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伝統こけしの種類(系統)について

こけしとは

文化文政の頃(江戸時代)から、東北地方の温泉地を中心に発達した轆轤挽きの木製人形玩具のことをこけしと言います。
こけしを作り出したのは文化文政時代、遠刈田の新地(宮城県)の木地師が始まりで、次いで鳴子(宮城県)、20年後に弥冶郎(宮城県)で作られるようになったと言われています。
新地や鳴子の木地師が東北各地の温泉地中心に技術を伝え、明治20年代にこけしが温泉地の土産として定着したと言われています。
おもちゃとしてこけしの最盛期は江戸時代末期から明治末期と言われています。
大正時代に新興玩具に押され衰退しましたが、この頃からこけし収集家が現れ、鑑賞用として命脈を保つことが出来たそうです。
津軽こけしの発生は遅く大正末期に作られるようになったそうです。
戦前には当て字による漢字表記がありました。(木芥子、木削子、木牌子、木形子など)
1939年に開催された全国こけし大会をきっかけに仮名書きの「こけし」という用語がもちいられるようになったそうです。

こけしの種類(系統)

伝統こけしと創作こけしがあります。

◯伝統こけし

土湯系

頭頂部に黒い蛇の目のロクロ線を描くのが特徴で、鬘と前髪の間に赤い模様(カセ)があります。
胴は細くロクロ線と呼ばれる縞模様の組み合わせをしたものが多く、この線の間に花模様をあしらったものもあります。
代表的な作家…阿部新次郎、阿部治助、佐久間浅之助、岩本芳蔵、佐久間虎吉、瀬谷重治、渡辺喜平など

弥治郎系

頭頂部はベレー帽をかぶったような輪を描くのが特徴で、ロクロ線の下に2・3色の飾りが
描かれるものなどもあります。
胴は太いロクロ線と簡単な襟や袖の手書き模様を描き、花・蝶などもあります。
代表的な作家…佐藤春二、新山久治、新山慶志、井上ゆき子、佐藤喜一、佐藤正、高橋精助

遠刈田系

頭部は比較的大きく、頭頂部に赤い放射状の飾りを描くものと黒いおかっぱ頭のものがあります。額から頬にかけて八の字状の赤い飾りを描きます。
胴は手書きの花模様で重ね菊や梅など華麗な印象が特徴で、まれに木目模様などもあります。
代表的な作家…佐藤英太郎、佐藤円吉、佐藤広喜、佐藤丑蔵、佐藤三蔵、佐藤治平、佐藤豊冶、佐藤直助、佐藤文吉、佐藤文男、佐藤良輔

蔵王高湯系

遠刈田系と同じような頭頂部に赤い放射状の飾りを描くものと黒いおかっぱ頭のものがあります。
胴は太く直胴のものや下の方が太いものがあり、模様は重ね菊が主で他に桜やいろいろな植物を描くものもあります。
代表的な作家…阿部進矢、阿部常吉、岡崎幾雄、岡崎栄治郎、岡崎久太郎、岡崎長次郎、斎藤源吉

山形作並系

他の系統とは違い山形・仙台という都市生まれのものをいいます。
頭頂部に赤い飾りを描き、胴は初期に比べてだいぶ太くなっています。
模様は作並では菊、山形では梅が描かれ、上下のロクロ線の間に菊模様が描かれています。
代表的な作家…小林栄蔵、小林清次郎、小林吉太郎、高橋胞吉、平貫謙蔵

鳴子系

首を回すとキイキイ、キュッキュッと音が鳴り、首が回るのが特徴です。
胴は中程が細く安定感のある形をしており、模様は菊や楓が重ねて描かれていることが多く、御所人形の様な髪飾りが特徴でその描彩は「水引き手」とも呼ばれます。
代表的な作家…大沼岩蔵、大沼希三、大沼俊春、伊藤護、佐藤乗太郎、桜井昭二、高橋正吾、中鉢新吾、宮本永吉

肘折系

頭部は遠刈田系と同じような頭頂部に赤い放射状の飾りを描くものと黒いおかっぱ頭のものがあります。
胴は太く直胴又は下の方が太く、模様は重ね菊が多く石竹などのものもあります。
代表的な作家…阿部常吉、奥山喜代治、奥山庫治、斎藤伊之助、佐藤巳之助、佐藤昭一、佐藤重之助

木地山系

頭部は大きい前髪と赤い飾りを描き、後頭部に「つん毛」と言われる髪を描くこともあります。頭と胴が繋がっていて素朴なこけしです。
胴は菊模様や梅の花の前垂れ模様が有名で、着物模様などが描かれたものも多いです。
代表的な作家…小椋久太郎、阿部平四郎、小椋米吉、小野寺正徳、佐藤秀一

