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井上萬二【人間国宝/白磁】

井上萬二(いのうえまんじ)

 

1929年佐賀県西松浦郡で生まれた陶芸家井上萬二は

 

窯元を営んでいた父の勧めにより10代の頃から

 

13代目酒井田柿右衛門の元で働きました。

 

後に、奥川柿右衛門の門下生となって

 

白磁や轆轤の技法を習得していきます。

 

酒井田柿右衛門の窯を出た後は

 

有田窯業試験場の技官として従事しましたが

 

その間も独自の釉薬、意匠などの

 

研究を続けていきました。

 

 

1969年には、ペンシルバニア州立大学で

 

有田焼の講師として従事し

 

そのほかドイツで個展を開催したり

 

モナコ王国でも展覧会に出品するなど

 

海外でも精力的に活動しました。

 

また、日本国内では1987年に日本伝統的工芸展で

 

通産大臣賞を受賞

 

1995年には白磁の分野で

 

重要無形文化財保持者に認定されました。

 

そして2年後、68歳の時には

 

紫綬褒章を受賞しています。

 

 

 

【井上萬二の作品の特徴と技法】

 

井上萬二の「白磁」作品の特徴は

 

その形の美しさに象徴され

 

本人も「形そのものが美しさ」と捉えていました。

 

特に「白磁」は端正に作り上げることが一番難しく

 

井上自身もそのことを深く痛感していました。

 

単純な形ほどその人柄が出てくるもので

 

陶芸家の生き方や陶芸に対する魂のようなものが

 

試されると認識していたのです。

 

座右の銘には「名陶無雑」という言葉をかかげ

 

雑念のない作品の完成を心がけたことで

 

その作品は過度に装飾されておらず

 

端正な形をしたものが多く見られます。

 

 

また、一般的に釉薬は、粘土や灰を水に入れ

 

懸濁させたものが使われることが多いのですが

 

ガラス質のような陶磁器の表面の美しさを引き出す為の

 

釉薬の研究には特に力を入れていました。

 

 

このように井上の作品は、作品の基調を決める陶磁器の

 

表面のうわぐすりである釉薬や磁器の成形にこだわり

 

伝統的な技法を大切にしてその「白磁」が

 

本来持つ美しさを見事に引き出しています。

 

 

 

【井上萬二の評価される所以とは】

 

その無駄のない、極限までそぎ落とした

 

シンプルな「白磁」の形の美しさを追求している部分が

 

井上萬二の評価されるところでしょう。

 

「白磁丸型壺」に見られるような

 

大きく丸い形を成形するのには

 

実は相当な技術の修練を要します。

 

雑念を取り払い自己を厳しく突き詰めた

 

井上萬二がゆえに造詣できる名器と言えるでしょう。

 

 

また井上萬二は、海外でも高く評価されています。

 

海外展を積極的に行い日本の美を広める為に尽力をし

 

後進の育成にも力を尽くしています。

 

そのような地道な活動と陶磁器に対する真摯な姿が

 

強く人々の心を掴んでいるのでしょう。

 

 

 

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