お役立ち情報
掛け軸・絵画
2018/08/02

村井正誠【画家】

主に昭和から平成にかけて画家として活躍しました。

 

日本で洋画を学んだ後

 

文化の先駆けともいえるフランスへ渡り新たな刺激を得

 

帰国後はモダンアート協会の創立者となっています。

 

村井正誠の抽象画作品は輪郭が単純化され

 

平面的でありながらも

 

しっかりと彩られた画面が特徴的で

 

独特の雰囲気が感じられます。

 

 

 

ここではその村井正誠の生涯をご紹介します。

 

村井正誠(むらいまさなり)

 

 

村井正誠は明治38年に岐阜県で生まれ

 

医師であった父の転勤に伴い

 

和歌山県で育っています。

 

やがて上京して医学校と美術学校を受験するも

 

両方不合格となってしまい

 

川端画学校に通ったのち

 

文化学院大学部の

 

美術科第一期生として入学しました。

 

学生時代には二科展への出品

 

そして後に、共にモダンアート協会の会員となった

 

矢橋六郎や山口薫と親交を深めます。

 

 

文化学院大学部を23歳で卒業すると

 

村井はそのままフランスへ渡り

 

アンデパンダン展に2回出品しました。

 

このフランス滞在中に抽象絵画に出会い

 

大きな刺激を受けた村井は

 

それまで敬慕していた

 

ルノワールからは時代が進んでいること

 

そしてイタリアや南仏への旅行で触れた

 

エトルスクやビザンチンの原始美術に強い興味を持ち

 

自身の作品にその風潮を活かしていくようになります。

 

 

 

昭和7年に帰国した後は、自身初めての個展や

 

矢橋六郎、山口薫らと共に

 

自由美術家協会を創始するなど

 

フランス滞在中に得た新たな美術潮流を

 

日本で広めていきました。

 

その後は文化学院大学の講師や

 

モダンアート協会の結成

 

武蔵野美術学校の西洋画講師から

 

名誉教授などを務めます。

 

また、その間にも自身の作品の制作活動を進め

 

現代日本美術展での最優秀賞や

 

東京国際版画ビエンナーレの

 

文部大臣賞を受賞しました。

 

 

 

平成11年に亡くなった村井正誠ですが

 

平成に入ってからも世田谷区文化功労者や中村彝賞

 

中日文化賞を受賞し、日本の近代絵画の中でも

 

抽象画を制作した先駆者として

 

高い評価を得ています。

 

 

 

一覧に戻る

このカテゴリの最近のお役立ち情報

片づけ始める前にご相談ください

賢い遺品整理・蔵整理

眠っている品物に思わぬ価値がある場合があります。

遺品整理業者・リサイクル業者は、骨董美術品類に高額をつけることはできません。

さらに処分費もかかります。無料査定・買取で賢い遺品整理・蔵整理をお勧めいたします。

  • KURAYAにご相談ください

    • どのように物が売れるのか知りたい
    • 骨董品などの遺品整理に困っている

    買取専門店KURAYAは,骨董品,金・プラチナ、ブランド品、ブランド時計、ダイヤモンド、切手、古銭、勲章、日本刀・鎧兜、掛け軸・絵画、版画、おもちゃ・ノベルティ、 高級食器、珊瑚、翡翠・鼈甲・琥珀、カメラ、鉄道模型,、着物・小物、鉄瓶・茶道具 ,墨・書道具など確かな目で高額買取いたします。

    買取専門店くらやは、新しいもの・古いもの、どんなお品も対象に鑑定する買取専門店としてオープンいたしました。貴金属・ブランド品買取をはじめとし、 古物・切手の買取・骨董品の買取に力をいれております。 ご自宅に眠っている貴金属・ブランド品・骨董品などはございませんか?古物・貴金属・ブランド品などを整理したい方、 現金が必要な方、お引越しで荷物を整理したい方、遺品整理、古い蔵を取り壊して中身を処分したい方など、様々なお客様からご利用いただいております。

査定・買取依頼する
簡易WEB査定