南部系

花巻を中心に先人の煤孫家や佐々木家などの木地師によって無彩のキナキナ形式で作られ、
その後鳴子系、遠刈田系などの影響を受け描彩されるようになり、形状のおもしろいこけしが作られるようになりました。
頭部はグラグラ動くようにゆるいはめ込みになっており比較的小さいこけしです。
代表的な作家…藤原政五郎、煤孫実太郎、佐々木覚平、照井音治、佐藤英吉

津軽系

作り付け方式(1本の木から頭と胴体を作る)で作られ、頭は小さめでおかっぱ頭のこけしが多いです。
胴はロクロ模様、津軽藩家紋の牡丹模様、ねぶた絵(ダルマ絵)、アイヌ模様、唐草模様、
帯、草花などが描かれているのが特徴です。
代表的な作家…盛秀太郎、斎藤幸兵衛、笹森淳一、佐藤伊太郎、村井福太郎、三上文蔵、盛美津雄

創作こけし

戦後、作家の自由な発想と独自の技法を用いて制作されたこけしで、焼き、彫る等の技法を用いたものもあります。
代表的な作家・・・山中三平、石原日出男、関口東亜、志藤尚山

中国古典籍(唐物古書)について

中国古書の特徴

中国バイヤーが興味を持つ古書は中国から流れた古書と現地で翻訳された古書があり、宋版(宋時代に刊行された唐本)や宋時代後~1940年代までの唐本が人気で、少数民族の言語で翻訳されたものは特に価値があり高く売買されている。
中国では古書を持つことがステータスの象徴の一つとされている。また、韓国やベトナムも古書の宝庫と言われている。

唐本

中国で刊行され日本に輸入された書物。木版印刷のものが多い。唐紙を用いており、和本に比べ少し縦長の形状である。

宋版

中国、宋時代に刊行された書体、造本が優れている最古の木版印刷の木版本(宋刊本)。
宋版は古書の中で特別な存在とされており、中国内でも数が少なく国宝に値する文化財として扱われる場合もある。

中国本

中華民国以後に出版された活版印刷本で唐本と区別されている。

漢籍

漢文で書かれている中国人によって編著され日本に渡来した書物。
四部分類(経・史・子・集)という伝統的な分類法で分けられる。
四部分類に従った『四庫全書総目提要』にそれぞれの所蔵機関独自の分類方法がとられている。

印刷方法による分類
鈔本(抄本)

写本(手書きで書き写されたもの)

刊本(刻本・版本)

木版印刷によるもの。漢籍の多くがこれに属する。

石印本

紙に薬品入りの墨で手書きし、石版に転写し印刷したもの。

活字印本

古活字(木活字、磁活字、銅活字、泥活字、錫活字など)によって印刷されたもの。

排印本

近代活字で印刷されたもの。装幀は洋装、線装がある。鉛印本(鉛活字のもの)

出版された本を再複製する時に使われる用語
景照

原本を撮影し綴じ合わした本で主に学術に利用される。

景刊

原本を版木にかぶせ彫りし、原本と同じ字体、字数で印刷した本。

景印(影印)

原本を撮影しオフセット版などを作成し大量に印刷した本。多くは洋装本の形で出版され、縮小や拡大印刷ができる。

装幀法による分類
巻子本

巻物のこと

帖装本

折り本のこと(折子本)

冊子本

一般的に本を指す

龍鱗装

冊子本と巻子本との間の形態。紙の両面に文字を書き、前葉の裏に少しずつズラして貼り付けたもの。

蝴蝶装本

粘葉装。紙を二つ折りに重ね折り目を背に糊付けしたもの

列帖装本

綴葉装。紙を数枚にまとめ二つ折りにし、折り目に穴を開け糸で綴ったもの。日本の装幀法。

包背装本

くるみ表紙。紙を二つ折りに重ね、折り目を下綴じにした後、一枚の表紙でくるみ背、表、裏全体に糊付けしたもの。

線装本(袋綴本)

和綴。紙を二つ折りに重ね、折り目と反対側を下綴じにした後、表紙を挟み糸で綴じたもの。

明朝綴

四つ目綴

朝鮮綴

五つ目綴

康熙綴

六つ目綴

韓本(朝鮮本、高麗本)

朝鮮半島で刊行された古い書物

和刻本

中国で刊行され日本で翻刻、復刻した書物

安南本(越南本)

