最大の特徴は、非常に細かい筆遣いによる精密な絵付けです。伝統的な有田焼の技法を活かしながらも、まるで物語の一場面のような幻想的な世界観を描き出します。彼の作品には、童話のようなモチーフや神秘的な風景、人物が緻密に描かれていることが多く、その美しさに圧倒される人も少なくありません。
② 独自の色彩表現
有田焼といえば、伝統的に「白磁に染付(青一色)」や「柿右衛門様式(赤絵)」などが有名ですが、葉山有樹の作品は、それらの技法を踏襲しつつも、独自の配色を取り入れています。特に、藍色を基調とした繊細なグラデーションや、透明感のある釉薬を駆使した表現が特徴的です。
③ 伝統技法と革新の融合
葉山有樹の作品には、伝統的な有田焼の技法がしっかりと根付いています。しかし、彼はそれに満足せず、新たな表現手法を取り入れながら独自の作風を確立しました。そのため、従来の伝統的な有田焼の形状にとらわれず、現在のインテリアにもマッチする洗練されたフォルムが特徴です。そして芸術性の高い作品が数多く生み出されています。
葉山有樹の作品は、食器類(皿・碗・盃など)だけでなく、観賞用の大皿や壺などの美術工芸品としても制作されています。
代表作品の例
これらの作品は、陶芸の枠を超えたアート作品としても高く評価されており、国内外の展覧会でも注目を集めています。
葉山有樹の作品が多くの人々に愛される理由のひとつは、伝統と革新の融合にあります。彼は400年以上の歴史を持つ有田焼の技術を尊重しながらも、現代のライフスタイルに合ったデザインを追求しています。そのため、伝統工芸の枠を超えた「アートピース」としての魅力を備えているのです。
また、彼の作品は、インテリアとしても非常に優れた美しさを持ち、日常の空間を格上げするアイテムとしても人気があります。特に、海外のコレクターやデザイナーからの評価が高く、国際的なアートシーンでも注目されています。
葉山有樹は、有田焼の伝統を継承しながらも、独自の芸術的な表現を追求する陶芸家です。彼の作品は、精密な絵付け、幻想的なモチーフ、独自の色彩表現が特徴であり、美術品としても高い評価を受けています。
特に、一点物の大皿や作品展に出品されたものは市場価値が高く、コレクターの間で高額取引されることが多いです。
今回の買取を通じて、改めて葉山有樹氏の作品の魅力を実感しました。
私たち買取スタッフにとって、こうした「お品物に込められた想い」に触れられるのが、この仕事のやりがいの一つです。ただの売買ではなく、お客様の思い出やストーリーと共に、次の方へと橋渡しをする。その責任を改めて感じた一日でした。
今回の葉山有樹の大皿も、新たな持ち主のもとで、再び輝きを放つことと思います。
もし、ご自宅に眠っている骨董品・美術品や工芸品がありましたら、「くらや松山店」へお気軽にご相談ください。
くらや松山店の出張買取サービスなら、お客様のご自宅までスタッフが伺い、経験豊富な買取スタッフがその場で一つひとつ丁寧にその場で査定・現金買取いたします。
査定料・ご相談・出張費は完全無料です。
皆様のご来店、お問合せスタッフ一同心よりお待ちしております。