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骨董品
2018/11/22

中臺瑞真【人間国宝/木工芸】

中臺瑞真(なかだいずいしん)

 

中臺瑞真は19128月に

 

千葉県千葉市にて生まれました。

 

14歳のとき、祖父が大工をしていた事がきっかけで

 

江戸指物の最後の桑樹匠と言われた

 

竹内不山に弟子入りを果たします。

 

この竹内不山は、

 

軟木による指物作りの技法に優れていた事で

 

よく知られていました。

 

しかし中臺瑞真自身は将来設計に不安を覚え

 

竹内不山から独立を果たした後、

 

木材をノミやカンナなどでくり抜く刳物作りを

 

独学で始めます。

 

桐による刳物作りに方向を転換した中臺瑞真は、

 

51歳のときに第10回日本伝統工芸展で

 

激励賞を受賞しました。

 

これらの功績により1984年、72歳のときに

 

人間国宝に認定されています。

 

代表作には拭漆二十弁菱形喰籠や桑料紙箪笥、

 

厨司形三宝棚などがあります。

 

 

 

特徴

 

中臺瑞真の作品の大きな特徴のひとつに、

 

桐を使っているという点があります。

 

きっかけは落選を続けていた頃から

 

桐による作品作りに注目してきた事でした。

 

桐は軟木の中でも特に柔らかいと言われていますが

 

その分加工を施すことが難しく、

 

中臺瑞真自身もそれをものにするために

 

努力をしてきました。

 

また中臺は、桐の中でも

 

会津桐と南部桐を多く使っています。

 

会津桐は年輪が全面に現れた木目と光沢が美しく

 

銀色に輝くとまで言われています。

 

また南部桐はきめ細かい正目が特徴と言われ

 

それら桐の上質さと下絵を行わない自由な創作が

 

氏の作品の魅力へと繋がっています。

 

 

 

技法

 

■刳物(くりもの)

 

釘や接着剤を用いない板を組み合わせる指物や

 

薄板を曲げる曲物など様々な木工芸があります。

 

刳物はその中でも古来からあり

 

木をくり抜くのに多大な体力と

 

忍耐力が求められます。

 

■桐

 

元々は中国大陸から広まったもので

 

飛鳥時代に植樹され、

 

自然に生えたものではないため

 

安定して伐採する事が可能です。

 

そのため現在でも植樹され続けています。

 

丈夫で火や水にも強く

 

江戸時代に大火が起きても

 

桐の箪笥の中身は守られてきた

 

と伝えられています。

 

 

 

作品作りを楽しんだ中臺瑞真

 

竹内不山に教わっていた指物から独学で刳物を作り

 

何度も出展し落選し続け、

 

それでも難易度の高い材質である

 

桐を使い続けてきた中臺瑞真は、

 

傍から見れば苦労をしてきたように感じます。

 

しかし次女の中臺憲子は

 

「父は仕事場にいれば、

 

楽しんでいる素の自分に戻れた」と語ります。

 

苦労に思える作品作りを行い続けてきたのは

 

中臺瑞真自身がやはり物を作ることが

 

好きだったからと言う事が伺えます。

 

 

 

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