ベトナムで刊行された書物

中国酒の種類について

中国酒とは

中国で製造されている酒。
多種の穀類といろいろな薬料を配合し作られた麹が独特の香りを出している。
主な中国酒は黄酒、白酒。文化大革命後は節約の一環で果酒の生産が奨められた。
現在、生産量が多いのはビールで生産量は世界一である。
醸造法、原料によって蒸留酒、醸造酒、果酒、薬酒に分けられる

醸造酒(黄酒)

原料はもち米、うるち米、きびなど。歴史が古く四千年以上ある世界で最も古い酒。
色が黄色い。度数は12度~18度。
老酒…長期間熟成させた黄酒
【代表的な酒】
紹興加飯酒、恵泉酒、醇香酒、丹陽封缸酒、九江封缸酒、寿生酒、沈缸酒、
福建老酒、連江元紅、苜莉青、珍珠紅、即墨老酒、大連黄酒、杏花黄酒、汾州黄酒、
丁坊酒

蒸留酒(白酒)
原料は高粱、トウモロコシ、芋類、麦、きびなど。色が透明。
現在、中国では黄酒より多く生産されており種類も多い。
口当たりがまろやかで甘い強い香りがある。
世界三大蒸留酒の一つと言われている。
【代表的な酒】
茅台酒、汾酒、瀘州老窖特曲酒、西鳳酒、五粮液、六曲香、剣南春、瀘州老窖特曲、
全興大曲酒、郎酒、董酒、坊子白酒、景陽春、滄州薯干白酒、叢台酒、迎春酒、燕潮酩、古井貢酒、口子酒、宝豊酒、特制黄鶴楼酒、白雲辺、武陵酒、徳山大曲酒、全州湘山酒、
桂林三花酒、洋河大曲、双溝大曲、長楽焼、竜浜酒、哈爾浜高粱糠白酒、金州特曲、
凌川白酒、関帝聖酒、天津高粱酒、千山白酒、孔府家酒、板橋宴酒、賖店老酒、
湘泉酒、酒鬼酒、寧城老窖、宋河糧液、沱牌曲酒、二鍋頭酒
(白酒十大銘酒)
貴州茅台酒(評価が高い酒)、汾酒、西鳳酒、五粮液、剣南春、董酒、古井貢酒、洋河大曲、濾州特曲、郎酒、
果酒(醸造酒)

原料は果物(葡萄、リンゴなど)。白酒に果汁を混ぜて作った酒。
最も醸造が早く始まった酒。度数12~16度。味わいが濃厚で甘口。
【代表的な酒】
玫瑰香紅葡萄酒、味美思、煙台紅葡萄酒、民権紅葡萄酒、民権干紅葡萄酒、中国紅葡萄  酒、青島白葡萄酒、沙城白葡萄酒、民権白葡萄酒、豊県白葡萄酒、北京干白葡萄酒、
貴人香、長白山葡萄酒、化葡萄酒、通化人参葡萄酒、渠県紅桔酒、渠県広柑酒、紫梅酒、香梅酒、長白山五味子酒、熊岳苹果酒、瀋陽山楂酒、北京桂花陳酒、茘枝酒、杏露酒、楊梅酒、桂花陳酒(金木犀を漬けた清朝宮廷の秘酒)

薬酒

原料は薬草や動物のエキスを混ぜたもの。
黄酒、白酒、果酒に薬草や動物のエキスなどを漬け込んだ滋養強壮の酒。漢方薬。
【代表的な酒】
北京蓮花白酒、杏花村竹葉青酒、広州五加皮酒、霊芝酒、玫瑰露酒、菊花酒

価値ある中国切手の見分け方について

中国切手とは

中華人民共和国が建国(1949年)以後、中国郵電部郵政総局から発行された切手で新中国切手とも言われている。
文化大革命(1966年~1977年)に国外への輸出と切手の収集が禁止され、古い切手は処分された。
文化大革命時代の切手を文革切手と言われて、価値が非常に高い。
文革切手以外に「赤猿」「(革14) オオパンダ」は価値がある。
プレミア切手は未使用に比べると価値は下がるが使用済みでも売買されることがある
プレミア以外の使用済み切手は価値がない。
バラ切手・・・切手シート四辺の余白が欠けている切手。

