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伝統こけしの種類(系統)について

こけしとは

文化文政の頃(江戸時代)から、東北地方の温泉地を中心に発達した轆轤挽きの木製人形玩具のことをこけしと言います。
こけしを作り出したのは文化文政時代、遠刈田の新地(宮城県)の木地師が始まりで、次いで鳴子(宮城県)、20年後に弥冶郎(宮城県)で作られるようになったと言われています。
新地や鳴子の木地師が東北各地の温泉地中心に技術を伝え、明治20年代にこけしが温泉地の土産として定着したと言われています。
おもちゃとしてこけしの最盛期は江戸時代末期から明治末期と言われています。
大正時代に新興玩具に押され衰退しましたが、この頃からこけし収集家が現れ、鑑賞用として命脈を保つことが出来たそうです。
津軽こけしの発生は遅く大正末期に作られるようになったそうです。
戦前には当て字による漢字表記がありました。(木芥子、木削子、木牌子、木形子など)
1939年に開催された全国こけし大会をきっかけに仮名書きの「こけし」という用語がもちいられるようになったそうです。

こけしの種類(系統)

伝統こけしと創作こけしがあります。

◯伝統こけし

土湯系

頭頂部に黒い蛇の目のロクロ線を描くのが特徴で、鬘と前髪の間に赤い模様(カセ)があります。
胴は細くロクロ線と呼ばれる縞模様の組み合わせをしたものが多く、この線の間に花模様をあしらったものもあります。
代表的な作家…阿部新次郎、阿部治助、佐久間浅之助、岩本芳蔵、佐久間虎吉、瀬谷重治、渡辺喜平など

弥治郎系

頭頂部はベレー帽をかぶったような輪を描くのが特徴で、ロクロ線の下に2・3色の飾りが
描かれるものなどもあります。
胴は太いロクロ線と簡単な襟や袖の手書き模様を描き、花・蝶などもあります。
代表的な作家…佐藤春二、新山久治、新山慶志、井上ゆき子、佐藤喜一、佐藤正、高橋精助

遠刈田系

頭部は比較的大きく、頭頂部に赤い放射状の飾りを描くものと黒いおかっぱ頭のものがあります。額から頬にかけて八の字状の赤い飾りを描きます。
胴は手書きの花模様で重ね菊や梅など華麗な印象が特徴で、まれに木目模様などもあります。
代表的な作家…佐藤英太郎、佐藤円吉、佐藤広喜、佐藤丑蔵、佐藤三蔵、佐藤治平、佐藤豊冶、佐藤直助、佐藤文吉、佐藤文男、佐藤良輔

蔵王高湯系

遠刈田系と同じような頭頂部に赤い放射状の飾りを描くものと黒いおかっぱ頭のものがあります。
胴は太く直胴のものや下の方が太いものがあり、模様は重ね菊が主で他に桜やいろいろな植物を描くものもあります。
代表的な作家…阿部進矢、阿部常吉、岡崎幾雄、岡崎栄治郎、岡崎久太郎、岡崎長次郎、斎藤源吉

山形作並系

他の系統とは違い山形・仙台という都市生まれのものをいいます。
頭頂部に赤い飾りを描き、胴は初期に比べてだいぶ太くなっています。
模様は作並では菊、山形では梅が描かれ、上下のロクロ線の間に菊模様が描かれています。
代表的な作家…小林栄蔵、小林清次郎、小林吉太郎、高橋胞吉、平貫謙蔵

鳴子系

首を回すとキイキイ、キュッキュッと音が鳴り、首が回るのが特徴です。
胴は中程が細く安定感のある形をしており、模様は菊や楓が重ねて描かれていることが多く、御所人形の様な髪飾りが特徴でその描彩は「水引き手」とも呼ばれます。
代表的な作家…大沼岩蔵、大沼希三、大沼俊春、伊藤護、佐藤乗太郎、桜井昭二、高橋正吾、中鉢新吾、宮本永吉

肘折系

頭部は遠刈田系と同じような頭頂部に赤い放射状の飾りを描くものと黒いおかっぱ頭のものがあります。
胴は太く直胴又は下の方が太く、模様は重ね菊が多く石竹などのものもあります。
代表的な作家…阿部常吉、奥山喜代治、奥山庫治、斎藤伊之助、佐藤巳之助、佐藤昭一、佐藤重之助

木地山系

頭部は大きい前髪と赤い飾りを描き、後頭部に「つん毛」と言われる髪を描くこともあります。頭と胴が繋がっていて素朴なこけしです。
胴は菊模様や梅の花の前垂れ模様が有名で、着物模様などが描かれたものも多いです。
代表的な作家…小椋久太郎、阿部平四郎、小椋米吉、小野寺正徳、佐藤秀一

南部系

花巻を中心に先人の煤孫家や佐々木家などの木地師によって無彩のキナキナ形式で作られ、
その後鳴子系、遠刈田系などの影響を受け描彩されるようになり、形状のおもしろいこけしが作られるようになりました。
頭部はグラグラ動くようにゆるいはめ込みになっており比較的小さいこけしです。
代表的な作家…藤原政五郎、煤孫実太郎、佐々木覚平、照井音治、佐藤英吉

津軽系

作り付け方式(1本の木から頭と胴体を作る)で作られ、頭は小さめでおかっぱ頭のこけしが多いです。
胴はロクロ模様、津軽藩家紋の牡丹模様、ねぶた絵(ダルマ絵)、アイヌ模様、唐草模様、
帯、草花などが描かれているのが特徴です。
代表的な作家…盛秀太郎、斎藤幸兵衛、笹森淳一、佐藤伊太郎、村井福太郎、三上文蔵、盛美津雄

創作こけし

戦後、作家の自由な発想と独自の技法を用いて制作されたこけしで、焼き、彫る等の技法を用いたものもあります。
代表的な作家・・・山中三平、石原日出男、関口東亜、志藤尚山

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