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骨董品
2019/06/14

奥出寿泉【工芸作家/漆芸】

奥出寿泉(おくでじゅせん)

 

奥出寿泉(本名:奥出治郎)は

 

1916年2月に石川県小松市で生まれました。

 

1896年から100年もの歳月を生き、

 

漆芸作家として活躍した

 

同じ石川県出身の松田権六の作品創りにおいて

 

きゅう漆という作業を担当していた事でも

 

知られています。

 

一方で奥出寿泉自身の作品に多く見られるのは

 

蓋物や盆、鉢と言ったもので、乾漆での輪花形や

 

梅花形(ばいかがた)などが代表的な技法です。

 

また朱塗りも得意としています。

 

このように自身の作品制作を行っているなかで

 

奥出が松田権六作品のきゅう漆で有名なのは、

 

他と比較しても厚塗りをしながら、

 

かつ非常に軽量と言う所から来ている

 

と考えられます。

 

これらの技術が認められたことで

 

日本工芸会正会員にも選ばれ、乾漆香盆や

 

乾漆桔梗盛器などの作品を

 

1973年まで残しました。

 

 

 

■小松市について

 

小松市は石川県の南部に位置します。

 

交通手段の要として発達し、

 

その為多くの文化や産業が生まれました。

 

九谷焼や縮緬、綸子も金沢市を代表する産業です。

 

尾小屋鉱山資料館や

 

仏像がひしめき合うハニベ巌窟院、

 

加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森があるなど

 

文化色に溢れています。

 

 

 

■代表的な技法

 

・きゅう漆について

 

木材や布、和紙などの素地に上塗りをしてから

 

仕上げも行う基本的な技法のことです。

 

なお松田権六は「うるしの神様」と呼ばれ

 

数多くの古来からの技法を

 

現代に復活させた事で知られています。

 

・乾漆

 

木や土、石膏と言った型の上から麻布を

 

うるしを使って幾重にも貼る技法の事です。

 

・朱色

 

木材が腐る事を防止する為も兼ねた

 

水銀で塗ったものです。

 

 

 

■日本工芸会

 

文化財保護の為に文化庁が設立。

 

総勢2700人もの工芸作家が存在し

 

様々な展示企画を行っています。

 

 

 

■戦後に活躍した奥出寿泉

 

産業的に優れている小松市の中において

 

奥出寿泉は、特に作家として強い興味を

 

示しているわけではなかったようですが

 

京都の山岸表寿から教えを受けたのが

 

奥出寿泉の基礎技術の根底にあるようです。

 

戦争に一旦は駆り出されるものの、

 

第17回日本伝統工芸展NHK会長賞や

 

第18回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞を

 

受賞しているなど、戦争終了後の日本において

 

華々しく活躍しました。

 

 

 

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