切手価値を見分ける方法

・裏糊が残っているか
・ヒンジ跡がないか
・汚れ(シミ等)、ヨレ、破れ、折れ、擦れがないか
・使用済みか

保存状態によって価値が変わる<編号による分類>

新中国の特殊切手と記念切手には、印刷面下部に番号が付いており、切手を整理する為のインデックス番号(編号)になる。
※(紀47m)のmは小型シートのこと
・(紀)記念切手
1949年10月8日発行(紀1)〜1967年3月10日発行(紀124)までの切手
(紀1)~(紀13)までの再販切手44種を含め、全470種ある
例;「紀18.4-1」→18番目に発行された4枚セットの1枚目
(名称)
・(紀33m)中国古代科学者シート
・(紀47m)人民英雄記念小型シート
・(紀50m)関漢卿小型シート
・(紀86m)第26回卓球大会小型シート
・(紀86)第26回世界卓球選手権大会
・(紀88)中国共産党40周年
・(紀94)梅蘭芳舞台芸術8種完
・(紀94m)梅蘭芳舞台芸術小型シート
・(紀97)キューバ革命4周年
・(紀106m)中華人民共和国成立15周年小型シート
・(紀116)第2回全国体育大会11種完
・(特)特殊切手
1951年10月1日発行(特1)〜1966年5月10日発行(特75)までの切手
(特1)(特2)(特4)の再販切手を含め、全462種ある
1952年から発行年が入るようになり、記念切手は(紀16)、特殊切手は(特5)から入っている
中国の名勝等を紹介する切手
(名称)
・(特38)金魚シリーズ12種完
・(特40)養豚
・(特44)きくシリーズ18種完
・(特46)唐三彩8種完
・(特56)蝶シリーズ20種完
・(特57)黄山風景シリーズ16種完
・(特59)オオパンダ一次3種完
・(特61)牡丹シリーズ15種完
・(特61m)牡丹小型シート
・(特62)工業の新製品8種完
・(特67)石油産業5種完
・(特68)新安江水力発電所4種完
・(特74)中国人民解放軍8種完
・(特123)毛主席の立派な兵士6種完
(文)文革切手
1967年4月20日発行(文1)〜1970年6月発行(文20)までの切手
20セット、全80種ある(これ以外に未発行切手がある「全国山河一片紅」など)
プロレタリア文化革命が始まり(紀)(特)の編号が廃止されたが、切手の発行に(文1)という番号が使われ分類されていた。
(名称)
(文1)毛主席の長寿を祝う、(文7)毛主席<詩詞>、(文10)毛主席の最新指示
・(革)文革切手 通し番号入り切手
(革1)~1973年10月5日発行(革21)までの切手。21セット、全95種ある
1970年発行「現代京劇(智取威虎山)」から切手に通し番号が入るようになり、(文)と分類するため(革)と呼ばれた
(名称)
・(革3)パリコミューン100周年4種完
・(革4)中国共産党50周年9種完、
・(革7)船シリーズ4種完
・(革14)オオパンダ2次
・(革17)工業機械
・(J)記念切手
1974年に通し番号が廃止され、(J)(T)が使われるようになり、その後、構成数、何枚目かを示す番号が付けられた
J…「JININ」記念という意味。
例;J4(2-1)→4番目に発行された記念切手、2種類中の1番目
(名称)
・(J25m)全国科学大会組合せ小型シート
・(J41m)第31回リチオーネ国際切手展(加刷)シート
・(J41)第31回リチオーネ国際切手展
・(J59)中華人民共和国展覧会シート

・(T)特殊切手
1974年に通し番号が廃止され、(J)(T)が使われるようになり、その後、構成数、何枚目かを示す番号が付けられた
T…「TEZHONG」特殊という意味。
(名称)
・(T28m)徐非鴻(馬)シリーズ小型シート
・(T29m)工芸美術小型シート
・(T31m)幹線道路にかかるアーチ橋小型シート
・(T37m)雲南のツバキ小型シート
・(T38m)万里の長城小型シート
・(T46)年賀切手申、子ザル、赤猿
・(T41m)少年たちよ、子どものときから科学を愛そう小型シート
・(T69m)紅梅夢小型シート
・(T82m)西廂記小型シート
・(T88m)兵馬俑小型シート
・(T89m)唐美人小型シート
・その他
年間セット番号入り切手(1992年から年間セット番号が付けられるようになり、JとTの記号で区別された)
普通切手(一般向けに発行された普通切手には編号がなく、(普)(欠)(航)等で分類された)
(名称)
・(普東1)天安門図東北貼用第1版 10種完
・(普東2)天安門図東北貼用第2版(雲形すかしあり) 12種完
・(普旅1)天安門図旅大貼用 5種完
・(普3)天安門図第3版(北京人民版) 7種完
・(普4)天安門図第4版(華東税務版) 10種完
・(普5)天安門図第5版(北京高額凹版) 6種完
・(普8)新通貨・労農兵図普通切手(上海印刷 8f 治金工)
・(人3)南京版生産図改値加刷
・(人4)中央版限東北票改値加刷 14種完
・軍人切手
・解放軍の記章(陸軍)
・解放軍の記章(海軍)
・解放軍の記章(空軍)
・香港海運遺産切手帳
・中国香港切手パンダ大型シート
・編(2)揚子江川イルカ切手帳(中国人民郵政)

