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骨董品
2018/06/14

濱田庄司【人間国宝/民芸陶器】

濱田庄司(はまだしょうじ)

 

濱田庄司は近現代の日本を代表する陶芸家です。

 

柳宗悦、富本憲吉、バーナード・リーチなどの

 

陶芸家から指導を受け、

 

数多くの名作を作り上げていきました。

 

彼の作品は、シンプルな造形と大胆に施された

 

釉薬の模様が特徴的であり

 

1955年には第一回の人間国宝にも選ばれました。

 

 

また、濱田庄司といえば、民芸運動でも有名です。

 

日用品の中に美しさを見つけようとする

 

「用の美」を見出し

 

活用していこうという運動は大きな反響をよびました。

 

ここでは、そんな濱田庄司の生涯と

 

作風について紹介します。

 

 

濱田庄司とは

 

濱田庄司は1894年に東京で生まれました。

 

陶芸家の道を志したのは中学校に入学してからです。

 

高校は陶芸について学べる

 

東京高等工業学校窯業科に進み

 

その後京都の陶磁器試験場に入所して

 

陶芸家として第一歩を踏み出しました。

 

また、このころに濱田は陶芸家の巨匠ともいえる

 

柳宗悦、富本憲吉、バーナード・リーチと出会い

 

陶芸家として成長していったのでした。

 

 

1920年からはバーナード・リーチの帰国に同行し、

 

イングランドで窯を開きます。

 

濱田庄司はロンドンなどでも個展を開くなど

 

海外でも高い評価を受けていました。

 

日本に帰国後は、沖縄で壺屋焼を学んだ後、

 

栃木県の益子市に腰を据えます。

 

また、益子に移ってからは柳宗悦や河井寛次郎らと

 

民芸運動を始め,日本の工芸会にも

 

大きな影響を与えた一人になりました。

 

濱田庄司は1955年に人間国宝に認定され、

 

1968年には文化勲章を授かり

 

日本を代表する陶芸家としてその名を刻んでいます。

 

 

濱田庄司の作品の特徴

 

濱田庄司は赤絵や流掛、

 

塩釉などの技法を得意としました。

 

塩釉は最高温時に食塩を窯の上部から投入し

 

食塩のナトリウムと陶土のケイ酸が融合させる技法で、

 

塩が作品に焼ついてガラス模様になる面白い技法です。

 

これ以外にも、沖縄で身に付けた黍文(きびもん)

 

という独特な模様を施した作品なども作っており

 

作品作りにおいて様々な引出しを持った陶芸家でした。

 

 

代表作

 

塩釉を施した作品では

 

「塩釉押文花瓶」などが有名です。

 

美しいツヤと色合いが特徴的な花瓶です。

 

また、青釉押文十字掛角皿や白釉黒流描鉢、

 

飴釉地掛筒描楕円皿など、

 

様々な釉薬を駆使した多彩な作品も

 

数多く手がけてきました。

 

濱田庄司の作る作品はどれも力強さがあり、

 

見る者の目を引くものばかりです。

 

 

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