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骨董品
2018/10/18

秋山逸生【人間国宝/木象嵌】

秋山逸生(あきやまいっせい)

 

木工芸家の秋山逸生は

 

1901年に東京都に生まれました。

 

10代の頃から芝山象嵌師の島田逸山に師事し

 

芝山象嵌技術を習得します。

 

また、兄である秋山聴古から木画技法、

 

彫金師の桂光春にも学び、21歳の時に

 

島田と一緒に千葉県市川市に移住しました。

 

1949年に千葉県美術展覧会に出品した

 

「透輪文象嵌箱」が千葉県教育賞を受賞すると

 

その後も受賞を重ね、69歳の時には

 

千葉県指定無形文化財保持者に認定されています。

 

そして1987年、86歳の時に木象嵌の分野で

 

重要無形文化財保持者に認定されました。

 

また、同年、紺綬褒章を受章しています。

 

 

 

秋山逸生の作品の特徴と技法

 

秋山逸生の作品には、

 

芝山象嵌技術が多用されています。

 

江戸時代の後期に

 

上総国芝山村(現千葉県山武郡芝山町)出身の

 

大野専蔵により考案されました。

 

芝山細工は漆工芸の一つで象牙や紫檀の素地に

 

牙や角、サンゴ、鼈甲、翡翠、螺鈿などを装飾し

 

文様を作り出す技法です。

 

象嵌とは象り(かたどり)、嵌める(はめる)の意味で

 

木工芸の技法の一つです。

 

その技法は正倉院の宝物などにも多く使われています。

 

秋山逸生の作品の特徴は、紫檀、黒檀、欅などの

 

木地に象嵌装飾を施す技法を用いる作品で、

 

とても繊細で華やかな作風を得意としています。

 

 

 

秋山逸生の評価される所以

 

秋山逸生は、木象嵌の分野では初めての

 

人間国宝の認定者になりました。

 

奈良時代の木画の技法を用い、貝や象牙、

 

さらに金、銀、赤銅などを用いたその作品は

 

近世の精緻な木象嵌技法に古典的な木画の技法を加え

 

その技法を高め確立させたものです。

 

さらに、金などの金属を用いた木象嵌なども創案し

 

独創的な世界観を創りだしました。

 

今日、芝山象嵌の技法を伝承する者は極めて少なく

 

秋山逸生の作品は伝統の美と独自の技術を兼ね備えた

 

貴重なものと言えます。

 

 

 

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