中国骨董家具の4種類の彫刻技術

彫刻技術の種類
線刻

刀で直接線を彫り込む

浮彫

浅、中、深、に分けられる

透彫

直接透かし彫りを彫り込む

圓彫

立体彫り

明時代は浮彫、透彫が中心、掘り込みは浅い。広式家具は、圓彫、透彫が中心、掘り込みは中、深。
彫刻を施すため大きな木が使われるようになり、明式家具の簡潔性、合理性がデザインに合わなくなり、
清代家具は豪華だが鈍く重いものになった。
清朝期は主に紫檀木が使われ、その後紅木が使われるようになった。
中国の南方(雲南、広西、広東等)は良質の硬木の産地で、彫刻や象嵌(貝、磁器、大理石、景泰藍、等)技術、影木等を使い豪華さを重視した。
象嵌の外に漆を塗り、上から金で絵を描いたものも現れ、紅漆描金と黒漆描金の二種類がある。

京式家具

蘇広式家具を基礎に紫檀木を使った彫刻が多く施された豪華で大型な宮廷家具。
清朝時代、皇帝が家具の製作を重視し、皇宮に蘇広式家具の技術者を集め家具製作を行った。

晋式家具

中国内地の山西で作られた、清朝乾隆時代の工芸技術を使った明式家具の風格がある家具。核桃木(木目が綺麗で硬い木質)や楡木が使われており、現存している家具が多い。

寧波家具

表面に玉器の象嵌が施されているのが特徴。中国の漆器の歴史は5,000年以上あるといわれている。
熟漆…生漆(木から採取された漆)を加工したもの。
広東漆(国漆)…亜熱帯地域の広東に生育している漆。

彫漆家具

清時代、北京で誕生した家具に漆を厚く塗り彫刻を施した漆器家具。
黒色の彫漆を剔黒、紅色の彫漆を剔紅といい、蓋付きの入れ物にこの技術が使用されていることがある。
中国家具には、漆が塗られた家具と木目が見える家具の2種類ある。
中華民国時代、西洋家具が中国に入り中国家具に変化が現れた。
広東家具は西洋の影響を受けたが清代家具は中国家具の構造を持っている。

海派家具

中華民国時代、上海で誕生し、西洋の影響を受け作られた家具。
狭い部屋が作られるようになり、柚木や紅木(酸子木)が家具の製作に使われるようになった。
新式家具や模造家具も作られるようになった。

田舎家具

白木や銀杏木を使った家具。白木家具(塗装した白木)は北京で柴木家具と呼ばれている
中華民国以降、中国の骨董家具は姿を消した。

明代家具

明朝生産の家具。

明式家具

明朝と清朝初期生産の家具。

倣明式家具

以後の模倣品。

中国清代家具(清時代~1920年)について

清代家具とは

明のスタイルを受け継ぎ、様々な種類の木材、技術を使い装飾した家具。
西洋文化の影響を受け中国と西洋の二つのスタイルを混合した家具。

乾隆帝時代に入り、明式家具が消え、皇宮の要求に応えるため豪華なデザインの広式家具(広州製))が現われた。
明時代は室内が暗かった為、淡い色調の黄花梨木製家具が多く作られたが、清時代に入り紫檀製家具が作られるようになった。

歴史背景

明時代終わり頃から、伝道師が西洋の文化、宗教を中国に持ち込み、ルネッサンスの影響を受けた家具が作られるようになった。

明式家具の特徴

彫刻技術が家具の製作に使われるようになった

中国明代家具(明時代中期~清時代乾隆年間)について

明朝家具とは

宋時代の自然の木目の美しさを生かし、透かし彫刻や格子細工などの高度な技術を基礎にシンプルで均整のとれた家具のこと。

中国では、三時代(明、清、中華民国)それぞれに家具が現われ、中華民国時代までの家具は骨董家具に含まれる。
三時代の中でも特に、明時代の家具が一番成果が大きいと言われている。
それまでは主に蘇式家具(中国の趣、造型を重要視した美しい構造の古風で素朴な家具)が作られていたが、明代に入ると外国貿易が始まり、文人がデザインし東南アジアの木材を使った家具も作られるようになった。

歴史的背景による区別
明代家具

明時代(15~17世紀)に生産された代表的な家具

明式家具

康煕雍正時期(17~18世紀)に生産された家具

歴史背景

・鄭和(航海家で皇帝の子孫)が東南アジア一帯で貿易を始め、中国の香料や絹を輸出し高級木材(花梨木、紫檀木)を輸入し、これが中国明式家具の発展のきっかけと言われている。
・金属製造の技術が向上し木工具の技術も発達し優れた家具の製造が盛んになった。
・江蘇一帯に富豪が多くの木材や高級な家具を使った庭園式の邸宅を建てた。
・文人が家具の製作に参加するようになり、文化的価値が上がった。
・明時代永楽年間、皇宮が江南から北方に移ったが家具作りは江南地域で作り続けられた。
江南地域は工芸技術(刺繍、玉器、竹など)が盛んで、大倉一帯は鄭和が輸入木材の保管場所にしていた為、江蘇、江南一帯で多くの高級家具が作られた。
・江蘇一帯で作られた家具を蘇式家具と呼び、蘇式家具は運河を使って皇宮(北京)に運ばれた。

明式家具の特徴

硬木を磨いてロウを塗る制作方法が使われ、木目の美しさを重視するようになった。
明時代以前の家具は、修漆(軟木に漆が施した方法)の家具が作られていた。
線の美しさを重要視した、頑丈で耐久性が高い構造が安定した家具が作られた。
釘を使わない組木の技法が使用され技法の数は100以上あり、世界的にもその技術は高く評価された。
明代家具から使用目的に合った家具が作られるようになり、4種類(書斎家具、寝室家具、客間家具、閨房家具)に分類され、一対の家具も作り始められた。
明式家具以降、日本の象嵌工芸の技術が家具製作に使われるようになった。
デザインが正確で造型がゆったりしている。

中国骨董家具

中国家具の歴史

中国家具は、歴史は長く最も古い家具は三千年以上前と言われている。
骨董家具(明、清時代の家具を示す)。
国際的に評価が高い。

時代の特徴

元時代…家具の背が低く椅子がなかった
漢時代…漆仕上げの精巧な家具が作られる
南北朝時代…生活様式が床に座る生活から椅子に座る生活へと変わり高型家具が発展し始める
宋時代…丁寧な装飾と高度な技術を施した家具が作り始められる
明・清時代…芸術的な様式の家具が作り始められる

中国古銭の種類について

中国古銭の種類

・刀幣・布幣・円銭・貝貨
・半両銭・五銖銭私考・明刀・王莽銭・貨泉・大泉五十・古文銭・南宋銭

時代での分類

貝貨、銅製貝貨、骨製貝貨、石製貝貨、陶製貝貨、

戦国時代
君、各六銖、巽、金、斉明刀、斉大刀、尖首刀、明刀、円首刀、平肩弧足空首布、斜肩弧足空首布、聳肩空首布、尖足布、大陰、晋陽半、晋陽、茲氏半、茲氏、平匋、貝地、藺、
中都、平陽、安陽、襄垣、長子、安邑二釿、梁夸釿百尚寽、半両
秦時代

半両

漢時代

半両、八銖半両、四銖半両、楡莢半両、有郭半両、赤側五銖、三官五銖、宣帝五銖、
小五銖、後漢五銖、四出五銖

新時代

0
大泉五十、小泉直一、貨泉、貨布、餅貨泉、大布黄千、布泉、剪輪五銖、剪輪貨泉、剪輪大泉五十、えん環五銖

三国時代

蜀・・・直百五銖、直百、太平百銭、太平百金、太平金百、五銖、定平一百、定平一百
呉・・・大泉五百、大泉當千
東晋・・・五朱
成漢・・・漢興
北魏・・・永平五銖、永安五銖
宋・・・四銖
梁・・・五銖、五金
西魏・・・大統五銖
北斉・・・常平五銖
北周・・・永通萬国、五行大布、布泉
陳・・・太貨六銖、内郭五銖
亀茲・・・亀茲五銖、亀茲小銅銭、平当五銖

隋時代

五銖、置様五銖

唐時代

開元通宝(背無文、背上月、背下月、背左月)、乾元重宝(背重輪、当十銭、背無文、下月、上月)、順天元宝、大暦元宝、建中通宝、乾封泉宝、得壹元宝

五代十国時代

唐滅亡(907)~宋朝成立(960)・全国統一(979)の約70年間の時代と諸国。
五代…後梁、後唐、後晋、後漢、後周
十国…呉・楚、呉越、荊南、南唐、前蜀、閩、南漢、後蜀、北漢
その他…燕、岐など
◯五代時代
後晋…天福元宝
後漢…漢元通宝
後周…周元通宝
◯十国時代
楚…馬殷乾封泉宝
前蜀…通正元宝、天漢元宝、光天元宝、乾徳元宝、咸康元宝
南唐…唐国通宝、開元通宝、永通泉貨、大唐通宝、乾亨重宝、南唐開元通宝、
閩…開元通宝、永隆通宝
南漢…乾亨重宝、
燕…永安一百、永安一千、鉄貨布

宋時代

北宋…宋元通宝、太平通宝、淳化元宝、煕寧重宝、至道元宝、咸平元宝、景徳元宝、
祥符元宝、天橲通宝、元祐通宝、天聖元宝、明道元宝、景祐元宝、皇宋通宝、
慶暦重宝、至和元宝、嘉祐元宝、治平元宝、熈寧通宝、元豊通寳、紹聖通宝、
元符通宝、聖宋元宝、崇寧重宝、大観通宝、政和通宝、宣和通宝
南宋…建炎通宝、紹興元宝、隆興元宝、乾道元宝、淳熈元宝、紹熈通宝、慶元通宝、
嘉泰通宝、開禧通宝、嘉定通宝、嘉定之宝、嘉定興宝、嘉定至宝、嘉定永宝、
嘉定正宝、大宋元宝、紹定通宝、端平通宝、嘉熈通宝、淳祐元宝、皇宋元宝、
開慶通宝、景定元宝、咸淳元宝

遼時代

清寧通宝、咸雍通宝、大康通宝、大安元宝、寿昌元宝、乾統元宝

西夏時代

天盛元宝、乾祐元宝、皇建元宝

金時代

大定通宝、正隆元宝、正隆通宝、泰和重宝

元時代

至大通宝、至正通宝、大元通宝、

明時代

大中通宝、洪武通宝、永楽通宝、宣徳通宝、弘治通宝、嘉靖通宝、正徳通宝、大明通宝、隆慶通宝、萬暦通宝、秦昌通宝、天啓通宝、崇禎通宝、永昌通宝、大順通宝、興朝通宝、利用通宝、昭武通宝、洪化通宝、裕民通宝、弘光通宝、大明通宝、隆武通宝、永暦通宝、

清時代

天命銭、順治通宝、康熈通宝、雍正通宝、乾隆通宝、嘉慶通宝、道光通宝、咸豊通宝、
同治通宝、光緒通宝、宣統通宝、太平天国、回文銭、銅弊

中華民国

民国通宝、福建通宝、四川銅弊、開国記念弊、二十文銅弊、二十銅弊、五十文銅弊、
百文銅弊、貳百文銅弊
<鋳造局>
・康熈通宝の地方局
大同鎮局、福建省局、臨清鎮局、山東省局、南昌府局、武昌府局、薊鎮局、江蘇省局、
太原府局、宣化鎮局、湖南省局、河南省局、江寧府局、広東省局、浙江省局、章州府局、
雲南省局、陝西省局、桂林府局、台湾府局
・北京…戸部宝泉局、工部宝源局
・直隷省…薊鎮局、宝薊局、密雲鎮局、宝直局、宝徳局、宝津局、宝沽局
・山西省…太原府局、宝晋局、大同鎮局、陽和鎮局、宣府鎮局
・東三省…盛京局、宝奉局、宝吉局
・山東省…山東省局、宝東局、宝済局、臨清鎮局
・河南省…河南省局、宝河局
・陝西省…陝西省局、延綏鎮局、宝陝局
・甘粛省…鞏昌府局、宝鞏局、寧夏局、江寧府局
・雲南省…宝雲局
・福建省…宝福局
・江蘇省…宝蘇局
・淅江省…宝淅局
・四川省…宝川局
・江西省…宝昌局
・湖廣省…湖北宝武局
・広西省…宝桂局
・葉爾奇木局
・葉爾羌局
・和田局
・新疆紅銭…葉爾羌局、阿克蘇局、烏什局、伊犁局、普爾銭、宝伊局、宝迪局、克蘇局、葉庫車局、葉爾奇木局、

中国美術文物品とは??

文物品とは

文物品とは、下記の品物を指します。
堆朱、翡翠、玉、珊瑚、犀角、金瓶、銀瓶、鉄瓶、秦蔵六、象牙、鼻煙壷、麻雀牌、硯屏、紫砂、竹彫、鍍金仏、金銅仏、箪笥、如意、紅木、紫檀、黄花梨、青銅器、景泰藍

堆朱

彫漆 (素地に漆を塗り重ね、層を作り乾燥後文様を彫り表わした技法) の一つ。
中国では朱漆の層に文様を彫り表わしたものを「剔朱」または「剔紅」、黒漆の層のものを「剔黒」という。
日本では表面が朱色のものを「堆朱」、黒色のものを「堆黒」という。

翡翠

半透明の深緑色をした宝石。昔は玉(ぎょく)とも呼んでいた。
鉱物学では硬玉と軟玉に分類され別の鉱物とされているが見た目では区別がしにくい。
硬玉…宝石としてみなされている。
軟玉…中国で安く販売されている翡翠の大半が軟玉で、中国以外の国では宝石とはみなされていない。
しかし、羊脂玉と呼ばれる最上質(白い透明感があるもの)のものは硬玉より価値が高いとされている。

歴史の始まりは新石器時代で清朝時代まで多様な実用的な器が作られた。
鈎雲形龍玉飾、龍形玉器、玉錐形器、勾形玉器、玉蝉

犀角

紀元前、中国ではサイの皮で鎧等を作っていたと言われている。
唐時代以降、中国周辺でサイの姿がなくなった為、貴重になった。
当時、犀角の装飾品が流行り、皇帝らはかんざしを飾り、役人は腰に装飾した帯を締めていた。
現在、ワシントン条約により犀角の売買が禁止されている為、犀角を使った骨董品は貴重になっている。
有名な骨董品…犀角杯
犀角は骨董品以外にも漢方薬(鎮静、解熱、解毒)として使われている。

秦蔵六

幕末~明治時代の鋳金家。江戸時代末、初代蔵六(米蔵)が龍文堂で鋳金の技術を学び独立、現在は六代目である。
代表作に「鼎形花瓶」。
蝋型鋳造を得意とし中国古銅器の模作で知られた。
古代中国の青銅器の意匠を写した溌蝋鋳造法による青銅器が特徴で、ところどころに金箔を張った作品が多く見られる。
孝明天皇の御印、徳川慶喜の金印、明治天皇御璽、国璽などを鋳造した。
代表的な技法は鋳金で蝋型(一つの型から一作品しか作れない手間がかかる技法)

鼻煙壷

嗅ぎ煙草を入れておくための高さ数cm程の小さい容器で中に匙が付いている喫煙具。
素材は玉、象牙、ガラス、瑪瑙、金、銀、陶器など様々。
中国では清時代に流行し、日用品以外に美術品としても収集されることもあった。
嗅ぎ煙草は、明時代にイタリアから中国に伝わり、上流階級を中心に流行った。
鼻煙箱に入れていたが、湿気の高い中国の気候から守る為に密封度が高い壷状の容器が考えられた。
最初は薬用のガラス小瓶を使っていたが、清時代以後、携帯用の容器から芸術性の高いものに変わったと言われている。
官料鼻煙壺…北京の宮廷内に鼻煙壺専門工房が置かれ、そこで作られる皇帝の鼻煙壺。
素材は白磁陶器、硝子、エナメル、象牙、金属類(金、銀、錫)、貴石(玉、瑪瑙など)など
外交の手土産品としても使われ、ヨーロッパに渡った鼻煙壺はアール・デコ様式に影響を与えた要因の一つと言われている。

硯屏

硯からほこりやちり等を防ぐ為硯の側に置く小さな衝立。
紫砂
江蘇省宜興市丁蜀鎮一帯で採れる陶器用の土
紫砂泥(採掘された原料)には3種類(紫泥、紅泥、緑泥)あり、一般的に「富貴土」と呼ばれ
ている。
他に烏泥、白泥、黄泥などがあり、江蘇省宜興市で採れる為「宜興紫砂」とも呼ばれてき
た。
紫砂の茶壷で淹れたお茶は香り、色がよく出ると言われている。
宜興紫砂の茶壺が高額な理由の1つは、黄龍山での紫砂泥の採掘が現在停止されており、
市場に流れている黄龍山産の紫砂泥は採掘停止前から貯蔵していた陶芸職人のものと言わ
れている。

竹彫

竹製品に模様や文字を刻んだり、彫ったり削ったりして作る置物。
六朝時代から始まり、唐時代に広まり、明、清時代に流行した。
実用品(壺、文房具、楽器、器、箱など)と飾り物(動物、人物、植物などをモチーフにした
彫刻品)の2種類に分類される。
現存するほとんどの竹彫作品は明朝、清朝時代に作られたものである。
その時代の竹彫品は線香立て、筆入れ、飾り物は大量に作られ、数多く残っている。
しかし、清朝後期の竹彫作品は制作スタイルが単調で、種類は多かったが大半は扇子の骨
組などに使われた。
中国は世界でいち早く竹製品を使った国で、竹彫は長い歴史を持つ中国の伝統的な芸術に
なっている。
彫り方の方法には浮き彫り、透彫り、留青などがある。
<流派>
嘉定派…四角形の中に人物、鳥獣、山水、楼閣などを刻み、浅い彫刻技法を使った中国の
竹彫の中で重要な位置にある。
金陵派…嘉定派より素朴、竹の板に文字を刻んだり、竹の根の彫刻をしたものが多い。

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